2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
ここ数回に渡り、スワミ・シヴァナンダによるヨーガ的な視点から見た「人間」についての考察をご紹介しています。 これまでは、多次元的な視点から見た「人間」についてご紹介しましたが、今回は、この二元世界における生物学的、進化論的な視点から見た「人…
前回の記事では、「願望が、人間をこの世(地球)に縛りつけている一番の要因であり、己の中にある「神性」を悟ることを妨げている最も大きな障壁である」という主旨のスワミ・シヴァナンダの御言葉をご紹介しました。 何かを得たい、何かを達成したいという…
これまでの記事で、”「神性」こそが、私たち人間の真の本質、本性である”と書きましたが、このことに気づいている人達は、まだ極僅かであり、「人間」と「神」の間には、大きな分離や隔たりがあるというのが、一般的な感覚でしょう。 「人間」は被造物であっ…
前回の記事では、「人間」は、身体、心(マインド)、霊(魂)の「三位一体」であるとご紹介しましたが、身体と心(マインド)は、自我意識で簡単に把握できますが、霊(魂)となると、その実体を掴んでいる人は、かなり少ないと言えるでしょう。 ヨーガに卓…
今回から数回に渡り、「人間」をテーマに、ヨーガ的な観点からの「人間像」をご紹介したいと思います。 私たちは、「人間」、生物学的な分類では、ホモ・サピエンス(知恵のある人の意)であり、生物学的に言うと、『直立二足歩行によって、ヒトは体躯に対し…
己の内奥に内在している「真の自己」であるアートマンを悟る(実現する)ことは、私たち一般人にとっては、そう簡単なことではないとは言え、不可能という訳でもありません。(その一つの良いお手本として、ナーナ先生がいて下さいます) 個人個人の「意識の…
「ヨーガ」について、スワミ・シヴァナンダの「Bliss Divine]」から抜粋してご紹介していますが、その中で、『神を悟るための四つの主な道は、カルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ラージャ・ヨーガ、ジニャーナ・ヨーガである』ことを、前回までの記事でご紹…
前回の記事では、神を悟る(体験する)ための主な道(ヨーガ)として、カルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、ジュナーナ・ヨーガをご紹介しました。 これらのヨーガを通して、私たちが、真の自己として、私たち人間の内奥に内在していらっしゃる実在としての「…
前回から、「ヨーガ」についてご紹介していますが、 私たちが「ヨーガ」と聞くと、先ず、ハタ・ヨーガの行法である「アーサナ」(体位坐法・ポーズ)やプラーナヤーマ(調気法)を思い浮かべる人が多いと思われます。 しかし、ここでは、「ヨーガ」の本来の…