永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

<食物についての識別>について(14)

前回ご紹介しました<食物についての識別>に関する記事の中で、「動物食」については、「出来るだけ避ける方が好ましい」というような趣旨の内容をご紹介しました。

 

これは、ラージャ・ヨーガにおける第二段階「ニヤマ」(勧戒)の中の「シャウチャ(心身の清浄)」を実践することにつながると書きましたが、

それだけでなく、第一段階「ヤマ」(禁戒)の中の、アヒンサー(非暴力)の実践にも通じるものです。

 

「ヤマ」(禁戒)には、この他、サッティヤ(正直)、アステヤ(不盗)、ブラフマチャリヤ(禁欲)、アパリグラハ(不貪)で、「ニヤマ」(勧戒)と同じく、5つあります。

 

「動物食をしない」ということは、シャウチャとアヒンサーに通じ、口に入れる食べ物を通して、着実に探求の道を歩むことができるようになります。

 

しかし、この<食物についての識別>についての知識も、実践なくしては、ただの知識で終わってしまい、自己変容にはつながりません。

 

少しでも、自分でできる準備は、自分ですることが、人間として生きる歓びにつながっていきます。

 

どんな山でも、自分の足で一歩一歩登るからこそ、頂上に辿り着いた時の歓びは、大きいのです。

 

山の写真を見るだけでは、その歓びを味わうことはできません。

 

夢見ているだけでは、現状打破は不可能です。

 

「見神」の歓びは、体験してこそ初めて味わうことができるのです。

 

千里の道も一歩より。

 

ゴールに辿り着くために、少しでも前進しようという意志無くしては、いつまで経っても、ゴールに辿り着くことはできないでしょう。

 

 

 

『<パンおよび小麦粉焼成食品>

良質な全粒穀物で作られたパンなどの食品を少量食べるのは、健康的でバランスが取れた食事法にかなうものだが、今日、大半の人は、特に精白小麦粉と砂糖を使った小麦粉製品を食べすぎる傾向にある。

パンは、一見非常に収縮しているが、作る過程で水分・ベーキングパウダー・砂糖と混ぜ合わせた際に膨らむため、食べると肌や頬が膨らんで、青白くしまりのない皮膚になる。

砂糖を加えて焼いた小麦粉製品は、腹にガスが溜まる原因になる。

パンは、粘液も生み出すもので、腸の停滞・肩の痛み・足のたこが生じる場合もある。

臓器が停滞して、肺・肝臓・胆のう・膵臓の疾患が起きることもよく見られる。

焼いた強力な収縮エネルギーは、中でも脊柱や骨に影響を及ぼして、その柔軟性が失われる。

定期的にパンを食べると、全体より部分に焦点を当てた分析的考え方をするようになるとともに、融通の利かない固定化した人生観を抱くようになる。

 

<果物と果汁>

果物は、とても体の熱を冷まして、気分をくつろがせてくれるものだが、とりすぎると、体が冷えて血の巡りが悪くなり、神経質で風変わりなエネルギーをもたらし、精力が失われる。

果物より果汁のほうが、多少凝縮されている。

果物や果汁をとりすぎると、果物を非常に好むサルなどの霊長類のように、おしゃべりで、明るく、しかし、いたずら好きな性格になり、落ち着かない。

不整脈冷え性・頻繁なまばたき・前頭部の薄毛・ふけ性・甲高い声・肺の虚弱・なで肩・猫背・長く垂れた細い鼻などは、果物や果汁をとりすぎた典型的特徴である。

果物を過剰に接収した場合には、その他の食品でバランスを取ろうとする傾向が見れらる。

また、アレルギー症状が促進される。

 

<砂糖と菓子>

砂糖をとると、ブドウ糖が血液中に供給され、血糖値が一気に上昇して、大量のエネルギーが発生するが、この高揚感は、血糖値の低下とともに急速に失われて、不機嫌、感傷性・散漫な思考・混乱・目的の喪失・落胆をもたらし、総体的に見れば、力強さと活力が低下する結果となる。

砂糖をとりすぎた症状としては、そばかす・肌のしみ・指のつめに現れる白い斑点・瞳孔の拡張など、全般的に拡散性の特徴が見られる。

砂糖の摂取は、虫歯・白内障などの視力障害・不整脈・嚢胞・腫瘍などを引き起こす。

過剰に摂取された砂糖は、体内で脂肪酸に変化して、冠状動脈性心臓疾患・多種類のがん・糖尿病・統合失調症・その他の退行性疾患を引き起こす要因となる。

黒砂糖・糖みつ・トウモロコシの果糖など、過度に精製されたさまざまな製品にも、明晰さが失われ、怠惰で夢幻的な行動を示すようになる。

長期的にとり続けると、神秘的な信念を抱き、感情的・情緒的・センチメンタルなものに異常に惹きつけられるようになる。

 

<スパイスと刺激物>

スパイスは、蒸し暑い気候の地域において、体の熱を冷まし、心と神経系に刺激を与えて、体全体が環境に調和するように働きかける役目を果たすものである。

温帯地域で、刺激や香りの強いスパイスやハーブをとりすぎると、興奮状態で落ち着きがなく注意力散漫になり、全身を冷やし衰弱させる作用がある。

四季の変化に富んだ気候地域に住む人がハーブをたくさんとると、大げさな手振りを交えて、早口でしゃべり、感情的に激しやすく、すぐ疲労し、細菌感染やアレルギーなどの疾患にかかりやすくなる傾向がある。

スパイスは、がんを拡散・転移させる作用もある。

コーヒー・カフェインレスコーヒー・紅茶といった刺激のある飲み物は、強い陰性で、拡散作用があり、体内のエネルギーを上昇させ、脳や神経系を覚醒・刺激する効果がある半面、心臓の鼓動を速め、生殖機能を衰弱させる。

心理面では、含有成分のカフェインが、思考や会話などの知的・社会的活動を促進させるが、この表面的刺激はすぐに失われるものである。

コーヒーや紅茶は、砂糖やミルクを入れて飲んだり、ドーナツやペストリーを一緒に食べたりすることが多いため、低血糖症や血糖値の不均衡を招きやすくなる。』

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

聖ラーマクリシュナ

「そうとも、あの御方のお恵みがあれば、智識に不足などあるかい?

わたしはロクに字も読めない子どもみたいなものだ。

ナンにも知らないよ。

だのにこうしたことをしゃべるのは、いったい誰なんだろうね?

神の智慧のお倉は、いくら出しても減らない。

郷里に穀物商がいてね、”ラメ・ラム、ラメ・ラム”なんて言いながら穀物を量る。

一人が量ると、後ろにいる人が次から次へと穀物の山を手元に押し出す。

後ろにいる人はそれが役目なんだ。

わたしの話もそれと同じで、話すそばから次々と後が出てくる。

マーが無限の智識倉から、際限なく出して下さるんだよ!

子供のころ、あの御方の存在をありありと実感したんだ!

十一のときだったよ。

野原で、何というものを見たことだろう!

みんなは、わたしが気絶していて何の感覚もなかった、と言っていたがね。

あの日からわたしは、すっかり皆とは別の人間になってしまったんだよ。

自分のなかにもう一人、誰かいるのかわかるようになった!

お寺で参拝していると、手が神像の方よりも自分の頭の方によけいに来て、そこにお花を供えたりしたものさ!

わたしといっしょにいた青年が、わたしのそばに寄らなくなった。

『あんたの顔に光があって、あまり近よると恐いんだ』とよく言っていた」

 

聖ラーマクリシュナ

「わたしはホントに、無学文盲で何一つ知りゃしない。

それなのにこういう話をするのは、いったい誰だろう?

わたしはいつも言っているよーー『マー、わたしは道具、あんたが使い手。

わたしは部屋、あんたが住み手。

わたしは車、あんたが御者だ』と。

させる通りにわたしはする、言わせる通りにわたしは言う。

動かす通りにわたしは動く。

ナハン、ナハン(我に非ず、我に非ず)、トゥフ、トゥフ(あなた、あなた)。

すべてはあの御方の栄光、わたしはただの道具!

シュリー・マティー(ラーダー)が自分の純潔の証にと、千も口のついた水がめに水をいっぱい入れて頭にのせて運んだ。

ところが水はただの一滴もこぼれなかった。

皆は口をきわめて誉めそやした。

いまだかつて、これほどの純情貞潔な女性はいなかっただろう、と言って。

するとラーダーは、『あなた方、どうしてわたしなんかを誉めるのですか。

クリシュナを誉め讃えて下さい!

クリシュナ万才!

わたしはあの御方の侍女にすぎません』

あの境地のときに、わたしはヴィジャイの胸に足をのっけた。

あれほど尊敬しているヴィジャイの胸に、あろうことか足をのっけたんだよ!

このこと、どう思う?」

 

医師

「以後、お気をつけになればよろしいでしょう」

 

聖ラーマクリシュナ

「(合掌して)--どうすりゃいい?

あの境地になると、外の意識がなくなってしまうんだもの!

何をどうしたのか、ナンにもわからないんだよ」

 

医師

「お気をつけになるべきです。

合掌したからってどうなるものでもありませんよ」

 

聖ラーマクリシュナ

「あのときにわたしが、何かできると思っているのかい?

ーーそれにしてもあんたは、わたしのあの境地をどう思っているんだい?

もし、ワザとそんなフリをしているんだ、などと思っているなら、あんたの勉強したサイエンスとかマイエンスとかいうものは、実にくだらんものに相違ないよ」

 

医師

「先生、あなたがそんなフリをしているんだと私が思っていたら、こんなにしげしげとここに来るでしょうかね?

何もかもおっぽり出してここに来ているんですよ。

ほかの患者の家にもロクに行かないで、ここに来て六時間も七時間も坐りこんでいるのを、よくご存知でしょうが。。。。」

 

聖ラーマクリシュナ

「シェジョさんにも言ったことがある--あんたみたいな金持ちがわたしを尊敬するようになったから、わたしが恩義を受けたと思っているなら大間違いだよ!

