永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

プラーナヤーマとは?

前回の記事で、呼吸をコントロールすることを、日本語では、呼吸法、調気法と言っていますが、ヨーガの世界では、プラーナヤーマと呼ばれている、と書きました。

 

このプラーナヤーマとは、ラージャ・ヨーガの8段階ある内の4段階目です。

(第1段階は、ヤマ(禁止事項)、第2段階は、ニヤマ(推奨事項)、第3段階は、アーサナ(坐法)となっています)

 

それでは、このプラーナヤーマとは、一体、何のことを言っているのでしょうか?

 

現在、多くのヨーガ教室に通って、ヨーガを実践している人たちの中でも、プラーナヤーマを実践している人は少ないと思われます。

 

それは、現在教えれているヨーガは、アーサナ(坐法)を中心としたハタ・ヨーガが主だからと考えられます。

(日本のヨーガ・インストラクターの方々の多くは、ハタ・ヨーガの先生であることが多いです)

 

プラーナヤーマは、ラージャ・ヨーガにおける第5段階以上に上がるために、

また、チャクラで言うと、第4チャクラのアナハタ・チャクラより上位のチャクラを目覚めさせるために非常に重要だと思われますので、詳しく見てみましょう。

 

それでは、ラージャ・ヨーガの視点から見た「プラーナヤーマ」について、聖ラーマクリシュナの高弟でいらっしゃいましたスワミ・ヴィヴェーカーナンダのお言葉から、ご紹介させて頂きます。

 

『本題にもどり、つぎにプラーナヤーマ、呼吸の制御にうつります。

それが心の力の集中と何の関係があるのでしょうか?

呼吸は、このからだという機械のはずみ車のようなものなのです。

みなさんは大きな機械で、はずみ車がまずうごき、そのうごきがつぎつぎにより精妙な部分へとつたえられ、

ついにもっとも繊細な装置がうごくのをごらんになるでしょう。

呼吸はそのはずみ車であって、このからだの中のあらゆるものに、原動力を供給し、またそれを調整しているのです。

あるとき、ある大王につかえる大臣がいました。

彼は王の不興をこうむりました。

王は罰として彼を非常に高い塔のいただきにとじこめるよう命じました。

大臣はそこで、死ぬのを待つことになりました。

しかし彼は忠実な妻を持っており、彼女が夜、塔の下にきて夫をよび、たすける方法をたずねました。

彼は彼女に、つぎの夜、一本の長いロープと、丈夫なより糸と、荷造り用の糸と、絹糸と、一本のカブト虫と、そして少しばかりのハチ蜜とを持ってこい、と命じました。

たいそう不思議に思いながら、善良な妻は夫の命じるままに、これらの品を持って塔の下にきました。

夫は彼女に、カブト虫に絹糸のはしをしっかりとむすびつけ、それのつのに一滴のはち蜜をぬりつけ、それを塔のかべにそって上をむけてはなせ、と命じました。

彼女はこれらすべての指示にしたがい、カブト虫は長い旅に出発しました。

それはハチ蜜のにおいをおってひたすらのぼりつづけ、ついに塔のいただきに達しました。

大臣はそれをとらえ、絹糸のはしを手にしました。

彼は妻に、糸の別のはしを荷造り糸にむすびつけるよう命じ、それをひきあげて手にすると、つよいより糸で、つぎにロープでおなじ動作をくりかえさせ、ついにロープのはしを手にしました。

そのあとはらくなものでした。

大臣はロープをつたって下におり、逃亡しました。

われわれのこのからだの中で、呼吸運動は「絹糸」です。

それをつかみ、それを制御する方法を学ぶことによって、われわれは神経のながれという荷造り糸をつかみ、これからわれわれの思いという、丈夫なより糸を、そして最後にプラーナというロープをつかみます。

それを制御することによって、われわれは自由を得るのです。

 

われわれは自分たちのからだについて何もしりません。

知ることができないのです。

せいぜい、死体をとりあげてバラバラに切ることができるだけです。

生きているけものをとらえて、からだの中でおこっていることを見ようとそれをバラバラに切ることのできる人はいます。

それでも、われわれ自身のからだのことは何もわからないのです。

われわれは、それについてはほとんど何も知りません。

どうしてでしょうか。

われわれの注意力は、内部でおこっている非常に精妙なうごきをとらえるにたるほどの識別をしていないからです。

われわれは、心がもっと精妙になって、からだの中にいわばもっと深くはいったときにはじめて、それらを知ることができるのです。

精妙な知覚を得るためには、もっと粗大な知覚からはじめなければなりません。

エンジン全体をうごかしているものをつかまなければなりません。

それが、呼吸としてもっともはっきりとあらわれている、プラーナなのです。

ですから、われわれは呼吸とともに少しづつからだの中にはいって行くことによって、もろもろの精妙な力、すなわちからだの中枢全体をうごいている神経のながれについて、知ることができるのです。

それらを知覚し、感じることを学ぶやいなや、われわれはそれらを、そして肉体を、制御することができるようになるでしょう。

心もまた、これらさまざまの神経のながれによって動かされます。

ですからついにはわれわれは、肉体と心を完全に支配し、両者を自分の召使いとする境地に達するでしょう。

知ることは力です。

われわれはこの力を得なければなりません。

ですからわれわれはまずプラーナヤーマ、プラーナの訓練からはじめるべきです。

このプラーナヤーマは長い主題でして、十分に説明するには数回の講義が必要でありましょう。

われわれは、順をおってそれを学ぶことにしましょう。

 

人間の肉体の中でこのプラーナがもっともはっきりと現われるのは、肺の活動で、もしそれがとまるなら、原則として、肉体の中の力の他のすべての現われはただちにとまるでしょう。

しかし、この活動がとまったときにも肉体は生きつづけるように、自分を訓練することのできる人びとがいます。

自分を何日間か土にうめ、それでもいきをしないで生きていることのできる人びとも、いくらかはいます。

精妙なものに到達するためには、より粗大なもののたすけを得なければなりません。

そうして、目的を達するまで、もっとも精妙なものにむかって、そろそろとすすんで行くのです。

プラーナヤーマは実は、肺のこの運動を制御することなのです。

そしてこの運動は呼吸とつながっています。

呼吸がそれを生み出しているのではなく、反対に、「それ」が呼吸を生み出しているのです。

このうごきが、ポンプのはたらきをして、空気をすいこむのです。

プラーナが肺を動かし、肺の運動が空気を吸いこむのです。

ですから、プラーナヤーマは呼吸ではなく、肺臓をうごかす、その筋肉の力を制御することです。

神経をつたわって筋肉へ、そして筋肉から肺臓へとでてゆき、肺臓をある形にうごかすその筋力が、プラーナであり、それをわれわれは、プラーナヤーマの実習によって制御しなければならないのです。

