永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしは誰か?-アートマンについて(9)

前回、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの遺稿集からご紹介した部分では、 私たちの本質は、アートマンであり、アートマンは、実は、ブラフマンに他ならない、という理論が展開しました。 この宇宙で唯一の実在を、ウパニシャッドでは、「ブラフマン」と呼んで…

わたしは誰か?-アートマンについて(8)

私たちの真の自己、真の本性である「アートマン」について理解するために、 スワミ・ヴィヴェーカーナンダのインド人に向けて講演された遺稿集の中から、いくつかご紹介しておりますが、 今回は、前々回の続きを見ていきたいと思います。 個の魂である「アー…

わたしは誰か?-アートマンについて(7)

前回の記事で、仏教について、仏教とヒンドゥ教におけるアドヴァイタ・ ヴェーダンタ(不二一元論)における考え方の違いについて、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの見解をご紹介しましたが、仏教について、もう少し詳しく見てみますと、 『釈迦が生存してい…

わたしは誰か?-アートマンについて(6)

前回の記事でも書きましたが、 私たちは、自分の肉体を見て、または、他者の肉体を見て、同じ形をしていると判断できる場合は、同じ「ヒト」という生物であると認識します。 その肉体は、この地上に現れてから、日々、成長を続け、やがて成長はピークに達し…

わたしは誰か?-アートマンについて(5)

「わたしは誰か?」 普段、私たちは、こんな問いを発することなく、日々の生活を送っています。 「わたしは誰か?」なんて、考えるまでもなく、答えは決まっている。。。 まずは、一般的でオーソドックスな答えとしては、「人間です」というものでしょう。 …

わたしは誰か?-アートマンについて(4)

「わたしとは誰か?」との問いに対する答えは、「アートマン」である、とウパニシャッドでは説かれています。 それは、信じるに値する真実であるのか?どうか? また、真実であるなら、その「アートマン」とは、どのようなモノなのか?ということを知ること…

わたしは誰か?-アートマンについて(3)

「ただひとつ」という単一性には、すべてが含まれます。 宇宙も、地球におけるすべての存在、そして、この<わたし>という個人も。 これらの形ある、また、形無い物質だけでなく、すべてがそこに帰結する「ただひとつ」が在り、 それが、真の実在であり、有…

わたしは誰か?-アートマンについて(2)

前回の記事から、始まりました、このブログの最終テーマである「わたしは誰か?」について、 聖ラーマクリシュナの高弟でいらっしゃいますスワミ・ヴィヴェーカーナンダの遺された講演会の資料から抜粋して、ご紹介させて頂くことで、 その答えである「アー…

わたしは誰か?ーアートマンについて(1)

これまで、かなりの時間を割いて、人間の心について、その働きや仕組みを理解するために、脳科学の分野で明らかになって来ている事実をご紹介してきました。 そして、それが、ヨーガやウパニシャッドでは、どのように表現されているか?を、スワミ・ラーマの…

チャクラについて(35)-サハスラーラ・チャクラ(第7チャクラ)

前回より、「真の自己」への理解を深めるために、スワミ・ラーマの「聖なる旅 目的をもって生き 恩寵を受けて逝く」より、「ただの自己」について、その働きや仕組み、構造などをご紹介しました。 カタ・ウパニシャッドを題材にしているので、日本人には馴染…

チャクラについて(34)-サハスラーラ・チャクラ(第7チャクラ)

池谷裕二さんの最新の脳科学の研究報告からのご紹介と、自らの体験を綴った「奇跡の脳」の著者、ジル・ボルト・テイラー博士による右脳、左脳に関する詳細な働きの違いなどを、長期にわたってご紹介してきました。 それは、ひとえに、私たちが「こころ」と称…

チャクラについて(33)-サハスラーラ・チャクラ(第7チャクラ)

これまでの記事で、左脳を損傷したことにより、左脳と右脳の働きの違いを、身を以って体験した脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」より、 左脳と右脳の働きの特性を知り、それぞれの働きの違いを利用することで、「自己」に対する理解を…

チャクラについて(32)-サハスラーラ・チャクラ(第7チャクラ)

これまでの記事で、ジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」から、左脳を損傷した体験からわかった「右脳」と「左脳」のそれぞれの働きから生じる特徴について、ご紹介させて頂きました。 基本的な違いを理解した上で、実際に、実生活で、どのようにそ…