あんたが尊敬してくれようとくれまいと、わたしにとっちゃどうということもないんだ。

--まあ、だがね、人間が何をするかは、神さまのお許しがあってのことだ。

神の力の前では、人間はワラくずみたいなものさ!

 

医師

「あなたは、どこかの漁師(ショジョさんのことで、低い漁師のカーストに属していた)があなたを(神の化身と)認めていたから、わたしもあなたを認めているとでも思っているのですか?

しかし、あなたを尊敬しているのはたしかです。

あなたを一個の人間として。。」

 

聖ラーマクリシュナ

「認めてくれなんて、一度でも頼んだかい?」

 

ギリシュ

「このかたが、あなたに認めろとおっしゃったのですか?」

 

医師

「(タクール=聖ラーマクリシュナに)いったい、何を言っているのですか?--それも神さまの思召しですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「ほかに仕様がないじゃないか!

神の力の前で、人間は何ができる?

アルジュナがクルクシュートラの戦場でこう言った--『私は戦えません。

同族を殺すことはできません』

すると聖クリシュナは、こうおっしゃったーー『アルジュナよ、戦え。

戦うのがお前のもって生まれた運命なのだ』

そして、聖クリシュナは戦士の死骸がるいるいと横たわっている戦場の有様を透視させて下すった。

シーク教徒が寺に来たことがある。

その連中も言っていたよ--『アスワッタの木の葉が風でそよぐのも神の思召し。

神の意志がなくては木の葉一枚だって動かない!』」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

全ての行為は自分がするのではなく

物質自然(プラクリティ)の三性質(グナ)の作用にほかならぬ事を知り

その上に至上主の実在を正覚した者は

この三性質を超越してわたしのもとに来る

 

肉体をまとった者が その体と連合する三性質(グナ)を

振り捨ててこれを超越したとき

誕生と老と死の苦より解脱し

物質界(このよ)にいる間から至幸の神酒をのむ

(バガヴァッド・ギーター第14章19-20)

 

 

 

 

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡<お知らせ>♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

 

☆自己変容したい人

☆真理を体得したい人

☆束縛から解放され真の自由を得たい人

☆真我の目覚めを体験したい人

☆神の直接体験に与りたい人

 

など、魂の最終的な目的地に到達したい方々のために、

クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

詳しくは、シュリ・ナーナ先生の公式ホームページをご覧下さい。

 

http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

シャクティ・プラーナによるシャクティ・パータは、サットサンガに6回以上参加した後、シュリ・ナーナ先生の個人セッションにて受けることができます。

 

☆また、サットサンガに6回以上参加されると、パートナーのキヨ先生の個人セッション、チャクラの浄化(活性化)セッションとサードアイ開眼セッションを受けることができ、自分の体にあるチャクラ(の強弱)を実際に体験し、浄化し、活性化することができます。

チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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<食物についての識別>について(13)

前回までは、<食物についての識別>として、エネルギー的に体に良い影響を与える食品についてご紹介しました。

 

今回は、エネルギー的に見て、あまり取り入れない方が良いとされる食品について、見てみたいと思います。

 

エネルギーの清浄は、ラージャ・ヨーガの第二段階のニヤマ(勧戒)の中にある「シャウチャ(清浄)「心身を清浄に保ち、身体と心を浄化するように努める」に該当します。

 

ニヤマは、この他に「サントーシャ」(知足)、「タパス」(苦行)、「スヴェディヤーヤ」(読誦)、「イーシュヴァラプラニダーニ」(自在神への祈念)があり、全部で5つあります。

 

ヤマ(禁戒)とニヤマ(勧戒)は、人間として果たすべき義務のようなものなので、常に念頭に置いて、日常生活を送るようにすると、修行を行なっていると同じことになるので、自然と心身の準備が整っていくことでしょう。

 

 

 

『<両極端な食べ物の作用>

極端な食べ物を食べることは、肉体的・精神的・スピリチュアルな側面にさまざまな影響を及ぼすものである。

標準的なマクロビオティック食事法において、一般に避けるか最小限にとどめる食べ物の持つエネルギー効果は、以下の通りである。

 

<肉>

肉類は、非常に強力な短期的なエネルギーを持ち、伝統的に肉体的重労働を継続して行う際、もしくは寒い気候から身を守るために食べられてきたものである。

肉に含まれるたんぱく質やミネラル分は、体内で下降し、内側へ向かう極陽性のエネルギーを生み出す一方、脂肪やコレステロールは、より陰性な成分であり体表面や血流に蓄積される。

肉食をすると、全般的に体は、堅く重く硬直して引き締まる。

現代社会に不可欠な食肉である牛肉は、まるで雄牛のような体つき、力強い表現、攻撃的な考え方と行動を生み出すことがある。

ハンバーガーやステーキなどの牛肉製品を食べすぎると、特に砂糖やアルコール類といった強い陰性のものと合わせてとった場合、大声をあげるような話し方・傲慢で軽率な考え方・粗野な行動をするようになる可能性がある。

豚肉も強力な攻撃的エネルギーを有し、中でも足など体の下部に影響を及ぼし、食べすぎるとぞんざいな性格をもたらすことがある。

子羊肉は、ややおとなしいエネルギーを持っているが、弱々しい羊のような行動を促進させる。

一般的に肉類には、飽和脂肪酸やコレストロールが多く含まれ、肉食は、高血圧・心臓病・脳卒中・多くの種類のがん・低血糖症などの慢性疾患を引き起こす主要原因となっている。

 

<鶏肉と卵>

鶏肉は、体を堅く引き締め硬直させて、中でも筋肉・骨・神経に影響を与える。

背中上部が丸まって、肩甲骨が引き締まって堅くなり、喉や首の部分に脂肪が溜まり、甲状腺疾患の原因となる。

末端部の硬直が進行し、関節のはれと痛みが起こり、やがて手足の指がくの字状に変形し、関節炎を引き起こす。

長期間にわたって鶏肉を食べると、よろよろした細い脚・過剰なまばたき・とがった鼻・チック(顔や首、肩などの筋肉が不随意に繰り返し収縮すること)症状・けいれんといった発作的動きが頻繁に見られるようになる。

鶏肉を食べると、精神面では、夫を尻に敷き、物事の詳細や取るに足りないことにこだわり、人生観が狭く断片的になるなどの影響が見られる。

卵は、人間が口にする食べ物の中でもっとも濃縮されたもののひとつで、極度の収縮性エネルギーを持っている。

卵を食べすぎると、卵巣・前立腺・肝臓・その他の生命維持に不可欠な臓器を硬化させ、嚢胞・腫瘍・がんになる危険性をもたらす。

エネルギー的観点からすれば、卵をたくさん食べる人は、自分の周囲に振動性の殻を張り巡らせ、他人との意志の疎通が下手になる。

卵を食べすぎると、ちょうどヒナが卵をくちばしでたたいて割るように、発疹などが噴出してくることもある。

卵は、左脳に強力な分析的・理性的能力をもたらすもので、科学者・数学者・チェスをする人は、一般に頭でっかち(egghead=卵頭)と呼ばれている。

 

<乳製品>

ミルク・生クリーム・バター・アイスクリーム・ヨーグルトなどの乳製品は、太い骨・厚くて鈍感な皮膚・鈍くてのろい反応をもたらす。

乳製品は、強力な粘液を作り出し、副鼻腔・肺・消化器系の各種疾患を引き起こすとともに膣からのおりものや強烈な体臭の原因となる。

乳製品を多くとると、親切で優しい人柄になると同時に、過度に感傷的で子どもっぽく、従順で人と群れをなしたがるようになる。

乳製品のたんぱく質と脂肪は、心臓病・がん(中でも乳がん前立腺がん・肺がん)・糖尿病・ぜんそく・アレルギー・せん痛などの慢性疾患の主原因となるとともに、性欲の減退や不感症にもつながる。

伝統的に母乳を与えられない乳幼児は、羊やロバなど温和な動物の乳を与えられてきた。

ヤギやラクダの乳を与えると、きかん気で頑固な子どもが育つと信じられている。

 

<魚介類>

魚介類を食べると、感覚がとぎすまされ、洞察力が鋭敏になって、流暢に話をするようになる半面、ものの見方は、偏狭で一面的になりがちである。

魚を多く食べる人は、理路騒然として、対立を好まず、あたかも魚が群れをなして泳ぐように、集団を作ったり、コミュニティー意識が強くなる。

マグロ・サケ・メカジキなど、ずっしり身が締まって脂が乗った魚や魚介類は、攻撃的な行動を引き起こさせる。

魚介類や甲殻類は、さまざまな独特のエネルギー資質をもたらす。

例えば、二枚貝のフライを食べすぎると、貝が口を固く閉じるように顎が締まる。

魚介類は、腸や肩のけいれんや、皮膚が硬化するなどの合併症を引き起こすこともある。』

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

 

シャーム・ボース

「よく言われている精妙体(幽体)というものを、誰かはっきり見せてくれる人がいますか?

粗大体から精妙体が出てくるところを、誰か見せてくれる人がいるのですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「神のほんとうの信者は、そんなことをする気には全くなれないよ。

どこかのバカが認めようと認めまいと、ちっとも気にならないよ!

誰か有名な人を感心させて、自分のところにつないでおこうなんて考えは、これっぽっちもありゃしないんだ」

 

シャーム・ボース

「アッチャ、粗大体や精妙体はどういうふうに違うのですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「五元素でできているのが粗大体だ。

心とか、知性とか、我欲、意識、こういうものでできているのが精妙体。

至聖なるものの歓びを感じたり、それと楽しもうとする体が原因体だ。

タントラで言っている”バガヴァティー体”だ。

この三つを超越しているのが、”大原因(超越)”で、これは口では説明できない」

 

「聞いただけでどうなる?

何か実行しろ。

お神酒、お神酒と口でとなえたところでどうにもなるまい?