プラーナが制御されるようになりますと、われわれはただちに、体内のプラーナの他のすべての活動が、徐々に支配下にはいってくることを知るでしょう。

私自身、からだのほとんどすべての筋肉を支配する人びとにあったことがあります。

またそれは当然でしょう。

もし私が自分のからだのある筋肉を支配することができるなら、すべての筋肉と神経を支配することができないはずはありません。

どうして不可能だなどと言えますか。

現在は支配はうしなわれ、運動は自動的になっています。

われわれは自分の耳を意のままにうごかすことはできません

しかしけものたちにはそれができる、ということは知っています。

われわれは使わないから、それをうしなったのです。

これは、先祖がえりと呼ばれるものです。

また、われわれは、潜在的になった運動は表面にもどすことができる、ということを知っています。

きびしい努力と修練とによって、もっとも奥ふかくにかくれている、肉体のある運動が完全な支配下にとりもどされるのです。

このように考えて行くと、そこには不可能はなく、反対に、肉体の各部分は完全な支配下におくことができるものである、ということがわかります。

このことを、ヨーギーはプラーナヤーマによっておこなうのです。』

(ラージャ・ヨーガ  スワミ・ヴィヴェーカーナンダ)

 

プラーナヤーマについて正しく理解することは、非常に重要な鍵だと思われますので、次回も、もう少し詳しく見ていきましょう

 

 

 

ヨーガを行ずる人は全ての執着を捨て

体と心と知性を用いて

様々に活動し 仕事をするが

それは ただ 自分を浄化するためである

(バガヴァッド・ギーター第5章11)

 

 

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チャクラについて(5)-アナハタ・チャクラ(第4チャクラ)

これまで、下位チャクラについて見てきましたが、今回は、下位チャクラと上位チャクラの丁度真ん中にある第4チャクラ「アナハタ・チャクラ」について理解を深めていきましょう。

 

「アナハタ」とは、「止まることがない」という意味だそうですが、

このアナハタ・チャクラの場所は、丁度、心臓と肺辺りになります。

このことからも、「アナハタ・チャクラ」は、止まることのない心臓と肺の働きに関係していると言えるでしょう。

 

それでは、心臓と肺には、どのような働きがあるでしょうか?

心臓と肺の働きについては、誰でも知っていることなので、ここで改めて書く必要もないと思われますが、

心臓停止をもって、「人の死」としており、また、その死は、肺呼吸の停止によってもたらされることから、人体においては、最重要な臓器であることは言うまでもないでしょう。

 

数日、何も食べなくても、私たちは生きることができますが、数日間、私たちは呼吸を止めていることはできません。

(一部の熟達したヨーギーの中には、数日間呼吸を止めても生きていられる人びとがいる、という話もありますが)

 

基本的には、呼吸により、空気中より体内で必要としている酸素を肺胞で吸収し、血液中に取り込んでガス交換を行い、ガス交換が行われた血液は素早く心臓に送り込まれ、そして、心臓の働きにより、全身に送られ、ATP(運動エネルギー)を産み出す細胞内のミトコンドリアに届けられます。

 

このようにして、私たちの肉体は維持され、運動することが可能となっていることは、多くの人が理解している通りです。

 

それでは、この働きを陰で支えているモノは、一体、何でしょう?

 

呼吸も、心臓の動きも、自律神経によってコントロールされています。

 

つまり、交感神経(活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらく)と副交感神経(休息している時、リラックスしている時、眠っている時にはたらく)の働きに支配されており、人間の意志の働かない体の自動的なプログラムによって調整されている、ということになります。

 

体にある臓器は、この交感神経と副交感神経の二重拮抗支配を受けています。

この働きにより、交感神経と副交感神経は、体の同じ器官に対して『正反対のはたらき』をすることで、体の機能を調節しているのです。

 

そして、ストレスを感じている時は、交感神経が優位となり、それにより、冠動脈が縮み、拍動が早くなり、血圧は高くなり、胃の働きが抑えられ、消化管からの消化液の分泌が抑えられる、ということが起こります。

このストレス状態が長く続くと、第3チャクラに関する記事の中でも書きましたが、

副腎皮質ホルモンのグルココルチロイドが多量に分泌され、血圧や血糖レベルが高まり、免疫機能の低下や不妊がもたらされます。

そして、このホルモンが過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させ、記憶形態に深く関わっているため、認知症との関連も問題視されるようになってきた、と書きました。

 

一方、副交感神経が優位に働くときは、リラックスしている時で、主に、夜の睡眠中、お風呂に入っている時、食事をしている時などです。

 

日中は、活動しているため、交感神経が優位ですが、夜の就寝中は、副交感神経が優位となっています。

そして、ストレスを受けると、交感神経が優位となり、この状態が緩和されないと、交感神経優位のままとなり、体はリラックスすることができなくなり、夜も質の良い十分な睡眠が取れなくなるため、様々な体調不良の原因となります。

 

一般的に、自律神経は、顕在意識の意識下にはないため、自分でコントロールすることはできません。

日中ストレスにさらされた体と心をリセットするためには、

せめて、ゆっくりと美味しい食事を摂り、ぬるめのお湯にゆったりと浸かり、夜ぐっすりと眠る、という生活習慣を心がけることで、副交感神経を働かせることが大切ですが、

実際には、自律神経の交感神経と副交感神経は、神経伝達物質という化学物質の分泌によって制御されていて、この神経伝達物質の分泌は、複雑な生体システムによって制御されています。

(交感神経には、アドレナリン、ノルアドレナリンが働き、副交感神経には、アセチルコリンが働きます)

 

しかし、この自律神経を、意識下に置くことができる方法があります。

 

それは、呼吸をコントロールすることです。

 

呼吸をコントロールすることは、呼吸法、調気法とも呼ばれ、ヨーガの世界では、プラーナヤーマと言います。

 

この場合のプラーナとは、「気」のことを指しますが、体内における「気」を調整・制御する方法が、プラーナヤーマなのです。

 

この呼吸を意識的にコントロールして行うことで、体にどのような変化が起こるでしょうか?

