永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

プラーナヤーマの実践

これまで二回にわたって、「プラーナヤーマ」について見てきましたが、 今回は、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの著書「ラージャ・ヨーガ」で示されている実践方法をご紹介したいと思います。 最初のものは、”ナディー・シュッディー”(気道浄化)と呼ばれて…

プラーナの制御

前回の記事で、呼吸法、調気法としての「プラーナヤーマ」について、その働きや実践する本来の目的について、などを見てみましたが、今回の記事は、その続きになります。 プラーナヤーマとは、プラーナを制御すること、とスワミ・ヴィヴェーカーナンダは「ラ…

プラーナヤーマとは?

前回の記事で、呼吸をコントロールすることを、日本語では、呼吸法、調気法と言っていますが、ヨーガの世界では、プラーナヤーマと呼ばれている、と書きました。 このプラーナヤーマとは、ラージャ・ヨーガの8段階ある内の4段階目です。 (第1段階は、ヤ…

チャクラについて(5)-アナハタ・チャクラ(第4チャクラ)

これまで、下位チャクラについて見てきましたが、今回は、下位チャクラと上位チャクラの丁度真ん中にある第4チャクラ「アナハタ・チャクラ」について理解を深めていきましょう。 「アナハタ」とは、「止まることがない」という意味だそうですが、 このアナ…

チャクラについて(4)下位チャクラのまとめ

これまで3回にわたって、第1チャクラから第3チャクラまでを詳しく見てきました。 第4チャクラのアナハタ・チャクラは、身体に7つあるとされているチャクラの丁度真ん中にあたります。 この第4チャクラを境に、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラ、…

チャクラについて(3)-マニプラ・チャクラ(第3チャクラ)

前回と前前回の記事で、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラと第2チャクラのスワディスタナ・チャクラについて書きましたが、 両チャクラは、位置的にも近く、働きにおいても似ている、ということがお分かり頂けたかと思います。 この二つのチャクラに共…

チャクラについて(2)-スワディスタナ・チャクラ(第2チャクラ)

前回の記事では、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラについて、書きました。 今回は、第2チャクラのスワディスタナ・チャクラについて詳しく見ていきましょう。 スワディスタナとは、「自らの住処」という意味で、実は、クンダリニーはここに眠っていた…

チャクラについて(1)-ムーラダーラ・チャクラ(第1チャクラ)

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり、その中でも、特に重要なのが、スシュムナーであると書きました。 そして、スシュムナーは、人体と言うところの「脊髄」であると。 この「経路」というのは、プラーナ(気)エネルギーの…

生命エネルギー・プラーナの流れる経路(ナーディー)について

前回の記事で出てきた「クンダリニー」「スシュムナー」「ナーディー」「ブラフマ・ランドラ」などについて、詳しく見ていきたいと思いますが、 その前に、「不滅の言葉」の中に、それらについて唄ったキールタンの詩とそれに伴う解説がありますので、ご紹介…

神聖で永遠なる生への入り口について

前回の記事では、聖ラーマクリシュナのお言葉より、「人体にはクンダリニー(シャクティ)という”神の力”が宿っている」とご紹介させて頂きました。 それは、誰でもそうなのですが、クンダリニー(シャクティ)は、通常は、眠っているかのような静かな状態に…

クンダリニー(シャクティ)の目覚めは、霊性の目覚め

前回の記事で、ブラフマン(神)とシャクティは(力)は同じものだと書きました。 そして、このシャクティ(力)は、人体にも宿っていて、それをウパニシャッドでは、”クンダリニー”と呼んでいます。 今回は、この人体に宿る”神の力”である”クンダリニー”に…

ブラフマン(神)とシャクティ(力)は同じもの

ここのところの記事で、”シャクティ”や”プラーナ”というあまり聞き慣れないサンスクリット語の単語が、頻繁に出てきましたが、もう一度ここで整理してみましょう。 このシャクティやプラーナについて正しく理解することは、この先ご紹介していくことになる”…

アートマン(真の自己)とプラーナの関係

前回の記事では、この宇宙は、アーカーシャとプラーナの合一の結果である、と書きました。 アーカーシャにプラーナが作用すると、プラクルティ(物質自然=宇宙)が生じます。 アーカーシャだけでも、プラーナだけでも、この宇宙は存在しません。 両者があっ…

本質のエネルギー(エナジー)シャクティプラーナ

前回の記事では、シャクティというサンスクリット語は、現代で言うところのエネルギー(エナジー)のことである、と書きました。 エネルギーとは、主に、仕事をする力、作用する力を指します。 そして、シャクティという宇宙根源の力(エネルギー)は、人体…

行き着くところは、不二(アドヴァイタ)

少し前の記事で、『俗人の自我(アハンカーラ)や”私”は、ちょうど四方を壁に囲まれて、頭の上には天井があるようなもので、外側は何一つ見えない。 アヴァターラたちの”私”は、薄い透き通った”私”で、そしてこの”私”を通して、いつもいつも神を見ているんだ…

宇宙根源の力、シャクティについて

前回の記事で、ナーナさんは、アヴァターラ(神の化身)として、 神が人間に化身して、このリアリティの次元に現れて下さっている、ということを書きましたが、 今回は、何故、そのような大胆なことが言えるのか? そして、ナーナさんは、どのように、私たち…

神は、人を導くためにアヴァターラ(神の化身)となる

前回の記事で、ジーヴァ・ムクタ(悟った魂)という聞き慣れない言葉が出てきましたが、 このジーヴァ・ムクタについて、もう少しはっきりとしたイメージを掴めるように、少し補足説明をしておきたいと思い、 今回も、聖ラーマクリシュナの「不滅の言葉」よ…

解放への道-神を直覚すること

前回は、生まれ変わりの理論(輪廻転生)について、 3月30日に発売になりましたスワミ・ラーマの『聖なる旅ー目的をもって生き 恩寵を受けて逝く」より抜粋して、ご紹介しました。 今回は、このブログでこれまで、何回も引用させて頂いております聖ラーマク…