それで酔えるかね?

お神酒を体に塗りたくっても酔いやしないだろう?

少しでも飲まなけりゃだめなんだよ。

これは四十一番手の糸、これは四十番手の糸と、商売人でもない人が見わけられるかい?

糸商人をしている人は、どんな番手の糸だって簡単に見分けられる!

だから、修行をしなさいと言うんだよ。

そうすれば、粗大、精妙、原因、大原因のちがいがみんなわかるようになる。

そして神に祈るときは、あの御方の蓮華の御足に清い信仰を持てるように、それだけを祈ることだ。

ダルマ(正義)というのは、慈善事業のようないい行いのことだ。

ダルマを持っているとアダルマ(不正)もついてまわる。

徳、徳、とかついでいると、罪もいっしょにくっついてくる。

智識(ジュニャーナ)を持っていると無智(アジュニューナ)もついてくる。

同じように、浄と不浄、光と闇の関係も一つのものの表と裏だ。

それから、一という観念があれば多もある。

いいという感じを持てば悪いという感じもある。」

 

シャーム・ボース

「先生、神智協会のことをどう思われます?」

 

聖ラーマクリシュナ

「まあ一般的に言うと、弟子をたくさん集めようとするような連中は低い霊階の人間だ。

それから霊能力とか神通力のようなものをひけらかしたり、欲しがったりする人も低い霊階だよ。

ガンジス河を歩いて渡ってみたり、遠くの国の人が言ったことを聞きとって話してきかせるとか、そういう力。

こういう人たちが神に純粋な信仰を持つのは、とても難しいことなんだよ」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

サットワの支配下で肉体分解すれば

その魂は聖者たちや

立派な信仰家たちの住む

清らかな世界に上がって往く

 

ラジャスの支配下で肉体分解すれば

その魂は仕事に追われる人々の世界に生まれ

タマスの支配下で肉体分解すれば

その魂は無知蒙昧な女の胎に宿る

 

サットワによる行動の結果は

善美であって汚れなく

ラジャスによる行動の結果は苦痛であり

タマスによる行動の結果は愚昧である

 

サットワからは真実の智識が生じ

ラジャスからは貪欲が生ずる

そしてタマスからは愚鈍と

狂気と妄想が生じる

 

サットワに生きる人々は次第に高い世界に上がり

ラジャスに生きる者たちはこの世界に留まり

いまわしいタマスに生きる者たちは

地獄のような世界に堕ちていく

(バガヴァッド・ギーター第14章14-18)

 

 

 

 

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☆自己変容したい人

☆真理を体得したい人

☆束縛から解放され真の自由を得たい人

☆真我の目覚めを体験したい人

☆神の直接体験に与りたい人

 

など、魂の最終的な目的地に到達したい方々のために、

クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

詳しくは、シュリ・ナーナ先生の公式ホームページをご覧下さい。

 

http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

シャクティ・プラーナによるシャクティ・パータは、サットサンガに6回以上参加した後、シュリ・ナーナ先生の個人セッションにて受けることができます。

 

☆また、サットサンガに6回以上参加されると、パートナーのキヨ先生の個人セッション、チャクラの浄化(活性化)セッションとサードアイ開眼セッションを受けることができ、自分の体にあるチャクラ(の強弱)を実際に体験し、浄化し、活性化することができます。

チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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<食物についての識別>について(12)

「見神」のための準備として、心と体を浄化するための実践方法として、<食物についての識別>についての理解を深めるために、マクロビオティックにおける食物の持つエネルギーについて、ご紹介しています。

 

これらの知識は、実際に、料理を作る際に活用して初めてその効力を発揮するものですので、実際に、料理に応用しなくては、ただの理論で終わってしまいます。

 

食物の持つエネルギーを理解し、それを実践に役立てることで、心も体も変化していき、準備が整うのです。

 

「病は気から」と言いますが、この「気」とは「気エネルギー」のことです。

 

すべてはエネルギーが物質という形をとって現れているに過ぎません。

 

そして、エネルギーには、いろいろあって、人間の体と心に良い影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。

 

人間もエネルギー体なので、良くも悪くも、他からエネルギー的に大きな影響を受けてしまうのです。

特に、食べ物は、肉体を形成する上での重要なエネルギー源ですので、その影響力は他のモノよりも大きいと言えます。

 

それでは、今回も引き続き、前回の続きです。

 

 

『<水>

水は、穀物・塩とともに毎日の食事における三大重要食品のひとつである。

日々の調理や飲用として、自然な水の供給は、重要である。

天然の湧き水は、生き物であり、強力な気すなわち自然の電磁エネルギーを携えて流れている。

消化・吸収を促進し、体内の塩分および他のミネラル分の釣り合いを保ち、腎臓や膀胱の機能を維持する働きがある。

地中深くからくみ上げた井戸水には、やや強めの凝縮効果がある。

水質・硬水や軟水の別・含有ミネラルの配合などには、さまざまな環境要因が関与している。

 

<調理法および食べ方>

食べ物は、調理して食べる方法によって、エネルギーが増減する。

新鮮な食材を選び、季節の巡りに沿った旬のものを秩序正しい方法で食べることが重要である。

鮮度の落ちた食品を食べたり、食べ残しをたくさん出すと、食べ物が持つエネルギーが衰えて、エネルギーや活力の低下につながる。

食べ物は、原則的にできるだけ新鮮な状態で調理し、全粒穀物・豆類・野菜は、少なくとも1日に1~2回はできたてを供するよう心がける。

穀物・豆類・海藻は、1晩おいて翌朝もしくは昼食にその残り物を食べても、日々の健康に目立った影響は及ぼさないが、スープや野菜料理は、毎日作って食べるようにする。

その他の主な影響力は、以下の通りである。

 

★食べ物は、命を形作るものである。

腕のよい調理人は、形・大きさ・味・香りが異なる各食材をあたかも芸術家のごとくパレットの上で見事に取り扱い、家族の健康と意識の向上を創造している。

調理することにより、食べ物が持つ自然のエネルギーを引き出して、その効果を見違えるほど変容させることが可能である。

いかに献立を考え、食べ物を取り合わせて、塩や油などの調味料を用い、火や水を扱うかについて学ぶのは、真の錬金術、すなわち芸術のきわみと言える。

季節の巡りに合わせて、調理の形式・素材・手法を変化させることも重要である。

さもないと料理が単調に陥って食欲が湧かないものになってしまう。

見た目の色合いも非常に動的なエネルギーのひとつであり、ふりかけ・薬味・上手な盛り付けかたなどの要素も食事の楽しみを倍増して、食べる側の心理面に影響する。

ちょっとした薬味やふりかけのひとふりによって、料理の視覚的エネルギーを一変させることも可能である。

 

★火は、強力なエネルギーを生み出して、肉体的・精神的・スピリチュアルな機能を活性化させる。

人類の文化と文明は、調理における火の仕様によって生まれたものである。

ガス火は、安定した均等の火力を持つもので、大半のマクロビオティック実践家庭で使われている。

薪火は、卓越した味わいと強力かつ平和的エネルギーをもたらしてくれるが、現代人にとっては実用的でない場合が多い。

ただし、石炭・炭・ブタン・キャンプ用プロパンなどの自然な火力は、やはり、いずれも申し分ない火力と言える。

 

★食べ物を一口50回、理想的には100回以上よくかんで食べる効用は、多数挙げられる。

かむ際に分泌される唾液中の酵素プチアリンは、食べ物をアルカリ化して、消化・吸収を助け、血液を強化してくれる。

かむことによって食べ物のエネルギーや栄養分がさらに有効に活用され、結果的に食べる量もかなり抑えられる。

よくかむと、食べ物に自然な気の電磁エネルギーが充填され、偉大なる活力と精神性の獲得にもつながる。

 

★料理人の肉体的な健康状態・心持やスピリチュアルなあり方も、その人が作る料理のエネルギーに強力な影響を与えている。

愛情あふれ、穏やかで平和な心持ちで調理された食べ物は、調和的エネルギーを生み出す反面、怒ったり、動転したり、不健康な状態で作られた料理は、否定的エネルギーをもたらす。

原則として、音楽を聴く・テレビを観る・インターネットを検索するなど、他の行為をしながら、料理を作ったり、食事をしたりしないほうが望ましい。

調理している食べ物がコンロの上で醸し出す微妙な音色に十分耳を傾けることは、マクロビオティック料理におけるきわめて重要な原則であり、上記のような気晴らしは、その認識を容易にそらせてしまうものである。

特に食べ物をよくかんでいる間は、平和で心休まる音楽を流すのもよいが、自然の音に耳を傾けるのが理想的である。

与えられた食事に対して、神や宇宙に感謝の気持ちを表現することも、食べ物のエネルギーを増してくれる。

食前や食後の感謝の祈り・祈禱・瞑想・束の間の黙想には、自然界に対する認識を高め、家族やコミュニティーとの調和に貢献し、食べ物の持つエネルギーと精神性を向上させる効果がある。』