 

私たちはふだん無意識に呼吸をしています。

しかし、その速さや回数を意識的にコントロールすることはできます。

この無意識に行っている呼吸を、意識的なコントロール下に置くことで、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスをとることができると言われています。

 

実際に、息を吐く際には、副交感神経が強く働くため、吐く息に意識を置いた呼吸法を行うと、副交感神経が刺激され、その働きを高めることができ、

また、吸う息に意識を置いた呼吸法を行うと、交感神経が刺激され、その働きを高めることができるのです。

 

呼吸法には、大きく分けて、胸式と腹式があります。

私たちはふだん胸式呼吸をしていますが、胸式呼吸は腹式呼吸に比べて、呼吸が浅く、短いものになりがちです。

胸式呼吸は、肋骨に付随する肋間筋という筋肉を使い、吸気時は肋骨を広げることで肺の広がるスペースを作ります。

呼気時は肋骨を狭くすることで肺が縮むのを助けます。

胸式呼吸は、素早く大量の空気を取り込むのに適している、運動時や興奮時の呼吸で、

胸式呼吸では、交感神経を刺激するので、緊張しやすくなります。

また、短い胸式呼吸では吸い込んだ空気は肺の中にまで到達せず吐き出されるため、肺には炭酸ガスなど不要なものが溜まります。

この状態が長く続くと、血液循環が低下し、血液は全身に必要な栄養素や酸素を送り届けることができなくなります。

 

一方、横隔膜を使った呼吸法を腹式呼吸と呼びます。

吸気時に横隔膜に押された内臓が、前に出ることによってお腹が膨らみます。

呼気時には、横隔膜の弛緩と腹筋の収縮によって内臓を上方に押し上げ、それによって、横隔膜をさらに上方へと押し上げます。

腹式呼吸は、ゆっくりと空気を取り込んでゆっくりと吐き出す、リラックス時や睡眠時の呼吸です。

睡眠中は、腹式呼吸であることからも、腹式呼吸が、副交感神経を優位にすることは明らかで、

腹式呼吸では、横隔膜がゆっくりと上下することで、交感神経の緊張が緩和され、副交感神経が優位となりリラックス効果が得られるとされています。

 

呼吸は、普段は、意識的にコントロールできない自律神経にアプローチできる唯一の方法である、ということが、お分かりいただけたかと思います。

 

この自律神経をコントロール下に置くことが、第4チャクラの「アナハタ・チャクラ」を目覚めさせることと、どういう関係があるのか?については、次回ご説明したいと思います。

 

 

『さて、なぜ呼吸法が練習されるのか、見てみましょう。

まず第一に、リズミカルな呼吸から、からだのすべての分子がおなじ方向にうごく傾向が、生まれます。

心が意志にかわると、神経のながれは電気とおなじようなうごきにかわります。

なぜなら神経は、電流のはたらきによって両極性を示すことが、証明されているのですから。

このことは、意志が神経のながれに変容すれば、それは電気のようなものにかわる、ということを示しています。

身体のすべてのうごきが完全にリズミカルになれば、身体はいわば、巨大な意志の電池になります。

このすさまじい意志がまさに、ヨーギーが浴するものなのです。

それゆえこれが、呼吸法の生理学的説明です。

それは身体にリズミックな活動をもたらす傾向があり、呼吸中枢を通じて、われわれが他の中枢を支配するのをたすけます。

プラーナヤーマの目的はここでは、クンダリニーとよばれる、ムーラダーラの中でとぐろをまいている力をよびさますことです。』

(ラージャ・ヨーガ  スワミ・ヴィヴェーカーナンダ著)

 

 

 

感覚を外界の事物からさえぎり

視力を眉間に集中して

呼気と吸気を鼻孔のなかに留め

こうして心と感覚と知性を支配し

 

解脱を目指す聖者は

欲望と怒りと恐怖から解放される

常にこのような境地にある人は、

確実に解脱しているのだ

(バガヴァッド・ギーター第5章27-28)

 

 

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チャクラについて(4)下位チャクラのまとめ

これまで3回にわたって、第1チャクラから第3チャクラまでを詳しく見てきました。

 

第4チャクラのアナハタ・チャクラは、身体に7つあるとされているチャクラの丁度真ん中にあたります。

 

この第4チャクラを境に、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラ、第2チャクラのスワディスタナ・チャクラ、第3チャクラのマニプラ・チャクラを下位チャクラと呼び、

第5チャクラのヴィシュッダ・チャクラと第6チャクラのアジナ・チャクラ、第7チャクラのサハスラーラ・チャクラを上位チャクラと呼ぶことがあります。

(第7チャクラのサハスラーラ・チャクラは、チャクラの中に数えないという説もあります)

 

そこで、第4チャクラのアナハタ・チャクラに行く前に、これまでの第1チャクラから第3チャクラまでを振り返って見てみましょう。

 

第1チャクラの特徴は、性エネルギーとこの現実世界を生きる上での原動力となる我欲から生み出される精力的な生命エネルギーです。

 

その性エネルギーと生命エネルギーは、一つ上のチャクラである第2チャクラによって支配されています。

(通常、下位のチャクラは、その上位のチャクラからの支配を受けます)

 

第2チャクラは、第1チャクラで放出されるエネルギーの製造工場であり、また同時に、第1チャクラにはない、精神的な側面である感情(恐れ、不安)に関係したチャクラでもあります。

 

そして、第3チャクラは、外敵に対する個体防衛本能に密接に関係したチャクラであり、時として攻撃的、闘争的な行動に結びつき、感情面では、”怒り””闘争心””利己心”などとして発現することが多いと考えられます。

 

この第1チャクラから第3チャクラにおいては、本能的であるという点では、ほとんど、動物と人間の差はありません。

 

大抵の動物も、”種の保存”という観点から、本能が働いているかのように見受けられますが、

人間も、動物であるからには、同じ原理が働いていると考えても差し支えないと思われます。

 

そして、動物にも、感情はありますし、外敵に対する個体防衛本能が働くため、敵に対しては、攻撃、或いは、逃避を選択し、”自分”を守るという行動を取ります。

 

ですから、食う、寝る、排泄する、性交する、という点においては、表れ方は多少違っていても、人間と他の動物の間に、大きな違いはありません。

 

下位チャクラが、本能に根差したチャクラであることから、そこから放出されるエネルギーはほとんど動物的であるため、霊的なエネルギーとは言い難い、と言えます。

 

そして、多くの人間は、この第1チャクラから第3チャクラの間をエネルギーが行ったり来たりしている、と聖ラーマクリシュナは仰っています。

 

それでは、下位チャクラと上位チャクラの境にある第4チャクラとは、一体どんな役割を果たしているのでしょうか?

