2017-01-01から1年間の記事一覧
「ただひとつ」という単一性には、すべてが含まれます。 宇宙も、地球におけるすべての存在、そして、この<わたし>という個人も。 これらの形ある、また、形無い物質だけでなく、すべてがそこに帰結する「ただひとつ」が在り、 それが、真の実在であり、有…
前回の記事から、始まりました、このブログの最終テーマである「わたしは誰か?」について、 聖ラーマクリシュナの高弟でいらっしゃいますスワミ・ヴィヴェーカーナンダの遺された講演会の資料から抜粋して、ご紹介させて頂くことで、 その答えである「アー…
これまで、かなりの時間を割いて、人間の心について、その働きや仕組みを理解するために、脳科学の分野で明らかになって来ている事実をご紹介してきました。 そして、それが、ヨーガやウパニシャッドでは、どのように表現されているか?を、スワミ・ラーマの…
前回より、「真の自己」への理解を深めるために、スワミ・ラーマの「聖なる旅 目的をもって生き 恩寵を受けて逝く」より、「ただの自己」について、その働きや仕組み、構造などをご紹介しました。 カタ・ウパニシャッドを題材にしているので、日本人には馴染…
池谷裕二さんの最新の脳科学の研究報告からのご紹介と、自らの体験を綴った「奇跡の脳」の著者、ジル・ボルト・テイラー博士による右脳、左脳に関する詳細な働きの違いなどを、長期にわたってご紹介してきました。 それは、ひとえに、私たちが「こころ」と称…
これまでの記事で、左脳を損傷したことにより、左脳と右脳の働きの違いを、身を以って体験した脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」より、 左脳と右脳の働きの特性を知り、それぞれの働きの違いを利用することで、「自己」に対する理解を…
これまでの記事で、ジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」から、左脳を損傷した体験からわかった「右脳」と「左脳」のそれぞれの働きから生じる特徴について、ご紹介させて頂きました。 基本的な違いを理解した上で、実際に、実生活で、どのようにそ…
私たちは、通常、左脳と右脳が同時に機能しているため、左脳独自の性質、右脳独自の性質があることを、そして、それらがどのようなものであるのか?を、体験を通して知ることは、まずあり得ません。 前回は、左脳を損傷したことで、右脳だけで過ごした経験よ…
今回は、脳卒中により、左脳を損傷したことで、右脳の機能だけで過ごした体験を経て、その後、左脳の働きを取り戻したジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」より、 通常、両脳が同時に働いている(ことになっている)私たちには、およそ想像もつかな…
今回も、脳卒中により、左脳が働かなくなった脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士が、自らの体験を元に書かれた「奇跡の脳」より、 ひとつの脳でありながら、脳梁により接続されているとは言え、左脳と右脳のそれぞれの働きの違いを通して、両者は、別々の…
これまで3回にわたり、第7チャクラのサハスラーラ・チャクラを理解するために、 脳卒中により左脳が働かなくなった脳科学者ジル・ボルト・テイラー博士の体験談が書かれている「奇跡の脳」より、抜粋してご紹介しています。 私たちは、通常は、社会におけ…
前回、前々回と、ジル・ボルト・テイラー博士の「奇跡の脳」よりご紹介していますが、 それまで働いていた脳の機能が停止したために、思いもよらぬ世界が展開されたのでした。 起きた現象を知ることで、私たちの脳がどのような感覚、意識、そしてそれらのプ…
前回ご紹介しました、脳卒中により左脳を損傷した脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の自らの体験記である「奇跡の脳」から、 右脳のみで知覚する世界が、私たちが通常経験しているのと同じ世界とは思えないような世界であることが記述されていましたが、…
前回まで何回にもわたり、第6チャクラが位置する「脳」について、最新の脳科学の研究成果より、数々の驚きの新事実をご紹介してきました。 今回から、肉体にあるとされているチャクラの最後の第7チャクラ「サハスラーラ・チャクラ」について理解を深めるた…