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

聖ラーマクリシュナ

「もし、俗世に住んでいる智者と、俗世を捨てた智者がいるとすれば、この二人はどんなふうにちがうのだろう。

答えはこうだ。

二人とも同じ品物だ--両方とも智者--一つの品物だ。

だが世間に住む智者には”恐れ”がある。

女と金のただなかに住んでいれば、何かしら、”恐れ”がある。

煤だらけの部屋に長いこと住んでいれば、どんなに気をつけていても、いくらかは体に黒い煤がつく。

バターにしても、新しい壺に入れておけばバターは悪くなる機会がない。

でももし、バターミルクの入った壺にいれておくとどういうことになるか、ちょっと問題だね。

いり米を煎っているとき、三粒か四粒、ポンポンと鍋の外にはね出る。

その粒はマツリカ(ジャスミン)の花のように白くて、何の汚れもついていない。

鍋のなかの米もけっこうな煎じ米になってはいるが、花のように真っ白じゃないだろう、ちょっとは汚れがついているよ。

世間を捨てたサンニャーシンが智識を獲た場合は、ちょうどあのマツリカの花のように一点の汚れもなくなる。

智識を得た後で、また世間の鍋にいる人は、ちょっとは体に汚れがつくさ。

ジャナカ王の宮殿に一人のバイラヴィー(シヴァ信者の女性)が来た。

女性を見てジャナカ王は、顔をうつむけ目をふせるようにしていた。

その様子をみたバイラヴィーはこう言った--「まあジャナカ、あなたはまだ女性を見るのが恐ろしいのですか!」

完全智に達したなら五つの子供のような性格になって、もう、女と男を差別する感じはなくなるがね。

世間に住む智者に、すこしばかり汚れがついたってかまわないのさ、そんな汚れはちっとも邪魔にならない。

お月様にだって暗いシミのようなところがたしかにあるが、照らす光の邪魔にはならない」

「人によっては智識を得た後に、人びとを導くために何か仕事をする。

ジャナカ王やナーラダのようにね。

人を導くには力がいる。

古代のリシたちは自分のためだけに悟りをもとめて歩いたがね。

ナーラダやジャナカたちは勇気のある人たちだ。

つまらない木っ端は、河に浮いていても鳥の一羽も止まれば沈んでしまう。

大きな丸太なら、牛や人間や象みたいなものまで上に乗せても平気だ。

汽船は自分も向こう岸に渡るが、どれだけ大勢の人をのせてくれることか。

ナーラダたちのような教師(アーチャリヤ)は太い長い丸太--汽船のようなもの。

何か食べたあと、口もとをきれいにタオルで拭いて知らん顔してすましている人がある。

食べたことを他人に知られたくないから--。

マンゴーが一つ手に入ったら、いくつにも切って皆に分けてやって自分も食べる人もある。

ナーラダたちは人びとの幸福を希って、智識を獲た後も、信仰を保ちながら人びとを相手に暮らしていた」

 

「純粋なサットヴァ性になれば、その人は神のことばかり想ってほかのことには何も興味がなくなる。

人によっては前生から受け継いだカルマで、この世に生まれたときから純粋なサットヴァ性を具えている。

そうでなくても、欲を無くして何事もするように努力すれば、やがて純粋サットヴァ性を身につけることができる。

ラジャス性の混じったサットヴァは、いろんな方面に積極的になって、世のため人のためになろう、などという一種のウヌボレが生じてくる。

世のためになるなんてことは、つまらない人間(シーヴァ)にとっては大そう難しいことなんだよ。

でも、他人に奉仕しようという気持ちで、欲のない仕事をすることはいいことだ。

でも、みんなに出来ることじゃない--

とにかく難しいから。

あらゆる人が仕事をしなけりゃならない。

なかで、一人、二人が仕事から離れることができる。

そして純粋サットヴァをもつようになった人も、ホンの一人、二人だ。

この無私の仕事をつづけることによって、ラジャスの混じったサットヴァ性がだんだん純粋なサットヴァ性に変化してくるんだよ。

純粋サットヴァ性になれば、神さまのお恵みで見神できる。

一般の人は純粋サットヴァ性の境地を理解することができない。

ヘムがわたしにこう言ったよーー「どうですか、大先生!この世で名をあげることこそ、人生の目的でしょうが、え?」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

バラタ王の子孫よ

サットワは人を幸福に執着させ

ラジャスは人を利益ある仕事に執着させ

タマスは人の知識を消して判断を狂わせる

 

時にはサットワ優勢でラジャス タマスを制し

時にはラジャス優勢でサットワ タマスを抑え

時にはタマス優勢でサットワとラジャスを支配する

このようにして三性質(トリグナ)は競争している

 

サットワが増してくると

肉体の九門 すなわち目 耳 鼻

口 肛門 生殖器

智識の光で輝くようになる

 

ラジャス増長のしるしは

物事に対する強烈な執着 利益をうむ活動

激しい努力 抑えきれぬ欲望

そして発展へのあくなき追求 焦燥である

 

アルジュナよ そしてーー

タマスが増長すれば

暗愚 邪悪 ものぐさ 無気力

狂気 妄想などが現れてくる

(バガヴァッド・ギーター第14章9-13)

 

 

 

 

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☆自己変容したい人

☆真理を体得したい人

☆束縛から解放され真の自由を得たい人

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など、魂の最終的な目的地に到達したい方々のために、

クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

詳しくは、シュリ・ナーナ先生の公式ホームページをご覧下さい。

 

http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

シャクティ・プラーナによるシャクティ・パータは、サットサンガに6回以上参加した後、シュリ・ナーナ先生の個人セッションにて受けることができます。

 

☆また、サットサンガに6回以上参加されると、パートナーのキヨ先生の個人セッション、チャクラの浄化(活性化)セッションとサードアイ開眼セッションを受けることができ、自分の体にあるチャクラ(の強弱)を実際に体験し、浄化し、活性化することができます。

チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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<食物についての識別>について(11)

心と体におけるエネルギー浄化の実践方法としても有効な効果を見込めることから、数回にわたって<食物についての識別>としての「マクロビオティック」の陰陽の観点から見た”食物が持つエネルギー”について、ご紹介しています。

 

体と心、そしてエネルギーとの密接な関係を理解し、身を以って体験するならば、三者は切っても切れない関係にあり、体を浄化することは心を浄化することであり、そして、エネルギーを浄化することであることがわかってくることでしょう。

 

そしてそのことが、何よりの、「見神」への有効な準備となり得るのだということがわかってくることでしょう。

 

今回も前回の続きをご紹介させて頂きます。

 

『<海藻>

海藻・紅藻・川藻は、伝統的に世界中で食べられてきたもので、柔らかく、柔軟性がありながら、絶えず流動し、水中で生命の均衡を保持するため、しなりながら生育する。

地上の植物は、地面に固定されて、その大部分は、硬直した主軸・茎・葉を持ち、折れやすいのと対照的である。

海藻は、アルカリ性の環境に生育するため、血液を強化して、特に動脈やその他の血管に順応性や柔軟性を与え、保持する助けとなる。

ある種の海藻には、放射性粒子などの有害物質を吸収して体外に排出する作用を持つ成分、アルギン酸塩が含まれている。

海藻は、自然の解毒剤であると同時に、毎日の食事をはじめ、お茶や湿布を含む多様な家庭療法にも広く用いられる。

 

★ワカメは、細長く明るい色をした海藻で、調理すると透明で美しい緑色に変化する。

みそ汁に欠かせない具として使われる。

他の海藻類と同様に、たんぱく質・鉄分・カルシウム・ヨード、ビタミンAおよびBなどの栄養分が豊富に含まれ、高血圧・腫瘍・感染症の予防に効果的である。

 

★ノリ(別名アサクサノリ)は、ノリ巻やおむすびに用いられる。

とても薄くパリッとした食感で、たんぱく質・鉄分・カルシウムなどの栄養分が多く含まれる。

腎臓・泌尿器系・生殖器を強化し、コレステロール値を下げ、循環を促進する作用がある。

家庭療法としては、ニンジンと大根の飲み物に用いられ、小さな切り傷の止血にも使える。

 

★ヒジキは、松葉状の茶色い海藻で、調理すると黒くなり、強い磯の香と木の実のような風味がする。

食品の中ではもっとも鉄分とカルシウムの含有量が多く、強力なエネルギーを与えてくれる。

合わせてビタミンA・C・B12の有効な供給源でもあり、血液中のコレステロール値を下げて、心臓病を予防する。

 

★アラメは、甘い繊細な味わいがあり、柔らかな食感で、調理すると焦げ茶色になる。

他の野菜類や大豆製品との相性がよく、スープやサラダに加えてもよい。

鉄分とカルシウムが豊富で、歯や骨を強化し、循環を促進させる。

外用としては、婦人科系の生殖器疾患のための腰湯に使われる。

 

★コンブは、肉厚で大きく濃い緑色をしたケルプの一種で、スープやめん類の汁に使われるだしを作るために古くから使われてきた。

コンプは、副菜・ふりかけ・お茶にも用いられる。

血液を強化し、体内の毒素を排出する働きがあり、外用としては、湿布にも使われる。

 

<調味料>

マクロビオティック食事法で使う主な調味料は、自然海塩・みそ・しょうゆで、未精製の植物油は調理に用いられる。

梅干しもよく使われる。

 

★塩は、生命に不可欠であり、人類にとってもっとも古い必需品のひとつである。

精製されていない自然海塩(海水を濃縮・乾燥したもの)は、一般の食卓塩では精製・除去されているミネラル分や残留成分が多く含まれている。

食塩の中ではもっとも陽性なもので、消化を助け、血液を強化し、脳や神経系を刺激する。

食卓上で用いるより、調理の際に使うのが伝統的な方法で、食べ物を堅くしたり柔らかくしたりする双方の作用がある。

もっとも強力な食品のひとつであり、適切に用いるのがもっとも難しいものでもある。

常に変化し続ける季節・天候・気候・個人の体調や欲求に応じて、絶えず微調整していくことが必要である。

 

★みそは、大豆と自然海塩から作られた発酵食品で、大麦や米も使われているものが多い。

強力なエネルギーがあり、消化を促進する酵素が含まれていて、血液の質を高めてくれる。

みそ汁に定期的に用いられ、他の料理の味つけやソース・ドレッシングにも使われる。

体の均衡を保ち、健康状態を維持するためにとる主要な食品のひとつに挙げられる。

心臓病の予防・乳がんなどの悪性腫瘍の治癒促進・放射線治療を受けている場合に効果的である。

外用としては、小さな切り傷の湿布に使われる。

 

★天然醸造のしょうゆは、スープ・めん類・炒めものなどの料理の味つけに使われる。

大豆・小麦・自然海塩・水を合わせて発酵させ、ヒマヤラスギの樽で熟成させて作られ、穀物や野菜の消化を助ける働きがある。

たんぱく質・ミネラル分・ビタミンBが豊富に含まれ、家庭療法としては、血液強化・疲労回復・酸化の中和に用いられる。

 

