永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

2019-01-01から1年間の記事一覧

わたしは誰か?-真我探究の道(15)

前回の記事で、「神は、人間が予想だにしない形で実在する」と書きましたが、そのことが明らかになったのは、ナーナ先生の恩寵の御力、シャクティ・プラーナのお陰によるものであることも、以前の記事で書きました。 通常、私たち人間の意識には、目覚めてい…

わたしは誰か?-真我探究の道(14)

これまでの記事にも書きましたが、クンダリニー・シャクティが、初めて目覚めた後は、目には見えない存在である「神」を、実在感を持った存在として感じるようになり、神の存在そのものは、わたしの中では、揺るぎない事実となりましたが、しかし、それでも…

わたしは誰か?-真我探究の道(13)

前回までの3回に渡り、「明け渡し」(バクティ=神への献身)とはどのようなものなのか?について、シュリー・ラマナ・マハルシの御言葉をご紹介しましたが、ここで、今一度、「明け渡し」の基本事項を再確認したいと思います。 まず、誰に何を「明け渡す」…

わたしは誰か?-真我探究の道(12)

ナーナ先生のお力のお陰で、プラナーナの恩寵に与ることで、超自然的な体験が起き、その体験により明らかになったことがあります。 それは、いままで主役の座に居座り、すべての行為、思考、感情の司令塔であり、この世を体験する主権を握っていると思い込ん…

わたしは誰か?-真我探究の道(11)

これまでの記事で、わたしにとってナーナ先生は、わたしの中で真我を明らかにして下さった真のグル(師)であると書きましたが、今回は、ナーナ先生のお力により明らかになったことを、少し丁寧に言葉で描写してみようと思います。 (それは、真我そのもので…

わたしは誰か?-真我探究の道(10)

前回、数十年前に起きたクンダリニーが目覚めた体験について書きましたが、その前後に、夢を見ているかのような不思議な体験が次々と起こりました。 それまで、スピリチュアルな本や情報に触れたことが無く、読んだ本は、文学や科学、心理学などで、宗教とも…

わたしは誰か?-真我探究の道(9)

以前の記事「わたしは誰か?-真我探究の道(5)」で述べた通り、ナーナ先生から発せられるシャクティ・プラーナに初めて触れた瞬間に、自己の本性を覆っていた「無知」というヴェールが剥がれて、その時初めて、「ソレ」を識ることになったのですが、その…

わたしは誰か?-真我探究の道(8)

前回まで3回に渡り、「グル」(師)について、シュリ・ラマナ・マハルシの御言葉をご紹介することにより、「グル」(師)とはどのような存在か?また、その役割や働きなどについて理解を深めてきました。 釈迦やイエス・キリストやその他多くの「聖人」と言…

わたしは誰か?-真我探究の道(7)

前回と前々回の記事で、シュリ・ラマナ・マハルシとスワミ・ヴィヴェーカーナンダの遺されたお言葉をご紹介して、ライオン(真我)でいらっしゃるグル(導師)により、私たちヒツジライオン(真我であることをすっかり忘れている人間)も、実はヒツジ(人間…

わたしは誰か?-真我探究の道(6)

前回の記事では、五年ほど前のナーナ先生の恩寵のエネルギー、シャクティ・プラーナによって突然起きた真理の一瞥体験について書きましたが、それがどうして起きたのか?について、しばらく経ってから知ることになりました。 その理解を言葉にしたものを、2…

わたしは誰か?-真我探究の道(5)

これまで数回に渡り、わたしたちを含むすべての存在の本性である真我(アートマン)を知らずに、一人の人間として生きているわたしたちが、己の真の本性についての理解を深めるために、シュリ・ラマナ・マハルシの遺された御言葉から、そのヒントとなる部分…