永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

<食物についての識別>について(12)

「見神」のための準備として、心と体を浄化するための実践方法として、<食物についての識別>についての理解を深めるために、マクロビオティックにおける食物の持つエネルギーについて、ご紹介しています。

 

これらの知識は、実際に、料理を作る際に活用して初めてその効力を発揮するものですので、実際に、料理に応用しなくては、ただの理論で終わってしまいます。

 

食物の持つエネルギーを理解し、それを実践に役立てることで、心も体も変化していき、準備が整うのです。

 

「病は気から」と言いますが、この「気」とは「気エネルギー」のことです。

 

すべてはエネルギーが物質という形をとって現れているに過ぎません。

 

そして、エネルギーには、いろいろあって、人間の体と心に良い影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。

 

人間もエネルギー体なので、良くも悪くも、他からエネルギー的に大きな影響を受けてしまうのです。

特に、食べ物は、肉体を形成する上での重要なエネルギー源ですので、その影響力は他のモノよりも大きいと言えます。

 

それでは、今回も引き続き、前回の続きです。

 

 

『<水>

水は、穀物・塩とともに毎日の食事における三大重要食品のひとつである。

日々の調理や飲用として、自然な水の供給は、重要である。

天然の湧き水は、生き物であり、強力な気すなわち自然の電磁エネルギーを携えて流れている。

消化・吸収を促進し、体内の塩分および他のミネラル分の釣り合いを保ち、腎臓や膀胱の機能を維持する働きがある。

地中深くからくみ上げた井戸水には、やや強めの凝縮効果がある。

水質・硬水や軟水の別・含有ミネラルの配合などには、さまざまな環境要因が関与している。

 

<調理法および食べ方>

食べ物は、調理して食べる方法によって、エネルギーが増減する。

新鮮な食材を選び、季節の巡りに沿った旬のものを秩序正しい方法で食べることが重要である。

鮮度の落ちた食品を食べたり、食べ残しをたくさん出すと、食べ物が持つエネルギーが衰えて、エネルギーや活力の低下につながる。

食べ物は、原則的にできるだけ新鮮な状態で調理し、全粒穀物・豆類・野菜は、少なくとも1日に1~2回はできたてを供するよう心がける。

穀物・豆類・海藻は、1晩おいて翌朝もしくは昼食にその残り物を食べても、日々の健康に目立った影響は及ぼさないが、スープや野菜料理は、毎日作って食べるようにする。

その他の主な影響力は、以下の通りである。

 

★食べ物は、命を形作るものである。

腕のよい調理人は、形・大きさ・味・香りが異なる各食材をあたかも芸術家のごとくパレットの上で見事に取り扱い、家族の健康と意識の向上を創造している。

調理することにより、食べ物が持つ自然のエネルギーを引き出して、その効果を見違えるほど変容させることが可能である。

いかに献立を考え、食べ物を取り合わせて、塩や油などの調味料を用い、火や水を扱うかについて学ぶのは、真の錬金術、すなわち芸術のきわみと言える。

季節の巡りに合わせて、調理の形式・素材・手法を変化させることも重要である。

さもないと料理が単調に陥って食欲が湧かないものになってしまう。

見た目の色合いも非常に動的なエネルギーのひとつであり、ふりかけ・薬味・上手な盛り付けかたなどの要素も食事の楽しみを倍増して、食べる側の心理面に影響する。

ちょっとした薬味やふりかけのひとふりによって、料理の視覚的エネルギーを一変させることも可能である。

 

★火は、強力なエネルギーを生み出して、肉体的・精神的・スピリチュアルな機能を活性化させる。

人類の文化と文明は、調理における火の仕様によって生まれたものである。

ガス火は、安定した均等の火力を持つもので、大半のマクロビオティック実践家庭で使われている。

薪火は、卓越した味わいと強力かつ平和的エネルギーをもたらしてくれるが、現代人にとっては実用的でない場合が多い。

ただし、石炭・炭・ブタン・キャンプ用プロパンなどの自然な火力は、やはり、いずれも申し分ない火力と言える。

 

★食べ物を一口50回、理想的には100回以上よくかんで食べる効用は、多数挙げられる。

かむ際に分泌される唾液中の酵素プチアリンは、食べ物をアルカリ化して、消化・吸収を助け、血液を強化してくれる。

かむことによって食べ物のエネルギーや栄養分がさらに有効に活用され、結果的に食べる量もかなり抑えられる。

よくかむと、食べ物に自然な気の電磁エネルギーが充填され、偉大なる活力と精神性の獲得にもつながる。

 

★料理人の肉体的な健康状態・心持やスピリチュアルなあり方も、その人が作る料理のエネルギーに強力な影響を与えている。

愛情あふれ、穏やかで平和な心持ちで調理された食べ物は、調和的エネルギーを生み出す反面、怒ったり、動転したり、不健康な状態で作られた料理は、否定的エネルギーをもたらす。

原則として、音楽を聴く・テレビを観る・インターネットを検索するなど、他の行為をしながら、料理を作ったり、食事をしたりしないほうが望ましい。

調理している食べ物がコンロの上で醸し出す微妙な音色に十分耳を傾けることは、マクロビオティック料理におけるきわめて重要な原則であり、上記のような気晴らしは、その認識を容易にそらせてしまうものである。

