永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の至福と自己実現(Self-Realization)(11)

今回のテーマは、前回に引き続き、「ヨーガ」についてです。 今ある地球上のあらゆる宗教、あらゆる思想体系、あらゆる修行体系の中で、「ヨーガ」のように、至高の一者である「神との合一」をその主目的にしているものはない、と言えるでしょう。 その主目…

永遠の至福と自己実現(Self-Realization)(10)

近年、健康や美容のために、ヨーガをする人たちが増えています。 確かに、ヨーガには、心身の健全さを促進する効果や、それによってもたらされる(健康)美への効果は大きいと言えます。 この場合のヨーガとは、主にアーサナ(坐方)やプラーナヤーマ(調気…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(9)

前回の記事の続きです。 「わたし」という幻想(非実在)が消えた時、同時に、「この世」という幻想(非実在)も消滅します。 しかし、それでも尚、すべてが無くなってしまう訳ではなく、「在る」(真の実在)は、在ります。 この「在る」は、直覚智でのみ識…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(8)

前回の記事では、 この世を認識しているマインド(心)の働きによって、五感を通して認識するこの世の全てが、形と名前をもった存在として、マインド(心)に投影され、この物質界の存在すべてが、まるで実在しているかのような認識が、マインド(心)に生じ…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(7)

前回の記事で書きましたが、 一元の世界を、あたかも二元の世界のように錯覚しているのは、ヨーガの世界では、マーヤという神の惑わしの力が働いているからである、と表現していますが、このような錯覚(とも言える現象)が起きてしまう原因は、私たち人間に…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(6)

これまでの記事で、「人の本性は、アートマンであり、ブラフマンである」ということを書きましたが、たとえ、それが体験を伴わない知識のみの理解であっても、このことを否定感なく理解することは、それほど難しくはないでしょう。 「私は、~である」という…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(5)

ヨーガでは、瞑想中の意識状態をいくつかの段階に分けていますが、ラージャ・ヨーガ、アシュタンガ・ヨーガでは、瞑想中の意識状態をヨーガ修行の中における第五段階目のプラティヤーハーラ(感覚の制御)、第六段階目のダーラナ(集中)、第七段階目のディ…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(4)

前回の記事でご紹介しましたスワミ・シヴァナンダが語っている「真我の智識」(Atman-Jnana)とは、以前の記事「わたしは誰か?(真我探究の道)」でご紹介しましたラマナ・マハルシが語っていらっしゃる「真我実現」(Self-realisation)と同じものです。 そ…

永遠の至福と自己実現(Self-realization)(3)

前回の記事で、ご紹介しました「Bliss Divine」の中で、スワミ・シヴァナンダは、 ”ブラフマンの智慧は、絶対的で直接的であり、直感的な体験である”と書いていますが、今日は、この「直観」についてです。 Reason and Intuition (理性と直感) 直感は、閃…