 

霊的なエネルギーを目覚めさせるには、アナハタ・チャクラを目覚めさせる必要があると言われており、一体、それは、何故なのでしょうか?

 

チャクラが閉じていたり、開きが狭かったりすると、チャクラからエネルギーがほとんど放出されないため、体の中にエネルギーが滞り易くなります。

その結果、下位チャクラ内だけで、エネルギーが循環している状態では、

クンダリニーシャクティという霊的なエネルギーは目覚めても、上位チャクラにスムーズに上昇しないため、また元の状態に戻ってしまうと言われています。

 

このことについては、また別の機会に書くことにして、

第4チャクラのアナハタ・チャクラについては、次回、分かり易くまとめてみたいと思います。

 

 

聖ラーマクリシュナ

『智慧が身についたら我執はなくなる。

智慧が身につけば三昧に入れる。

三昧に入れば、そこで”我”は消え去る。

その智慧を身につけることが、とてつもなく難しいのだ。

ヴェーダにこうある。

”第七住地に心のぼれば三昧に入るべし”

三昧に入れば、やっと我を追い払うことができる。

心が平常いつも住んでいるのはどこだと思う?

はじめの三つの場所だーー性器と肛門と臍。

この三つの住地に住んでいる間は、心はただもう俗世のことばかりに執着しているーー女と金にね。

心臓に心がのぼって住むようになると、その人には神の光が見える。

その人は光を見て、”何だろう?何だろう?”と口走る。

その次が喉だ。

ここに心が住むようになると、ただ、唯、神様のことだけを話したり聞いたりしたくなる。

額ーー眉と眉の間だが、ここに心が上ると、サッチダーナンダ(真、智、喜、大実在)の様相が見えて、そのすがたに抱きついて直に感じてみたいと思う。

だが、できない。

ランタンの中の灯は、見えても直に触ることはできない。

いかにも触っているように感じるけれども、実際は触れないのだ。

第七の住地に上ったときは、もう”我”(アハンカーラ)は消えてなくなり、三昧に入るのだ」

 

「そこに到達してブラフマン智が生じたならば、人は何を見るのでしょうか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「第七住地に心が届いたら何が起こるか、口では言えない。

船が黒い水域に入ったら、二度と戻ってこない、船の消息もわからない。

船の様子も船から報告してもらえない。

塩人形が海の深さを測りに行った。

だが入って行くほどにたちまち溶けてしまった!

海の深さを誰が報告してくれる?

知らせるべきものと一つになってしまったのだ。

第七住地では心が滅び去って、三昧に入るのだ。

どんな感じだか、口で言えるはずがない。」

 (大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

 

不滅の霊魂はこのようにして

耳 眼 舌 鼻 触覚と

また心意(こころ)をもった物質体(にくたい)をとって誕生し

それらに相応した対象を味わい経験する

(バガヴァッド・ギーター第15章9)

 

 

 

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チャクラについて(3)-マニプラ・チャクラ(第3チャクラ)

前回と前前回の記事で、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラと第2チャクラのスワディスタナ・チャクラについて書きましたが、

両チャクラは、位置的にも近く、働きにおいても似ている、ということがお分かり頂けたかと思います。

 

この二つのチャクラに共通な性エネルギーは、性ホルモンによってコントロールされています。

この性ホルモンは、視床下部から分泌される性腺刺激ホルモン放出ホルモン (LH-RH) が、脳下垂体での性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の産生、分泌を促すことにより、第二次性徴などに見られるように、男女の著しい性差を顕著に生じさせます。

これらの肉体面における変化は、性ホルモンの分泌により促された結果ですが、

この性ホルモンの分泌量は、自律神経(交感神経と副交感神経)によりコントロールされており、通常は、自発的意識的コントロール下にはありません。

(女性の月経などはその一例ですが、時により、精神的な影響を受け、変化することもあります)

 

今回は、第3チャクラである「マニプラ・チャクラ」について見ていきましょう。

マニプラ・チャクラは、腹部の臍のあたりにあるとされ、「マニプラ」とは「宝石の町」という意味です。

 

この第3チャクラの辺りにある臓器と言えば、副腎、膵臓、胃などがあります。

 

まずは、副腎から見てみましょう。

『副腎は、2層構造をしており、副腎皮質および副腎髄質から構成される。

副腎皮質からは、コレステロールを原料に多種のステロイドホルモンが分泌される。

それらのホルモンをまとめて副腎皮質ホルモンと総称する。

副腎皮質ホルモンは、その機能から大きく3つに分類される。

体内での糖の蓄積と利用を制御する糖質コルチコイド、無機イオンなどの電解質バランスを調節する鉱質コルチコイド、そして生殖機能に関与する性ホルモン、特にアンドロゲンである。

副腎髄質からは、カテコールアミンであるアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌され、体のストレス反応などの調節を行っている。」(Wikipediaより)

 

ここで、重要なのは、よく知られているステロイドホルモンです。

ステロイドホルモンは、生体のエネルギー利用を助ける方向に作用し、血糖値の上昇、水分の保持、気分の高揚などの作用を持ち、

このため、このステロイドホルモンが不足すると、全身の倦怠感などが出現すると言われています。

 

さらに、ストレス負荷により身体の神経・内分泌制御機構が働くことによりコルチコイドの分泌が亢進し、

ストレス応答の制御に関わるなど生体のホメオスタシス(恒常性)維持に重要な役割を果たしています。

コルチゾールの前駆物質であるコルチゾンとアドレナリンは、人体がストレスに対して反応する際に放出される主なホルモンであり、

これらは血圧を上昇させ、体を闘争または逃避反応 (fight or flight response) に備えさせ、

ストレスによって発散され、分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす、と言われています。

 

また、このコルチコステロイドホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、報告されており、

海馬は記憶形態に深く関わっているため、認知症との関連も問題視されるようになってきました。

 

いずれにしろ、副腎皮質ホルモンが、ストレスホルモンと言われるだけあって、ストレス反応と深い関係があることは明らかで、

ストレス社会に生きる我々にとっては、第3チャクラは、生きる上で、非常に重要なチャクラであることは言うまでもありません。

 