ゴマ油は、現代のマクロビオティックコミュニティーで、調理に使われる標準的な油である。

ゴマの種子を材料として、自然の色・味・香りを生かすため、低温で圧搾したもので、色の濃いゴマ油は、風味豊かないぶした香りがあり、色の薄いものよりいくぶん強い効果があり、次いでよく使われるコーン油は、軽やかな味わいで、さまざまな料理に合う。

ただし、遺伝子組み換え食品の導入によって、従来のトウモロコシの供給が混乱したため、近年、有機栽培されたコーン油は市場から姿を消している。

その他の不飽和脂肪酸の植物油は、一般に、さらに軽くて陰性の拡散作用を持っている。

オリーブ油は、濃厚な単価不飽和脂肪酸であり、特別な料理に合うもので、特に地中海地域や南カリフォルニアなどの暑い気候の地域に住む人々に適している。

 

★梅干しは、塩気が強い梅の漬物で、強い風味があり、酸味と塩気が混ざり合った味で、調味料・ふりかけ・治療に使われる。

種を除いてペースト状にした練り梅は、ソース・ドレッシング・スプレッドに用いられる。

梅干しとともに漬け込むシソの葉は、深紅もしくは紫色で、ふりかけや薬味としてさまざまな料理に使われる。

梅干しは、バランスがとれた中庸のエネルギーを持ち、極端な食べ物や症状を中和してくれる。

消化促進・血液強化・酸化の中和の働きがあり、エネルギー補給や疲労回復のため、梅しょう番茶や梅しょうくずに用いられる。』

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

 

タクール(聖ラーマクリシュナ)は或る信者にギリシュのことを言っておられたーー「ニンニクのつぶしたのを入れておいた器は、千度洗っても匂いがすっかりは消えないだろう?」と。

それでギリシュは少し傷ついていたので、タクールの帰り際に彼はついに口に出した。

 

ギリシュ

「(タクールに)ニンニクの匂いは消える見込みはありましょうか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「消えるだろうさ」

 

ギリシュ

「”消えるだろう”とおっしゃいましたね?」

 

聖ラーマクリシュナ

「強い火で焼くと匂いはなくなる。

ニンニクを入れてあった器だって、火を通せばもう匂わなくなるよ。

新しい器に生まれかわるんだよ。

自分はだめだと言っている者は、決して成功しない。

解脱できると自信を持っている者は、ほんとに解脱する。

縛られていると年中気にしている者は、縛られる以外にないよ。

自信をもって力強く、『私は解脱できた』と言う人は、解脱しているんだよ!

夜も昼も『私は縛られている、私は縛られている』と言い暮らしている人は、縛られる以外にないんだよ!」

 

ギリシュ

「あなた様がお恵み下されば、あらゆることが成就いたします。

以前の私は、まあ、どんな人間だったでしょう。

それが、ここまでになったのですからーー」

 

聖ラーマクリシュナ

「おやおや、お前さんは前世から持ってきたものがあるからそうなったのさ。

時期がこなけりゃ何ごとも成就しない。

病気が治りかけたとき医者は、”この木の葉に黒コショウをくるんで飲め”とか何とか処方をする。

飲んだ後で病気がよくなる。

黒コショウの葉が効いたのか、自然によくなったのか、誰にわかる?

ラクシュマナはラヴァとクシャにこう言った--『お前たちはほんの子供だ。

ラーマのことが理解できない。

あのかたの足が一触れしただけで、石になっていたアハーリャは生身の人間に戻ったのだ』

ラヴァとクシャは言った--『叔父さま、みんな知っています。

みんな聞きました。

石はあの牟尼(ムニ)の言葉でアハーリャになったのです。

ゴータマ牟尼(ムニ)がおっしゃったのです。

”トレタ時代(ユガ=宇宙存続の四期のうち二番目の時期、今は四番目のカリ時代)にラーマチャンドラが、あの僧堂のそばをお通りになるだろう。

そのかたの足がさわって、お前は再び生きた人間に戻るだろう”と』

さあ、その奇跡が起こったのはラーマの徳のせいか、牟尼(ムニ)の言葉のせいか、誰が言えるかい?

あらゆることは、神の思召しで起こる。

もしお前が此処へきて霊意識に目覚めたとしても、わたしはただの道具にすぎないんだよ。

神の思召しで、すべてのことが起こるんだ」

 

ギリシュ

「はははははは、神の思召しだとおっしゃいますか。

私も、まさにそのことを申しあげているのですよ!」

 

聖ラーマクリシュナ

「(ギリシュに)--素直になれば、たちまち神さまをつかめるよ。

こういうような人は神の智識は得られない。

先ず第一にひねくれた人、ズルイ人。

二番目に潔癖過ぎる人、病的にきれい好きな人。

三番目に疑い深い人」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

罪なき者よ サットワは他に較べると

清らかで光り輝き 健康的であるが

幸福を求め知識に憧れるということで

肉体をまとった魂を束縛する

 

クンティーの息子よ ラジャスは

際限のない欲求と切望である

この性質の作用は 人間を

物質的利益のある仕事に縛りつける

 

バラタ王の子孫よ タマスは

肉体をもつ魂の迷妄である

この性質に支配されると

狂気 怠惰 多眠に束縛される

(バガヴァッド・ギーター第14章6-8)

 

 

 

 

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「食物についての識別」について(10)

「食物についての識別」というテーマで、数回にわたりご紹介していますのは、マクロビオティックによる「食べ物の持つエネルギー」についてです。

 

体と心におけるエネルギーの経路に、エネルギーの流れを阻む余計なモノが蓄積されていると、エネルギーがスムーズに流れにくく、心身に滞りが生じ、それが、病という形になって現れることがあります。

 

病という形をとらずとも、このエネルギーがスムーズに流れないことが、エネルギーを感じることができない要因となり、微細体を感じられずに、粗雑なエネルギーに遮られ、心を静かに保つことができず、ますます自己の本性を悟ることができないという悪循環を、自ら作り出してしまっていますが、感覚が鈍くなりすぎているために、そのこと自体にも気づくことなく一生を終えてしまう、ということも起きています。

 

食事は、食べ物という形を通して、エネルギーを体に取り入れている、と理解し、まずは、食べ物に対する見方を変えることから始めてみましょう。

 

私たちは、嗜好で食べ物を選択していますが、食物が本来持っているエネルギーについて理解し、選択の際にそれを応用するならば、自分の本性を悟るための準備としての実践方法によって、体と心を整える、という目的を達することも可能なのです。

 

本格的なヨーガや瞑想は時間的に無理だと感じている人であっても、食物によるエネルギー浄化の実践方法は、いつでも、誰でも、365日実践できる取り組みやすい行であると言えます。

 

ひとつひとつの食物の持つエネルギーを理解し、毎日の食事に活かせるようになると、心身のバランスがとれて来るので、病は良くなり、エネルギーは浄化されていくことでしょう。

 

今回は、前回の続きです。

 

 

『<野菜>

野菜は、穀物を補う自然の要素として、2番目に重要な範疇を構成するものである。

全般的に穀物は、より陽性で、堅実・安定・活力の源となるのに対して、野菜は、より陰性であり、軽くてパリパリした食感で、食事に彩りを添えてくれる。

とはいえ、個々の野菜類の多くは、非常に強力で、血液や気のエネルギーを生成・強化するものである。

野菜類は、3つの範疇に大別される。

 

★カキバ・ケール・大根葉といった緑の葉物野菜は、穏やかな上昇エネルギーを持ち、肝臓・胆のう・肺・心臓・精神力を強化し、軽やかで、体の熱を冷まし、落ち着いた気分にしてくれる。

鉄分やカルシウムなどのミネラル分が豊富に含まれて、丈夫な血液を作り、骨や歯を強化し、治癒を促進させるものである。

絞り汁は、肝臓疾患の治療に使われ、体内に重く滞ったたんぱく質・動物性脂肪・コレステロールを除去する。

大きな緑の葉の数種は、そのままの形で、もしくは手を加えて、熱を下げたり、炎症をしずめたり、やけどを治したりする葉緑素プラスター(訳注:プラスターは、主に小麦粉をつなぎに使って練り上げ、患部の皮膚に貼りつけて用いる家庭療法のこと)に用いられる。

大根葉は、婦人科系の生殖器や皮膚の疾患を緩和させる干葉湯に用いられる。

 

★秋冬のスクワッシュ・キャベツ・タマネギなど、茎や根菜の一種の球形野菜は、より均整が取れたエネルギーを供給するもので、特に膵臓脾臓・胃・リンパ系によい。

その穏やかな甘味が心をしずめて落ち着かせてくれる。

特にタマネギは、神経・筋肉・結合組織を円滑にする。

球形野菜は、毎日の食事のほかに、特別な料理・飲み物や手当の湿布(例えばキャベツプラスター)にも使われる。

 

★ニンジン・大根・ゴボウ・レンコンなどの根菜は、強力な下降エネルギーを与えるもので、特に肺・大腸・泌尿器系によい。

野菜の種類によっては、肝臓や心臓その他の臓器にもよい。

大根には、強力な溶解エネルギーがあり、脂肪の消化を促進させ、過去にとった動物性食品の排出を促進する作用もある。

根菜は、手当に用いられるさまざまのお茶やプラスターにも使われる。

 

<豆類・豆製品>

豆は、その姿形が腎臓や耳に似ているため、東洋医学では、昔から相互に関連づけて考えられてきた。

豆類は、全般的な活力や均衡をつかさどる臓器に特によいもので、多くの人体機能を健全に維持するための良質なたんぱく質・脂肪・炭水化物を供給してくれる。

また生殖器系を強化するとともに、豆類および豆製品に含まれる食物繊維は、腸機能の円滑化を促進する。

アズキ・レンズ豆・ヒヨコ豆・黒豆など、小粒の豆類は、頻繁に毎日とってもよい。

大豆は、粒のままでも食べられるが、豆腐・テンペ・納豆・その他伝統的な大豆製品の形で使われる場合がほとんどである。

 