特に食べ物をよくかんでいる間は、平和で心休まる音楽を流すのもよいが、自然の音に耳を傾けるのが理想的である。

与えられた食事に対して、神や宇宙に感謝の気持ちを表現することも、食べ物のエネルギーを増してくれる。

食前や食後の感謝の祈り・祈禱・瞑想・束の間の黙想には、自然界に対する認識を高め、家族やコミュニティーとの調和に貢献し、食べ物の持つエネルギーと精神性を向上させる効果がある。』

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

聖ラーマクリシュナ

「もし、俗世に住んでいる智者と、俗世を捨てた智者がいるとすれば、この二人はどんなふうにちがうのだろう。

答えはこうだ。

二人とも同じ品物だ--両方とも智者--一つの品物だ。

だが世間に住む智者には”恐れ”がある。

女と金のただなかに住んでいれば、何かしら、”恐れ”がある。

煤だらけの部屋に長いこと住んでいれば、どんなに気をつけていても、いくらかは体に黒い煤がつく。

バターにしても、新しい壺に入れておけばバターは悪くなる機会がない。

でももし、バターミルクの入った壺にいれておくとどういうことになるか、ちょっと問題だね。

いり米を煎っているとき、三粒か四粒、ポンポンと鍋の外にはね出る。

その粒はマツリカ(ジャスミン)の花のように白くて、何の汚れもついていない。

鍋のなかの米もけっこうな煎じ米になってはいるが、花のように真っ白じゃないだろう、ちょっとは汚れがついているよ。

世間を捨てたサンニャーシンが智識を獲た場合は、ちょうどあのマツリカの花のように一点の汚れもなくなる。

智識を得た後で、また世間の鍋にいる人は、ちょっとは体に汚れがつくさ。

ジャナカ王の宮殿に一人のバイラヴィー(シヴァ信者の女性)が来た。

女性を見てジャナカ王は、顔をうつむけ目をふせるようにしていた。

その様子をみたバイラヴィーはこう言った--「まあジャナカ、あなたはまだ女性を見るのが恐ろしいのですか!」

完全智に達したなら五つの子供のような性格になって、もう、女と男を差別する感じはなくなるがね。

世間に住む智者に、すこしばかり汚れがついたってかまわないのさ、そんな汚れはちっとも邪魔にならない。

お月様にだって暗いシミのようなところがたしかにあるが、照らす光の邪魔にはならない」

「人によっては智識を得た後に、人びとを導くために何か仕事をする。

ジャナカ王やナーラダのようにね。

人を導くには力がいる。

古代のリシたちは自分のためだけに悟りをもとめて歩いたがね。

ナーラダやジャナカたちは勇気のある人たちだ。

つまらない木っ端は、河に浮いていても鳥の一羽も止まれば沈んでしまう。

大きな丸太なら、牛や人間や象みたいなものまで上に乗せても平気だ。

汽船は自分も向こう岸に渡るが、どれだけ大勢の人をのせてくれることか。

ナーラダたちのような教師(アーチャリヤ)は太い長い丸太--汽船のようなもの。

何か食べたあと、口もとをきれいにタオルで拭いて知らん顔してすましている人がある。

食べたことを他人に知られたくないから--。

マンゴーが一つ手に入ったら、いくつにも切って皆に分けてやって自分も食べる人もある。

ナーラダたちは人びとの幸福を希って、智識を獲た後も、信仰を保ちながら人びとを相手に暮らしていた」

 

「純粋なサットヴァ性になれば、その人は神のことばかり想ってほかのことには何も興味がなくなる。

人によっては前生から受け継いだカルマで、この世に生まれたときから純粋なサットヴァ性を具えている。

そうでなくても、欲を無くして何事もするように努力すれば、やがて純粋サットヴァ性を身につけることができる。

ラジャス性の混じったサットヴァは、いろんな方面に積極的になって、世のため人のためになろう、などという一種のウヌボレが生じてくる。

世のためになるなんてことは、つまらない人間(シーヴァ)にとっては大そう難しいことなんだよ。

でも、他人に奉仕しようという気持ちで、欲のない仕事をすることはいいことだ。

でも、みんなに出来ることじゃない--

とにかく難しいから。

あらゆる人が仕事をしなけりゃならない。

なかで、一人、二人が仕事から離れることができる。

そして純粋サットヴァをもつようになった人も、ホンの一人、二人だ。

この無私の仕事をつづけることによって、ラジャスの混じったサットヴァ性がだんだん純粋なサットヴァ性に変化してくるんだよ。

純粋サットヴァ性になれば、神さまのお恵みで見神できる。

一般の人は純粋サットヴァ性の境地を理解することができない。

ヘムがわたしにこう言ったよーー「どうですか、大先生!この世で名をあげることこそ、人生の目的でしょうが、え?」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

バラタ王の子孫よ

サットワは人を幸福に執着させ

ラジャスは人を利益ある仕事に執着させ

タマスは人の知識を消して判断を狂わせる

 

時にはサットワ優勢でラジャス タマスを制し

時にはラジャス優勢でサットワ タマスを抑え

時にはタマス優勢でサットワとラジャスを支配する

このようにして三性質(トリグナ)は競争している

 

サットワが増してくると

肉体の九門 すなわち目 耳 鼻

口 肛門 生殖器

智識の光で輝くようになる

 

ラジャス増長のしるしは

物事に対する強烈な執着 利益をうむ活動

激しい努力 抑えきれぬ欲望

そして発展へのあくなき追求 焦燥である

 

アルジュナよ そしてーー

タマスが増長すれば

暗愚 邪悪 ものぐさ 無気力

狂気 妄想などが現れてくる

(バガヴァッド・ギーター第14章9-13)

 

 

 

 

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