第3チャクラで、もう一つ見ておきたいのは、膵臓です。

膵臓には、二つの機能があり、一つは 膵液を小腸(十二指腸)に分泌している外分泌機能であり、

もう一つは、ランゲルハンス島と呼ばれる球状の小さな細胞の集塊が無数に散らばってる部位で、

インスリン(主として血糖を抑制する作用を有する血糖値の恒常性維持に重要なホルモン)と

グルカゴン(インスリンとともに血糖値を一定に保つ作用をするホルモンであり、インスリンとは反対に血糖値が下がって糖を必要とするようになったときに肝細胞に作用してグリコーゲンの分解を促進する)

を血液中に分泌しています。

 

このインスリンの分泌というホメオスタシスにより、人間は、血中の血糖値を自動的にコントロールしているわけですが、

極度に食事を摂らなかったり、糖尿病の薬を飲みすぎたり、特別な病気があると、低血糖症を引き起こしやすくなります。

また、これらの状態で激しい運動を行った時には、低血糖症がより起こりやすくなります。

(この低血糖症に罹っているいる日本人は、無自覚な場合が多く、

最近の高カロリー食の摂取により、糖尿病予備軍と言われている人は、全国に数千万人いると言われています)。

 

この低血糖症とは、血糖値が50mg/dLを下回ると、大脳のエネルギー代謝が維持できなくなり、

精神症状をおこしはじめ、さらには意識消失を引き起こし、重篤な場合は死に至ることになりますが、

通常は、他のホルモンによる回避システムが働くので、意識に異常をきたすには至りません。

しかしながらアドレナリンが大量放出されることに伴い、交感神経刺激症状が現れます(低血糖発作の症状はこれによります)。

例としては、大量の冷や汗、動悸、振戦、譫妄などで、アドレナリン、ノルアドレナリンによる諸症状として、精神症状は、にらんでいるような顔つきになり、暴力をふるったり、奇声をあげたりすることがあります。

身体症状は心拍数や拍出量の増加、血糖と脂質の上昇、代謝の亢進、手足の冷え、呼吸が浅い、眼の奥が痛む、動悸、頻脈、狭心痛、手足の筋肉の痙攣、失神発作、月経前緊張症、手指の震えなどがあります。

低血糖症の症状のなかでも、細胞のエネルギー不足で起こる症状は、異常な疲労感、日中でも眠気をもよおす、集中力欠如、めまい、ふらつき、健忘症、光過敏症、甘いもの欲求などがあげられています。

 

このように、第3チャクラのマニプラ・チャクラは、ストレスホルモンを放出することで、ストレスに対抗する個体防衛システムにおける主導的役割を果たしていると言えます。

 

第2チャクラのスワディスタナ・チャクラが、不安や恐れといった精神安定ホルモンのセロトニンによる影響を受けやすいチャクラであるのに対して、

第3チャクラのマニプラ・チャクラは、ストレスという明確な外敵に対応して、個体防衛反応を生じさせ、

アドレナリン、ノルアドレナリンという交感神経を刺激するホルモンを分泌することで、闘争あるいは逃避反応を生じさせることから、個体の生存本能に深く関係したチャクラであると言えます。

 

専門的な解説になりましたが、第3チャクラの特徴は、ストレスと密接な関係があることがお分かり頂けたかと思います。

 

生体防衛反応とも言うべき個体の生存本能にも直結した生理作用を一身に担っているのが、第3チャクラのマニプラ・チャクラとも言え、

強いストレスを受け続けると、第3チャクラが弱まったり、閉じたりしてしまうことから、

第3チャクラ、マニプラ・チャクラが活性化しているか否かは、心身ともに健康・健全な状態にあるかどうか?の指針にもなり得ると言えます。

 

次は、第4チャクラの、アナハタ・チャクラについてです。

 

 

『何の修行もしないのに神をつかむ人もいる。

その人たちは永遠の完成者と呼ばれる人だ。

称名誦経や苦行をして神をつかむ人たちは修行完成者と呼ばれる。

それから恩寵完成者――千年も暗闇だった部屋にランプを持って入れば、途端に明るくなってしまう!

それから、突然完成者というのもある。

大金持ちの目にとまった貧しい家の倅のようなものだ。

旦那は娘をその息子にめあわせる。

娘といっしょに、家屋敷、馬車、男女の召使い、みんな付けてくれる。

それから、夢中完成者というものもあるーー夢で見神した人だ

 

永遠完成者は別格だよ。

ラニの木(こすって火をとるための木片)のように、ちょっとこすりさえすればすぐ火がつくーーこすらなくてもいい場合さえある。

ほんの少し修行すれば永遠完成者は神をつかむし、また修行しなくても覚る。

しかし、永遠完成者は神をつかんだ後修行する。

ヒョウタンやカボチャみたいに、先に実がなってそのあとで花だ。』

 (大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

 

ブラマーの夜が明けると再び

万物群生は流れ出て活動を始め

暗闇になると溶解消滅する

物質世界はただこれを反復(くりかえす)するだけである

 

だがこの未顕現 顕現の現象(すがた)を超えて

別な世界が実在する

それは至上至妙にして永遠不滅

物質宇宙(このよ)が絶滅してもそのままである

 

その非顕現の清浄界こそ

不滅の妙楽世界であり

そこに到達した者は決して物質界に戻らない

そこがわたしの住居(すみか)である

(バガヴァッド・ギーター第8章19-21)

 

 

 

☆ナーナさんのサットサンガに6回以上参加されると、パートナーのキヨさんの個人セッション、チャクラの浄化(活性化)セッションとサードアイ開眼セッションを受けることができ、自分の体にあるチャクラ(の強弱)を実際に体験することができます。

また、チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環を促します。

 

ナーナさんから放たれるシャクティプラーナの恩寵に与り、

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チャクラについて(2)-スワディスタナ・チャクラ(第2チャクラ)

前回の記事では、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラについて、書きました。

 

今回は、第2チャクラのスワディスタナ・チャクラについて詳しく見ていきましょう。

 

スワディスタナとは、「自らの住処」という意味で、実は、クンダリニーはここに眠っていたとされており、

その後、クンダリニーは第1チャクラであるムーラダーラ・チャクラまで下りたと言われています。

そういう意味からも、第2チャクラのスワディスタナ・チャクラは、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラと非常によく似ており、関連が強いと考えられます。

 

それは、第1チャクラのムーラダーラ・チャクラは、排泄と性交の場として直接、外部との接触があるところですが、

第2チャクラのスワディスタナ・チャクラは、会陰と臍の間の辺りにあり、女性では子宮、男性では前立腺があるところにあり、第1チャクラのように、外部と直接触れ合ってはいませんが、