★アズキは、豆類の中でもっとも凝縮された陽性な豆であり、強力なエネルギーを与えてくれるもので、多くの家庭療法・お茶・手当法に用いられる。

その深紅の華やいだ色合いから、赤飯その他の料理として、お祝いの席に使われる。

 

★レンズ豆は、たんぱく質・鉄分・カルシウム・複合炭水化物・食物繊維の優れた供給源であり、消化器系・循環器系・神経系を強化するもので、穏やかな鎮静作用がある。

 

★ヒヨコ豆は、食べ応えのあるしっかりした味わいで、強力なエネルギーを与えてくれ、さまざまな野菜類・トウモロコシ・米などと相性がよい。

食物繊維が豊富な他の食品と同じく、体内のコレステロールや脂肪の低下を促進させるとともに、たんぱく質・ミネラル・ビタミンBの優れた供給源であり、腎臓・膀胱・生殖器を強化してくれる。

 

★豆腐は、その柔らかな食感・穏やかな味わい・応用自在の形から、多くの食材と組み合わせて用いられる。

たんぱく質・鉄分・カルシウム・その他の栄養分が豊富に含まれており、血液を強化し、循環を促進させ、呼吸器系・神経系の各機能を高めてくれる。

消化がとてもよく、植物性エストロゲンに富み、乳がん前立腺がんなどの悪性腫瘍の予防に有効である。

豆腐プラスターは、炎症・はれ・打撲傷をしずめる効果がある。

 

★テンペは大豆の発酵食品で、食べごたえのあるしっかりした味わいがあり、強力なエネルギーを与えてくれる。

コレステロール値を下げ、泌尿器系を強化し、腫瘍を予防する。

もっとも有効な植物性たんぱく質の供給源のひとつであるとともに、鉄分・カルシウム・その他のミネラル分も豊富で、植物性のビタミンB12の含有量では首位を占めている。

 

★大豆の発酵食品である納豆は、ベークドビーンズに似たもので、粘って長い糸を引く。

消化作用に有効で、腸・腎臓・血液・リンパを強化してくれる。

特有の臭い臭いを嫌う人がいる反面で、その繊細な味わい・粘っこい食感・強い香りを好む人もいる。

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

聖ラーマクリシュナ

「わからんかね。

幸不幸、喜び悲しみ、これは身体をもっているかぎりついてまわるんだよ。

カーヴィ・カンカン・チャンディー(ヒンドゥー聖典のひとつ)に出ているがカルビールは牢屋に入れられて胸に重い石をのせられた--カルビールは神に祝福されて生まれた男の子なのに。

肉体を持っているかぎり、楽しみ苦しみの経験から逃げられないんだよ。

シュリー・マンはえらい信仰者だった。

その上、母親のクッラナは大女神様(バガヴァティー)に大そう可愛がられたものだ。

そのシュリー・マンタがどんなにひどい目にあったことか!

すんでのことに、仕置場で首を切られるところだった。

大そう信心深い木こりがいて、大女神様(バガヴァティー)にお会いすることができた。

あの御方は、木こりを大そうかわいがって、どんなにお恵みを下すったことか。

けれど、木こりの仕事はずっと続けたよ!

木を伐って食べていかなけりゃならなかった。

デーヴァキー(クリシュナの母)は、四つの手に笏と円盤とほら貝と蓮華を持った大女神様の姿(ヴィシュヌ)を見ても、牢を出ることは出来なかったよ!」

 

校長(マヘンドラ・グプタ)

「牢屋を出るだけでは如何なものでしょうか?

肉体こそあらゆるトラブルの大本なのです。

肉体から出ていくことが必要だったのだと思います」

 

聖ラーマクリシュナ

「わかるかい?

ブラーアブタ・カルマ(前世で行ったカルマの結果)の苦楽なんだよ。

その帳尻が合わないうちは、肉体はついてまわる。

ひとりの盲人がガンジス河で沐浴した。

罪はみんな消えた。

だが、盲の目は明かなかった。

過去世のカルマがあったから、この世で盲の経験をしているのだ」

 

モニ(マヘンドラ・グプタ)

「放たれた矢は、もう制御できません」

 

聖ラーマクリシュナ

「肉体についた幸不幸はどんなに起こっても、信仰者には、本当の智慧と信仰という何より心強い財産があって、その富は永久になくならないんだよ。

見ろ、バンドゥ兄弟の災難を!

だが、その災難で霊性を失くしたことは、一度だってなかった。

あの兄弟のような智者が、あの兄弟のような信仰者がどこにいる?」

 

「プラーアブタ・カルマ(前世で行ったカルマの結果)によって、人間はこの苦悩に満ちた世界(サンサーラ)に生まれてこなければならない。

カルマの果実の重さで、人間の頭は重く垂れているんだよ。

もし、人間が望む者なら、このカルマの果実からごく簡単な方法で逃れられるよ。

信愛(バクティ)を持って、真剣に朝夕、神様に頭を下げて礼拝するとしたら--例えばね、誰かの頭に十モナ(370kg)の重荷があったとしたら、自分でそれを下ろしたくても下ろせないだろう?

四、五人の人に手伝ってもらわなくては下ろすことはできないね。

でも一つ、簡単な方法があるよーーそれを下ろす方法がね!

朝夕二回だけでも神様に頭を下げて礼拝すれば、その重荷は頭から落ちてしまうよ。

そんな感じだ。

だからね、お前たちに言うんだよ。

どんな方法でもいいからあの御方を悟るんだよ。

あの御方に完全にお任せする。

また、泣いて、泣いて心の汚れを落とす。

純粋な愛をもってあの御方を悟る。

どんな方法でもいいんだ。

そうすれば全てわかるよ。

いいや、あの御方が分からせてくれるよ。

そうなれば、もう彼の全てを忘れさせるマーヤーに魅せられることはない。

その時、神は無限の普遍的存在であるということを悟って、喜ぶんだよ。

限りない無限の喜びだ。

この喜びはね、地上での感覚が知っている喜びではないんだよ。

世俗の喜びは、最後には不幸と虚しさをもたらすものだ。

でもね、神を悟った後の喜びは、それは決して消えない至福だ。

その至福がまた至福を連れてくる。

その至福とは、初めもなく終わりもない。

神は無限なんだ。

だから、神を悟った至福もまた無限なんだよ。

限りない永遠の至福、至高の喜び、プラマーナンダだ!」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

バラタ王の子孫 アルジュナ

全物質源(プラクルティ)は大ブラフマンとも呼ばれ

わたしはこのなかに種をまく

すると あらゆる生物が湧き出てくる

 

クンティーの息子よ

多種多様な生命体はすべて

わたしの子宮でるプラクリティから生まれ

また わたしが種をまく父である

 

プラクリティには三つの性質(グナ)--

サットワ ラジャス タマスがある

霊魂(たましい)がプラクリティに接触すると

この三性質(トリグナ)によって束縛される

(バガヴァッド・ギーター第14章3-5)

 

 

 

 

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☆真理を体得したい人

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チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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「食物についての識別」について(9)

前回ご紹介しました聖ラーマクリシュナのお言葉に、『純粋な心、純粋な知性、純粋なアートマン、この三つは同じものだ』とありましたが、

この純粋なアートマンを理解するために、更に違う言葉を用いてみましょう。

 

純粋な意識、純粋なエネルギー、これらもまた、純粋なアートマンだと言うことができます。

 

人間においては、心と身体、意識とエネルギーは、お互いに密接な関係にあり、切っても切れない関係にあると言えます。

 

体を浄化すると、心も浄化します。

すると、意識も浄化され、エネルギーも浄化される、という構図になっていると言うことができます。

 

体の浄化は、人間にとっては、心がけ次第では、比較的実践しやすい領域だと思われますので、食物をエネルギー的な観点から見ることで、最終的にエネルギーの浄化につながっていくことができるように、食物が持つエネルギーについて理解を深め、食物によって体を浄化する実践方法に応用できるように、詳細にご紹介していきたいと思います。

 

 

『食べ物が持つエネルギーは、以下のような多くの要因に基づいている。

  • 資質(動物性食品・野菜・ミネラル、野生種・栽培種、在来純粋種・雑種・遺伝子組み換え種子、自然農法・有機農法・化学農法、伝統製法・自然製法・化学的処理、天然醸造・人工的促成製法、その他の要因)
  • 動き・方向性(上昇し拡散する動き、非常に膨張する活発な動き、下降する動き、内向きの固形化する動き、溶解・浮上する動き)
  • 体温に及ぼす影響(冷やす、温める、冷たい、熱い、室温)
  • 味覚(酸味・苦味・甘味・辛味・塩味)。

 

食べ物の栄養分や物質的成分を含め、形・大きさ・色・手触り・その他の特徴もエネルギーを形作る要因となる。

何か食べ物を口にするとき、私たちは、このような資質のすべてを波動と振動の形で体内に取り入れており、それらが、血液・臓器・組織・細胞・意識に影響を及ぼしている。

食べ物が、どのように収穫・輸送・加工・貯蔵・調理されて、食べられるかという過程においても、そのエネルギーや私たちの健康や意識に与える効果にさらに修正・変更が加えられる。

以下にマクロビオティック食事法で用いられる主要な食べ物を取り上げ、その概略を展望する。

 

