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永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

生命エネルギー・プラーナの流れる経路(ナーディー)について

前回の記事で出てきた「クンダリニー」「スシュムナー」「ナーディー」「ブラフマ・ランドラ」などについて、詳しく見ていきたいと思いますが、

その前に、「不滅の言葉」の中に、それらについて唄ったキールタンの詩とそれに伴う解説がありますので、ご紹介させて頂きます。

 

 

『「大気、暗闇、虚空、天空

そして、地の四方八方が、マー(大実母)の光を受けて生まれ出る

ブラフマー、ヴィシュヌなど、あらゆる神々も

すべてマーのシャクティの光から生まれた

イダー、ピンガラー、スシュムナー、ヴァジュリニー、チトラーはすべて

ハスラーラのために脈打っている

蓮の花々はチトラーの中で上に向かって並んでいる

白色と金色に輝くもの

ふたつの蓮が開き、ひとつはまだ蕾だ

二組は上向きに、また下向きに

マーは白鳥のお姿で

蓮の中をクンダリニーとして動かれる

へその上のチャクラはマニプーラと呼ばれる

そこには十弁の血の如き紅き蓮

この蓮には、マーの火の力が宿る

この火が消えると、すべては消滅してしまう

胸の蓮には、空のような心の湖

そこにアナハタの蓮が浮かぶ

そこには黄金に輝く十二弁の蓮の形をしたシヴァの矢

その蓮の中、マーのシャクティは生命の源、息吹として住み給う

その上の喉の中には、煙色の十六のヴィシュッダの蓮

その蓮の中で、マーのシャクティは空(エーテル)として存在している

そこに至れば、エーテルのすべてがひとつの無限の空間になる

その上の大脳には、千の花弁の蓮

これはグルの最も神聖な場所

この蓮の内に、至高のシヴァは宇宙のお姿でいらっしゃる

この白い千弁の蓮に、シヴァはひとりで住み給う

この蓮のなか、シヴァの姿は影のお姿

シヴァは梵の座(ブラフマ・ランドラ)に、その影像を投じる

そして、そこにマーが至れば、シヴァは本来のお姿をとられる」

 

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり、

特に需要なのがスシュムナーでブラフマ・ナーディーとも呼ばれ、

肛門と生殖器の間の会陰部にあるムーラダーラ・チャクラから頭頂にある梵の座(ブラフマ・ランドラ)にかけて脊柱の中を通っている。

このスシュムナーの周りをイダーとピンガラーの二つの経路(ナーディー)が交差しながら流れており、

梵の座(ブラフマ・ランドラ)でスシュムナーに合流する。

イダーは左の鼻孔の流れで、陰性、女性原理、月の性質を持ち、

ピンガラーは右の鼻孔の流れで、陽性、男性原理、太陽の性質を持つ。

スシュムナーの中にヴァジュリニーと言う細い経路(ナーディー)が通っており、

このヴァジュリニーの中にさらに細いチトラーと言う経路(ナーディー)が通っている。

スシュムナーにはチャクラと呼ばれるエネルギーセンターがあり、特有の花弁と色で表現される。』

 (大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

この文を現代医学の観点から解説すると、こうなります。

 

スシュムナーとは、脊髄のことであり、

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり」の主要な経路(ナーディー)とは、

性神経である運動(運動神経)と感覚(感覚神経)など動物的機能に関する2本の神経と、

自律神経と呼ばれる意志とは関係なく植物的機能(呼吸、循環等)に関する神経で(自律神経には交感神経と副交感神経があります)、

これら3つの抹消神経系であることがわかります。

 

また、イダーは、体性感覚の内の、温度覚、痛覚や粗大な触圧覚を伝える外側脊髄視床路、

そして、ピンガラーは、詳細な触圧覚や深部感覚を伝える後索ー内部毛帯路のことだと思われます。

両者は、脊髄を上行する途中で、経路は左右に交差するため、右半身の情報は左半球の大脳皮質へ、左半身の情報は右半球の大脳皮質へと伝わります。

 

そして、「ヴァジュリニーの中にさらに細いチトラーと言う経路(ナーディー)」というのは、痛覚を伝える有髄線維と無髄線維のことを言っているように思われます。

 

ブラフマ・ランドラとは、「頭頂にある霊穴」と言われている場所で、医学的には、「泉門」と言われている部分で、

 新生児の脳頭蓋を構成する8個の骨の境目で、骨化がまだ進んでいない結合組織膜の柔らかい部分を指します。

左右の前頭骨と左右の頭頂骨とに挟まれた菱形のものを大泉門、左右の頭頂骨と後頭骨との間の三角形のものを小泉門と言い、4種6個がありますが、それぞれ、成長とともに、半年から2歳ぐらいまでの間に閉じます。

 

いずれにしろ、プラーナ(気)というエネルギーの流れとは、現代医学で言われているところの神経経路を流れる電気信号の流れと関係があることがおわかり頂けるかと思います。

 

チャクラについては、次回、詳しく説明することにいたします。

 

 

 

 わたしは生物の体に入って

生命力の火となり

呼気(プラーナ)と吸気(アパーナ)に合して

四種の食物を消化する

 (バガヴァッド・ギーター第15章14)