性ホルモンの分泌に大きな役割を果たしている器官は、女性では子宮であり、男性では前立腺であることから、性的なエネルギーに関係したチャクラであることは明らかです。

これらの器官が充分に機能していない場合は、性ホルモンが正常に分泌されず、子孫を残すという種の保存能力を発揮することが難しくなります。

 

また、排泄は、口から入った食べ物が消化器官で消化され、吸収された残りが体外へ出ることですが、

その間に、食べ物として体内に摂り込まれた物質は、食道、胃、小腸、大腸、肛門へと至る一連の消化器官と他の臓器からの消化酵素の働きにより分解、吸収され、栄養やエネルギーに変換され、肉体の維持活動に使われます。

 

第2チャクラは、この最終の消化プロセスを担っている腸の働きにも関係していると考えられます。

小腸は、主に栄養分の吸収を行う部位ですが、同時に、ホルモンでもあり、神経伝達物質でもあるセロトニンを分泌しています。

 

このセロトニンについて、Wikipediaによりますと、少し長くて難しい説明になりますが、重要なので、ここに転記させて頂きます。

 

必須アミノ酸トリプトファンから5-ヒドロキシトリプトファンを経てセロトニンになる。

人体内には約10mg存在し、消化管粘膜に90%、血小板中に8%、脳内の中枢神経系に2%存在する。

体内では主に小腸にある腸クロム親和性細胞、および腸クロム親和性細胞様細胞が産生し、腸の蠕動亢進に働く。

そのため、消化管のセロトニンが過剰に分泌されると下痢になり、分泌が少ないと便秘になる。

消化管で生成されたセロトニンの一部は血小板中に取り込まれ、血液凝固・血管収縮、疼痛閾値の調節、脳血管の収縮活動の調節などに働く。

一方、脳内の神経伝達物質として働くセロトニン(以下、脳内セロトニン)は脳幹の縫線核で合成される。

腸で生成されたセロトニン血液脳関門を通らないため脳のニューロンに直接作用する可能性はない。

5-ヒドロキシトリプトファン血液脳関門を通過するが種々の副作用を示すため、脳内セロトニンを増やすためには栄養学的にはトリプトファンの摂取が重要となる。

トリプトファン血液脳関門の通過にあたり、他のLNAAs(large neutral amino acids)(バリン・ロイシンイソロイシンフェニルアラニンチロシンメチオニン)と共通の輸送体を使って脳内に入る。

そのため、高たんぱく食などLNAAsが多い環境ではトリプトファンは脳へ取り込まれにくくなり、脳内セロトニン合成の律速段階となる。

また、Diksicらの研究によると健常男性は女性より約52%脳内セロトニンを産生する能力が高く、セロトニンの前駆物質であるトリプトファンが欠乏すると、女性では脳内セロトニン合成が男性の4倍減少する。

脳内セロトニンを生成する縫線核群は、大脳皮質、大脳辺縁系視床下部、脳幹、脊髄など広汎な脳領域に投射しているため、脳内セロトニンが関与する生理機能は多岐にわたる。

生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などの生理機能と、気分障害統合失調症・薬物依存などの病態に関与しているほか、ドーパミンノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。

ホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御している。』

とあります。

 

つまり、脳内のトリプトファンの濃度は、感情や精神を安定されることに関係している、ということになります。

この脳内のトリプトファンの濃度を上げるためには、トリプトファン必須アミノ酸のひとつなので、当然多くのたんぱく質を摂ればいい、と思いがちですが、

しかし面白いことに、ラットを用いた実験によると、高たんぱく質食を摂取させたラットは、血漿トリプトファン値は上昇したものの、脳内のトリプトファンセロトニン量が低下し、

一方、高炭水化物食(無たんぱく)を与えたラットでは、無たんぱく質食にも関わらず、脳内のトリプトファンセロトニンの量が増えた、という報告もあり、

これは、『高たんぱく食などLNAAsが多い環境ではトリプトファンは脳へ取り込まれにくくなり、脳内セロトニン合成の律速段階となる』という現象によるもので、

つまり、トリプトファンが、脳内に入るためには血液脳関門を通過する必要があるのですが、

たんぱく質を摂取すると、トリプトファンとその輸送経路で競合するほかのアミノ酸(LNAAs)も増加するため、結果として血液脳関門を通過するトリプトファンが少なくなり、

逆に高炭水化物食(無たんぱく)だと、たんぱく質はないけれども、上昇した血糖からインスリンが分泌されて、

それがトリプトファン以外のLNAAsの筋肉への取り込みを刺激するので血漿トリプトファン/LNAAs比が上昇して、競合が少なくなり、その結果、トリプトファンが脳に取り込まれる量が増えるという仕組みになっている、と考えられます。

 

これらのことから推測されることは、消化にも関する第2チャクラのスワディスタナ・チャクラは、

このスワディスタナ・チャクラを活性化するには、菜食であることが必要であると言う説もあることから、(密教ヨーガ、本山博著)、

摂取する食物が、感情や気分などを安定させるという精神的な働きに大きく関与している腸内セロトニンや脳内セロトニンの分泌に、大いに関係している、と言うことができるかと思います。

(これは、上述の通り、脳内トリプトファンの分泌濃度を上げるためには、摂取するたんぱく質の量を減らして、炭水化物の多い食事(玄米菜食など)が推奨される所以だと思われます)

 

セロトニンの分泌機能の活性、不活性は、精神的な影響を与えるという点で、第1チャクラとは異なり、第2チャクラ特有の特徴と言えるでしょう。

 

実際に、第2チャクラが弱まっている(不活性)状態でいると、精神的、情緒的、感情的な起伏の影響を受けやすくなり、セロトニンが抗うつ病薬として実際に投薬されていることからも、

根拠のない恐れや不安感などは、第2チャクラのスワディスタナ・チャクラが充分に活性化しているかどうか?に関係していると言えます。

 

今回は、精神的な疾患を患っている方々が増えてきている現状を踏まえ、

第2チャクラの不活性と精神安定剤的な役割を果たしているセロトニンとの関係を詳しく見てみました。

 

うつ病などの精神的な病を発症している方々の中には、第2チャクラのもう一つのエネルギーである性エネルギーの発現も乏しくなっているように見受けられます。

 

体と心は、密接なつながりをもって機能しています。

 

チャクラは、人体にあるエネルギーが放出される開口部ですが、そのエネルギーの強弱を知ることは、

体と心にどのような問題点が隠されているか?を知る手がかりともなり得ると言えます。

 

次回は、第3チャクラのマニプラ・チャクラについてです。

 

 

『純粋真我(シュッダートマ)である”それ”は、すべてに超越して無関係だ。

”それ”のなかにマーヤーまたは無知無明がある。

このマーヤーのなかに三グナがある――サットヴァ、ラジャス、タマス。

純粋真我である”それ”のなかにこの三グナがあるんだが、それにもかかわらず、”それ”はすべてを超越していて、すべてと無関係だ。

火の中に青い色の粒を放りこめば、青い炎がみえる。

赤い色の粒を放りこめば、赤い炎にみえる。

だが、火それ自体は何の色もない。

肉を運んでいた賤民がシャンカラにさわってしまった!