<全粒穀物

全粒穀物は、人類の進化の基盤であり、強力な平和のエネルギーを与えてくれるものである。

穀物の茎は、脳と脊柱に関連し、人間の直立姿勢と知性の発達に寄与している。

全粒穀物は、地中にしっかり根を張って、大地と大空のエネルギーを統合しながら、天に向かってまっすぐに生長する。

穀物1粒ずつの外側にある小さな触角状の部分から、天の力が吸収され、大地から立ちのぼるエネルギーが、内胚乳や籾殻など殻の内層を養っている。

穀物を多く食べると、ちょうど穀物の穂が風にしなるように、私たちの体も強靭かつ柔軟に成長して、あらゆる天候・難題・困難に立ち向かっていくことができるのである。

穀物は、地上でもっとも豊富に繁茂する作物であり、大暑から酷寒まで多様な気候にさらされて生長することによって、偉大なる柔軟性を体現している。

挽き割り・圧扁・フレーク・炒ってはぜさせた穀物加工品、パン・クラッカー・マフィン・ビスケット・ペストリーなど堅く焼き締めた小麦粉製品、トルティーヤチャパティ・ピタ・パンケーキなどの柔らかな小麦粉製品、みそ・しょうゆ・ビール・ウィスキー・日本酒などの発酵食品や飲み物をはじめとして、穀物を材料として作られる製品は、実に多岐にわたっている。

穀物は、長期間保存することが可能で、そのエネルギーも非常に長い間保存され、古代の墓から発掘された穀物は、何千年もの時間を経た後、発芽している。

こうした穀物の持つ長い生命力は、古来、不作や飢餓という事態が発生したおりにコミュニティーを守る役目を果たしてきた。

 

栄養成分という側面から見ると全粒穀物には、消化・排出作用を促進する複合炭水化物と食物繊維が豊富に含まれ、神経系を刺激し精神活動を円滑化するビタミンB,身体の成長を促し、ホルモン分泌機能を向上・維持する効果がある質のよいたんぱく質、骨や歯を丈夫にするカルシウムその他のミネラル分、血液を丈夫にして循環をよくする働きの鉄分などのミネラル、ビタミン類も多く含まれている。

 

環境面からすると、穀物は、その生長と消費に関して、地球資源を不必要に浪費せず、収穫・貯蔵・加工・輸送に際し、最小限のエネルギーを使うだけである。

全粒穀物を毎日食べることは、心臓病・がん・糖尿病・その他の慢性病の進行を予防するためにもっとも重要な唯一の方法である。

穀物は、日々の食事や特別料理を作るほかに、お茶や湿布などの家庭療法にも用いられる。

例えば、米のふすまである糠は、昔からさまざまな皮膚病の治療に有効な湿布剤を作るために使われてきた。

主な穀物とそのエネルギー効果は、以下の通りである。

 

★玄米には、エネルギーと栄養がバランスよいほぼ完全な形で含まれ、すべての臓器・機能を養って、特に脳・脊柱・肺・腸・腎臓・膀胱・生殖器に効果的であり、日々の強力なエネルギーが供給されて、心を平静に保ち、適切な判断力を下せるようになる。

古来、米は、同一性の心境を発達させて、他者との連帯感を築き、スピリチュアルな成長を促すために食べられてきた。

もち米は、体を温めて活力を与えてくれる。

もち米をついて小さな塊にしたもちは、母親の母乳の出を促進させ、親子の情愛を深めるために用いられてきた。

大麦は、体の熱を冷ます軽いエネルギーを持ち、肝臓や胆のうの機能を養うもので、治病目的としては、体内に蓄積された過剰な動物性たんぱく質や脂肪の排出を促進させるために用いられる。

 

★雑穀は、強力な調和エネルギーを供給し、実用的かつ創造的な思考力・発明の才・他者への同情心などをもたらしてくれる。

また膵臓脾臓・胃を養うもので、特に糖尿病・低血糖症・リンパ腫・およびこれらの臓器に関連する疾患に有効である。

 

★全粒小麦は、特に穀粒の形で食べると、力強さ・勇気・洞察力を与えてくれる。

小麦粉の場合、いったん粉に挽いて、粒全体を構成する粉末状の部分となった後、再び食品に加工されて、吸収されるエネルギーとして、分析的精神に貢献する。

めん類・パスタ・パンケーキ・クレープなどの柔らかい食品には、素早く温めるエネルギーがあり、食べごたえと満足感を与えてくれる味わいがある。

パン・マフィン・クッキー・クラッカーなど、その他の小麦粉焼成食品も、食べると非常に満足感があるが、消化はよくない。

また、こうした食品は、粘液を生み出すため、消化器系や排出作用に問題がある場合には、症状が改善されるまで、食べる量を制限するか、すべて避けるようにすることが必要である。

 

★全粒オート麦は、他の穀物に比べ脂肪分が多く含まれ、強力で温まるエネルギーを持っている。

栄養たっぷりの朝食やその他の料理に使うとよいが、粘液を生み出す可能性があるため、肺や大腸に問題がある場合は、制限が必要である。

 

★トウモロコシは、穀物のなかでもっとも拡散力があり、強力な上昇・拡散エネルギーを持ち、心臓や小腸に活力を与えてくれる。

昔から全粒ごと挽いた粉でマサの生地を作ったり、トルティーヤ・アレパス・エンバナーダ・コーンブレッド・あら挽きトウモロコシなどの伝統料理に用いられてきた。

 

★ソバは、一般に使われる穀物の中で、もっとも強力なもので、強力で温まるエネルギーを持ち、激しい肉体労働や家事をする際にふさわしい。

腎臓・膀胱・生殖機能を養うが、エネルギーが強いため、非常に陰性もしくは陽性に傾いた症状の場合、制限が必要である。

全粒の形では、主にカーシャとして食べ、めんのソバは、全粒小麦と合わせて作られる。

(トウモロコソ、ソバ、ハトムギなどは、厳密な植物学の意味では穀物(シリアルグレイン)ではないが、準穀物と考えてよい)』

 (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

 

ムクジェー

「ハリバーブがあなた様の昨日のお話をきいて、びっくりしておりました!

『サーンキャ哲学や、パタンジャリのヨーガスートラや、ヴェーダンタ哲学にも、あれと同じことがちゃんと出ている。

あのかたは普通の人間ではない!』と言っていました」

 

聖ラーマクリシュナ

「ほう、わたしゃサーンキャだの、ヴェーダンタだの、勉強したことはないよ。

完全な智慧と完全な信仰とは一つのものだ。

”これではない””これでもない”と分別しつくして、最後にブラフマン智を得る。--そうしてから、一度すっかり捨てたものをまた受け入れる。

屋根に上るときは、一段一段気をつけながら上らなければならない。

上ったあとで振り返ってみると、屋根も階段と同じ材料で--煉瓦と石炭と煉瓦粉でできていることがわかるんだ!

”上”という感じがある人は、”下”の感じもある。

智慧を獲たあとは、上も下も同じに感じる。

ブラフラーダたちは第一原理をさとったとき、”我はソレなり”(ソーハム)という境地になっていた。

肉体意識が出ると、”召使いの私”(ダソーハム)--”私は神の召使い”という心境になっていた。

ハヌマーンも、時には”ソーハム”の境地になったり、時には”召使の私”--”私はソレの一部”という心境になった。

なぜ信仰を持ってこの世で暮らさなければならないのだろうね?--そうでなけりゃ、いったい人間は何を持って暮らせばいいんだい!

ほかに何をして日を過ごせばいいのかね。

”ワタシ”はどうしても無くならないから、”ワタシ”という壺がある間は、”ソーハム”にはならない。

三昧に入れば”私”は消える。--そのときは、アルものがアルだけだ。

ラームプラサードはこう言っているよ--『そのあとは、私がいいのかあなたがいいか、それを知るのはあなただけ』

”私”が残っている間は、信仰者として生きるのが一番いいんだよ!

”我こそ至高者”(バガヴァーン)というのはよくない。

”ヘ ジーヴァ、バクトボト、ナ、チャ、クリシュナボト!”個霊はクリシュナに非ず、クリシュナの信者なり)”--でも、神自らがひきよせて下さる場合は話が別だ。

主人が召使いをことのほか愛して、『ここへおいて、そばにお坐り、私とお前は一心同体だよ』と言うようなもんだからね。

ガンジスの波とは言うが、ガンジス河は波のものではないだろう?

シヴァには二つの境地がある。

至高の喜び(アートマラーマ、真我に没入したときは”ソーハム”の境地で--ヨーガの状態で心身ともに静止している。

一方、”私”という感じが浮き上がるときは、ラーマ!ラーマ!と叫びながら踊っている。

動かない人は動くこともある。

今、お前はジッとしている。

でも少し経つと、そのお前が何か仕事をする。

智慧と信仰は、本質は同じものだ。--或る人はただ”水”と言い、ある人は”水の塊(氷)”と言うだけのちがいだ」

 

「お前たちは誰だ、どこにいる?

皆になっていなさるのは、あの御方なんだ。

あの御方がわからぬ間は、”私”、”私”と言ってうろつき廻っているんだ。

誰でもあの御方を知ることが出来るんだよ--誰でも解脱して自由になれるんだ。

ただ、朝、食べる人もあり、昼、または夕方、食べる人もある。

でも、食べ損なう人はいない、ということさ。

誰でも、すべての人が自分の本性を知ることが出来るんだよ」

 

「”私”とは何か、これをよく探してみることだ。

”私”は、骨か、肉か、それとも血か、腸だろうか?