何回にもわたって、脳科学の最新研究によって解明されてきた人間の脳の働きや「心」について、ご紹介してきました。 通常の常識では考えられないような新事実が次々と明らかにされていく中で、ひとつだけはっきりとしていることは、これまで人間がこうだとし…
前回は、脳における「リカ―ジョン」(再帰)という「自分で自分について考える」という一見矛盾した脳の構造について、ご紹介しました。 ”自分の心や存在を不思議に思ってしまう、あるいは「自分探し」をしたくなってしまう僕らの妙な癖は、リカ―ジョンの反…
前回の記事で、脳科学の側面から見ると、 「心」とは、フィードバック処理のプロセス上、創発の産物として、自動的に生まれてしまうもの、 という脳科学者、池谷裕二さんの「単純な脳、複雑な「私」」からの驚くような一説をご紹介いたしましたが、 今回は、…
これまで、脳科学者、池谷裕二さんの「単純な脳、複雑な「私」」から最新の脳科学の研究実験から導き出された興味深い結果についてご紹介していますが、 前回の記事でご紹介した内容は、脳の出力は、脳のゆらぎで決まる、というものでした。 今回は、その「…
前回の記事では、最新の脳科学の実験結果から、私たち人間の行動は「自由意志」ではなく、自動で起こる反応を「自由否定」しなかった結果である、との説が展開されました。 自分の行動は、自分で意図した結果である、と思い込んでいる私たちには、この事実は…
何回にも渡り、最新の脳科学の研究成果によって、次々と私たちの目の前に開示されつつある驚きの新事実について、ご紹介してきました。 私たちは、自分の意志で、行動していると感じていますが、 どうも、脳を詳しく見ていくと、そうではない、ということが…
前回からのテーマである「自由」について、「私たちに自由(意志)はあるのか?」という哲学やスピリチュアルの分野でも、時々論じられるテーマについて、 脳科学の最先端の研究成果から、驚きと衝撃の結果をご紹介しています。 脳の働きから見て、私たち人…
数回にわたって、脳の働きについて、最新の脳科学の研究成果をご紹介してきましたが、 これまでの記事を読んで、これまでスピリチュアルな世界で説かれてきた「ある世界観」と、不思議な一致を見い出していらっしゃる方もおられることでしょう。 「自由意志…
前回、最新の脳科学の研究成果から、「自由意志」についてご紹介しましたが、 今日は、その続きです。 『そもそも「自由」であることの条件は何だと思う? 今は「準備」「動かそう」の話は忘れてもらっていいよ。 自由であることの「条件」について、こうい…
第6チャクラのアジナー・チャクラが、脳にあることから、 スピリチュアルな世界でも語られることが多いテーマを選んで、 これまで数回にわたり、脳科学の最新の研究・実験から導き出された驚きの結果について詳しくご紹介してきました。 今回は、いよいよ「…
ここ数回にわたって、第6チャクラのアジナー・チャクラについて理解を深めるために、 アジナー・チャクラが位置する「脳」についての、これまでの常識を覆すような最新の脳科学のトピックをご紹介してきました。 それは、「人間」、または、個人である「わ…
前回の記事では、「直感」が働くときには、”学習”(訓練)という経験に密接に関係している「大脳基底核」が反応することから、 「直感」が、スピリチュアル的な、所謂、”神や天(使)からのメッセージ”のような神秘的ものではなく、 脳の”自動反応”のひとつ…
前回ご紹介しました脳科学者、池谷裕二さんの「単純な脳、複雑な「私」」から、「直感」についてご紹介しました。 「直感」とは、脳の、大脳皮質と視床、脳幹を結び付けている神経核の集まりである大脳基底核という部位が関係している、ということでしたが、…
前回は、「脳の錯覚」について、最新の脳科学の研究結果から想定されたひとつの仮説についてご紹介させて頂きました。 それは、脳が見ている(目が見ている)世界が、実際に存在している真の世界であるという、一見当たり前のように考えられている一般的な常…
前回は、脳科学者の池谷裕二さんの著書「進化する脳」から、最新の脳科学の実験データなどから得られた情報を元に、これまでの常識を覆すような考え方の一例として、 「世界があって、それを見るために目を発達させたのではなくて、目ができたから世界が世界…
前回の第6チャクラの「アジナー・チャクラ」についての記事の続きとして、 更に第6チャクラについて深く理解するために、 アジナー・チャクラ周辺の感覚器官である「視覚」について、少し考えてみたいと思います。 私たち人間を含めて全ての生物には、二つ…