シャンカラが、「私にさわったな!無礼者め!」と叱ると、賤民は言った。

「もし、タクールよ。手前もあなたに触りませんし、あなたも手前に触れてはいませんよ!

あなたは純粋真我(シュッダートマ)ーーあらゆるものに無関係、超越していなさる」

ジュダ・バーラタも、それと同じことをラフーガナ王に言った。

純粋真我(シュッダートマ)はあらゆるものに超越し不可触だ。

そしてまた、シュッダートマは目で見ることはできない。

水に塩が混ざっていると、塩は目で見ることはできない。

純粋真我(シュッダートマ)こそ大原因(マハーカーラナ)だ。

原因(カーラナ)の原因だ。

粗大(ストゥーラ)、精妙(スークシュマ)、原因(カーラナ)、大原因(マハーカーラナ)とあってね、五元素(パンチャ・ブータ、地・水・火・風・空)は粗大(ストゥーラ)。

意(マナス)、知覚(ブッディ)、自我意識(アハンカーラ)は精妙(スークシュマ)。

自然(プラクリティ)または根源造化力(アディアシャクティ)は原因(カーラナ)。

ブラフマン、または純粋真我(シュッダートマ)が大原因(マハーカーラナ)だ。

この純粋清浄の真我こぞ、わたしたちの本性なんだよ。

智識(智慧)とは何だろう?

この、自分の本性を覚って、そこから心を動かさないことだ!

これが純粋真我を知る、と言うことなんだよ』

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

 

確固不動の決意と信念をもって

ヨーガの修行をつづけよ

小我の妄動より発する一切の欲望を捨て

あらゆる方面から感覚を統御せよ

 

十分な確信をもって一歩また一歩と

知性(ブッディ)に導かれてサマーディの峯に登れ

そして心をただ一つ真我(アートマン)に固定し

ほかの一切を思うな 考えるな

(バガヴァッド・ギーター第6章24-25)

 

 

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チャクラについて(1)-ムーラダーラ・チャクラ(第1チャクラ)

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり、その中でも、特に重要なのが、スシュムナーであると書きました。

そして、スシュムナーは、人体と言うところの「脊髄」であると。

 

この「経路」というのは、プラーナ(気)エネルギーの流れる路という意味で、全身に張り巡らされており、

そういう意味では、東洋医学で言うところの鍼灸治療で用いられている「経絡」ともオーバーラップしていると考えられます。

 

今回は、「スシュムナーにはチャクラと呼ばれるエネルギーセンターがあり、特有の花弁と色で表現される。」という引用文に書かれている「チャクラ」について、少し説明したいと思います。

 

「チャクラ」については、ヨーガ(アーサナ)をやっている人たちには、お馴染みの言葉だとは思いますが、

チャクラについて知っている人はいても、チャクラを実際に感じている(体験している)人は少ないのではないか、と思われます。

 

チャクラとは、サンスクリット語で円、円盤、車輪、轆轤(ろくろ)を意味する語ですが、実際に、チャクラのある位置からは、エネルギーが回転して体内から体外へ放出されているのを感じることができまます。

 

人体に関係しているエネルギーは、すべて回転しています。

チャクラは、体の内部から真直ぐ前や後ろに回転しながら放出されるエネルギーで、その強弱は個人差があり、チャクラが開いている(活性化している)人ほど、放出されているエネルギーは強くなっています。

 

一方、クンダリニーは、スシュムナーに沿って、超スピードで旋回しながら、頭頂へと上昇していく強力なエネルギー(シャクティ)です。

このエネルギーは滅多に感じる(体験する)ことはないため、一般的にはほとんど知られていません。

よって、クンダリニーについての詳しい説明がなされていることは、ほとんどありません。

 

しかし、チャクラについては、ヨーガ行者によって、体験的に知られており、多くの文献も残されているので、現代では、一般人でも、そのヨーガの智慧に与ることは可能です。

 

それでは、第一チャクラから見ていきたいと思います。

 

第一チャクラは、ムーラダーラ・チャクラと呼ばれ、脊柱の基底にあたる会陰(肛門と性器の間)にあります。

「ムーラ・アーダーラ」とは「根を支えるもの」の意だそうで、そこには、クンダリニーが眠っているとされています。

 

このムーラダーラ・チャクラの位置するところは、人体においては、会陰部、生殖器にあたります。

関係する内分泌腺であるホルモンは、性腺、性ホルモンです。

(ホルモンとは、生理活性物質を指し、ホルモンが伝える情報は生体中の機能を発現させ、恒常性を維持するなど、生物の正常な状態を支え、都合よい状態にする]重要な役割を果たしているとされています)

 

また、人体においては、ムーラダーラ・チャクラの位置は、排泄が行われる場所でもあるため、

一般的に、ムーラダーラ・チャクラは、人間の基本的な生活習慣に密着したチャクラと言えます。

 

食べる、性交をする、などは、動物も同じように行動するため、ムーラダーラ・チャクラは人間特有のチャクラではなく、

よって、霊的なエネルギーを発しているとは考えにくいと言えます。

 

しかし、このチャクラから強いエネルギーを発している人は、衣食住に対する欲望、及び、異性に対する欲求が強いため、非常にエネルギッシュな行動力、生命力に溢れているとも言えます。

ムーラダーラ・チャクラが閉じていたり、そこから発されるエネルギーが弱い人は、性欲が無かったり、現実に対応する力が弱く、現実逃避の傾向を示すことが多いようで、ムーラダーラ・チャクラは、この二元世界において人間として生きる生命力を表すチャクラとも言えます。

 

このチャクラに眠っているとされるクンダリニーですが、クンダリニーについては、後日、書きたいと思います。

 

次回は、残りのチャクラについて書く予定です。

 

『自分のなかにほんとうの自分をみつけることができたら、一切成就だ!

それを覚るための修行なんだからね。

その修行をするために肉体(からだ)があるんだ。

黄金の神像ができ上がるまでは、土の鋳型が必要だ。

神像ができ上がったら、土の鋳型は捨てられてしまう。

見神できたら、肉体は捨てられてもいいんだ。

あの御方は内にだけいらっしゃるのではないよ。

内にも外にも!

カーリー堂では大実母(マー)は、あらゆるものが霊だということを見せて下すった!

マーがすべてのものになっていなさるんだ!

お像も、このわたしも、お水入れも、供え皿も、ぴかぴか光る飾りのものも、木の戸も、大理石も、石も、みんな霊そのものなんだよ!

このことをはっきり見るためにこそ、あの御方に祈るんだよ――祈祷、修行、称名、讃歌、キールタン。

このことのため、あの御方を信仰するんだ。

あれたちは見ての通り、まだそれほど高い境地にいっていない。

あれたちは信仰にすがっている。

まだあれたちにはそういうこと(ソーハム――我はソレなり)を言うな」

 (大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

 

すべての行為(カルマ)は物質自然(プラクリティ)によって

つくられた肉体が行うのであって

自己の本体(アートマン)とは無関係であると知る者は

存在の実相を見ているのである

(バガヴァッド・ギーター第13章30)

 

 

 

生命エネルギー・プラーナの流れる経路(ナーディー)について

前回の記事で出てきた「クンダリニー」「スシュムナー」「ナーディー」「ブラフマ・ランドラ」などについて、詳しく見ていきたいと思いますが、

その前に、「不滅の言葉」の中に、それらについて唄ったキールタンの詩とそれに伴う解説がありますので、ご紹介させて頂きます。

 

 

『「大気、暗闇、虚空、天空

そして、地の四方八方が、マー(大実母)の光を受けて生まれ出る

ブラフマー、ヴィシュヌなど、あらゆる神々も

すべてマーのシャクティの光から生まれた

イダー、ピンガラー、スシュムナー、ヴァジュリニー、チトラーはすべて

ハスラーラのために脈打っている

蓮の花々はチトラーの中で上に向かって並んでいる

白色と金色に輝くもの

ふたつの蓮が開き、ひとつはまだ蕾だ

二組は上向きに、また下向きに

マーは白鳥のお姿で

蓮の中をクンダリニーとして動かれる

へその上のチャクラはマニプーラと呼ばれる

そこには十弁の血の如き紅き蓮

この蓮には、マーの火の力が宿る

この火が消えると、すべては消滅してしまう

胸の蓮には、空のような心の湖

そこにアナハタの蓮が浮かぶ

そこには黄金に輝く十二弁の蓮の形をしたシヴァの矢

その蓮の中、マーのシャクティは生命の源、息吹として住み給う

その上の喉の中には、煙色の十六のヴィシュッダの蓮

その蓮の中で、マーのシャクティは空(エーテル)として存在している

そこに至れば、エーテルのすべてがひとつの無限の空間になる

その上の大脳には、千の花弁の蓮

これはグルの最も神聖な場所

この蓮の内に、至高のシヴァは宇宙のお姿でいらっしゃる

この白い千弁の蓮に、シヴァはひとりで住み給う

この蓮のなか、シヴァの姿は影のお姿

シヴァは梵の座(ブラフマ・ランドラ)に、その影像を投じる

そして、そこにマーが至れば、シヴァは本来のお姿をとられる」

 

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり、

特に需要なのがスシュムナーでブラフマ・ナーディーとも呼ばれ、

肛門と生殖器の間の会陰部にあるムーラダーラ・チャクラから頭頂にある梵の座(ブラフマ・ランドラ)にかけて脊柱の中を通っている。

このスシュムナーの周りをイダーとピンガラーの二つの経路(ナーディー)が交差しながら流れており、

梵の座(ブラフマ・ランドラ)でスシュムナーに合流する。

イダーは左の鼻孔の流れで、陰性、女性原理、月の性質を持ち、

ピンガラーは右の鼻孔の流れで、陽性、男性原理、太陽の性質を持つ。

スシュムナーの中にヴァジュリニーと言う細い経路(ナーディー)が通っており、

このヴァジュリニーの中にさらに細いチトラーと言う経路(ナーディー)が通っている。

スシュムナーにはチャクラと呼ばれるエネルギーセンターがあり、特有の花弁と色で表現される。』

 (大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より)

 

 

この文を現代医学の観点から解説すると、こうなります。

 

スシュムナーとは、脊髄のことであり、

「体内にはプラーナ(気)の流れる主要な経路(ナーディー)が三本あり」の主要な経路(ナーディー)とは、

性神経である運動(運動神経)と感覚(感覚神経)など動物的機能に関する2本の神経と、

自律神経と呼ばれる意志とは関係なく植物的機能(呼吸、循環等)に関する神経で(自律神経には交感神経と副交感神経があります)、

これら3つの抹消神経系であることがわかります。

 

また、イダーは、体性感覚の内の、温度覚、痛覚や粗大な触圧覚を伝える外側脊髄視床路、

そして、ピンガラーは、詳細な触圧覚や深部感覚を伝える後索ー内部毛帯路のことだと思われます。

両者は、脊髄を上行する途中で、経路は左右に交差するため、右半身の情報は左半球の大脳皮質へ、左半身の情報は右半球の大脳皮質へと伝わります。

 

そして、「ヴァジュリニーの中にさらに細いチトラーと言う経路(ナーディー)」というのは、痛覚を伝える有髄線維と無髄線維のことを言っているように思われます。

 

ブラフマ・ランドラとは、「頭頂にある霊穴」と言われている場所で、医学的には、「泉門」と言われている部分で、

 新生児の脳頭蓋を構成する8個の骨の境目で、骨化がまだ進んでいない結合組織膜の柔らかい部分を指します。

左右の前頭骨と左右の頭頂骨とに挟まれた菱形のものを大泉門、左右の頭頂骨と後頭骨との間の三角形のものを小泉門と言い、4種6個がありますが、それぞれ、成長とともに、半年から2歳ぐらいまでの間に閉じます。

 

いずれにしろ、プラーナ(気)というエネルギーの流れとは、現代医学で言われているところの神経経路を流れる電気信号の流れと関係があることがおわかり頂けるかと思います。

 

チャクラについては、次回、詳しく説明することにいたします。

 

 

 

 わたしは生物の体に入って

生命力の火となり

呼気(プラーナ)と吸気(アパーナ)に合して

四種の食物を消化する

 (バガヴァッド・ギーター第15章14)