私をどんどん探していくと、”あなた”に行きつく。

つまり、奥の奥には、あの神の力のほか、何もないんだ。

”私”は無い!--あの御方だけだ。」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

「わたしはもう一度

君に最高の知識を話して聞かせよう

これを知って聖者たちはことごとく

完成の域に達したのだ

 

この知識を体得することによって

人はわたしの性質と同化して

物質宇宙の創始期に生まれることなく

壊滅の時にも何のかかわりもない

(バガヴァッド・ギーター第14章1-2)

 

 

 

 

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☆自己変容したい人

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「食物についての識別」について(8)

通常、アートマン(真我)と肉体は、同化(一体化)してしまっているので、私たちは、自己の本性であるアートマンを自己の中に見つけ出すことができまま、一生を終えます。

 

私たち人間は、アートマンこそが、真の自己であることを知らないまま、「死」と呼ばれる肉体の消滅を経験します。

 

しかし、肉体(個人)は消滅しても、真の自己であるアートマンは在り続けます。

 

このアートマンを己の中に発見することを「見神」と言いますが、

この「見神」のために、私たち探求者が自分で準備をするための手段の一つとして、ヨーガや瞑想がありますが、

ここでは、体の準備のための実践方法である「食事によるアプローチ」として、体の浄化やチャクラやナディ(経絡)の浄化にもなり得ることから、「マクロビオティック」という食事法についてご紹介しています。

 

まずは、毎日の食事を変えるという日々の実践を通して、体や心に起こる変化を体感してみて下さい。

 

「見神」は、”絵に描いた餅”のような絵空事(空想物語)では、何の意味もありません。

 

どんな本を読んでも、どんな話を聞いても、それはただの知識となるだけで、頭の理解だけでは、アートマンを発見することはできません。

 

直接体験こそが、唯一の「正解」なのです。

 

折角、人生という時間を与えられているのですから、実在する「神」を自分の中に見つけ出してみて下さい。

 

「見神」こそが、探求者が持つあらゆる疑問に対する答えをもたらし、それは人間を解放するので、探求者にとっては、これ以上の歓びはないと言えます。

 同時に、肉体の死に対する恐怖心は、薄らぐことでしょう。

 

その時を迎えるために、心身の浄化は自分で為すべき仕事であり、

そのためには、食事におけるアプローチが、大いに役立ってくれることと思います。

 

 

 

『あらゆる食べ物は陰陽両極の資質を持っているため、その分類に際しては、主な分類要因を決める必要性がある。

季節の巡りを見ることは、もっとも有効な評価方法のひとつである。

春には、暖かい天候が回復するとともに、植物エネルギーは上昇する。

大地の凍結が溶け、大気のエネルギーが上昇するとともに、つぼみ・新芽・緑の若枝が現れ始める。

柔らかく若い緑の葉物などの春野菜は、長く寒い冬を振り払い、軽くて新鮮なエネルギーを供給するもので、穏やかな陰性に分類される。

夏には、地から上昇したエネルギーは拡散と活動の頂点に達する。

キュウリ・ズッキーニ・スイカは、気候が暑くより陰性になるに従って、体を冷却する効果を発揮する。

夏の終りになると、エネルギーは絶頂をきわめて、多くの果物や野菜が熟してくる。

そうしたものは水分が多く、春や初夏に比べて地表から高い場所に実り、食べるととても甘くて汁気の多い味がする。

このような食べ物は極陰性に分類される。

秋には、植物界と大気のエネルギーが下降し始めて、小麦・米・大麦などの穀物類とともに、パンプキン・スクワッシュなどのカボチャ類・タマネギ・リンゴなどの球形の野菜や果物が収穫される。

この時期に収穫され、晩秋にかけて使われる植物は、より引き締まって乾いたもので、強力なエネルギーを与えてくれる。

これれは、陽性に分類される食べ物である。

冬になると、気候は寒くより陽性になり、植物エネルギーは地下の根塊組織の中へと下降していく。

木々は樹液が根に下がるに従って、最後の一葉を落とし、植物の生気は冬眠状態に入る。

冬の大部分の期間中、深い雪の層が地表を覆い、湖は凍結し、多くの動物たちは冬眠するか、南の暖かい地方へと渡っていく。

1年の中でこの時期のエネルギーは、凍結して凝縮された極陽性のものである。

地球のエネルギーは、冬至春分のおよそ中間地点で溶け始め、最初のつぼみが萌え、新たな周期が再開される。

四季を巡る1年の周期は、拡散と収縮、暑さと寒さ、乾燥と湿気といった相補かつ相反する両局面間の変移を見せながら展開される。

食べ物の分類にも、産地の地域や気候に基づいて、同様の法則が適用される。

より寒いか北方の地域では、植物の生育が希薄かつ短期間で、そこで採れた食べ物はより陽性である。

熱帯気候に産する食べ物は密集して生息し、動物も植物も膨張して、より陰性である。

食べ物の色合いはエネルギーの別な側面を表している。

紫・緑・青・白は、より陰性な傾向の色である、赤や黒はより陽性、黄・だいだい・茶などは、その中間に位置する。

このため、ワイン色の果物や緑の葉物野菜は軽い陰性の効力を持ち、動物性食品には赤黒い血が含まれ、より陽性の働きをしている。

ベージュ色の穀物やカボチャ類のように、だいだい色や濃い黄色をした野菜は、より総合的な調和をもたらすものである。

つけ加えて、化学的成分の比率も考慮される。

塩の主成分であるナトリウムは、非常に陽性であるのに対して、ジャガイモ・トマト・ナスなどの主な成分であるカリウムは、非常に陰性である。

こうした傾向の数例を以下に要約しておく。

 

<陰性エネルギーが生み出すもの>

・暑い気候で育つ

・短期間で生育する

・水気の多い食べ物

・果物や葉物は、主に拡散のエネルギーの滋養を受けて育つ

・地上から上方へ高く生長する

・酸味・苦味・強い甘さ・辛味・芳香の強い食べ物

カリウムなど拡散性の成分を多く含む食べ物

 

<陽性エネルギーが生み出すもの>

・寒い気候で育つ

・ゆっくり生育する

・乾いた食べ物

・茎・根・種は、主に凝縮エネルギーの滋養を受けて育つ

・地表から地下へ深く生長する

・塩味・穏やかな甘さ・刺激性の食べ物

・ナトリウムなど凝縮性の成分を多く含む食べ物

 

あらゆる食べ物は、含有される主要な陰陽の資質で分類できるが、実用的には、現代社会において入手可能な飲食物の全範囲を大きく以下の3項目に分類して用いるのが常である。

  • 中庸の食べ物:バランスが取れた毎日の食事として、定期的・ときどき・まれに用いるのに適するもの
  • 極陽性な食べ物:堅く引き締まった状態やその他の強力な凝縮効果を引き起こし、温帯地域では、通常は避けるか、最小限にとどめるもの
  • 極陰性な食べ物:柔らかく緩んだ状態やその他の非常に膨張する効果を引き起こし、通常、四季の変化がみられる地域では避けるか、最小限にとどめるもの――。

第1の中庸の食べ物は、陰陽の資質が比較的バランスよく混合されたもので、その範疇に含まれる食べ物は、全粒穀物、豆類・豆製品・陸海からの多種多様な野菜類など毎日とってよいもの、果物・種子・木の実・調味料・ふりかけ・漬物・薬味・刺激や香りのない飲み物などの各種組み合わせに加えて、魚介類も含まれる。

中でも白身魚は、ときどきもしくはまれに用いてもよい。

 

第2の極陽性な食べ物には、パン・クッキー・クラッカーなど小麦粉を焼いた食品や、塩(特に一般の食卓塩)の過剰摂取のほか、肉類・家禽類・甲殻類・その他の動物性食品が含まれる。

タバコ・チョウセンニンジン・インシュリン・チロキシン、また、根・ハーブ・化学薬品・薬物にも強力な陽性の作用がある。

 

第3の極陰性な食べ物には、精白小麦や白米などの精白された穀物類・熱帯産の果物や野菜、トマト・ジャガイモ・ピーマンなど熱帯産で現在は北方地域でも栽培されるナス科野菜、ミルク・アイスクリーム・ヨーグルトなどの軽い乳製品、豆乳や豆乳チーズなどの高度に加工された大豆製品、砂糖やはちみつその他の精製甘味料、精製された油類・マーガリン・マヨネーズ、スパイス・ハーブ、コーヒーや紅茶などの刺激物、缶詰・冷凍・薬品噴霧・化学処理・放射線照射・遺伝子組み換えなどの加工食品・アンフェタミン抗生物質アスピリンマリファナ・コカインを含む多種類に及ぶ化学薬品・薬剤が含まれる。

 

どの範疇に属する食べ物も、その大きさ・形・生育・色・味などの資質によって、さらにより陰性もしくは陽性なものに細分される。

調理の方法・時間・圧力の有無・味付けの違いによっても、私たちが口にする食事の質は変化してくる。

私たちは、日々の食事を実践していく上で、陰陽のバランスに応じて食べ物を注意深く選択する必要がある。

中庸の範疇から食べ物を選ぶのが一般的であるが、その場合でも、ある一定の食品を大量もしくは頻繁にとりすぎるとバランスを崩す結果となる。

同様に、ある種の食べ物をまったくとらなかったり、食べ物の組み合わせが不適切でも、健康に問題が生じてくる。』

 (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

『朝の六時半である。

パララムの家を出て、校長はガンジス河に沐浴に行った。

途中、突然地震を感じた。

すぐさまタクールのそばにとって返した。

タクールは応接室で立っておられた。

信者たちも皆、立ち上っている。

皆、地震の話をしている。

かなりの揺れ方だった。

大方の信者は恐ろしそうにしていた。

 

聖ラーマクリシュナ

「どんな豪邸でも、その人が住んでいる家が持つ、言わば運命みたいなものがあるからね。

それにつけても、人間は自我(アハンカーラ)がつよいなあ。(校長に)--アッシン月の嵐のことを覚えているかい?」

 

校長

「はい、覚えております。

ずっと年少のときで--九つか十でございましたか--部屋にひとり閉じこもって、神々の名を呼んでおりました!」

 

聖ラーマクリシュナ

「南神村では晩方だったが--でも、寺ではどうやらこうやら食べものの支度もできた。

木がみんな根こそぎになってしまってね。

だからさ、どこに住んでいるかは、その人の定まった運命なんだよ。

しかし、完全智(プールナ・ジュニャーナ)を得ていたら、死ぬのも殺すのも同じことだ。

死んでも、何も死んじゃいない--殺されたといっても、何も死んではいない。

永遠の遊戯(リーラー)だ。

”それ”のひとつの相(すがた)が永遠不動で、もう一つの相(すがた)がリーラーなんだよ。

変化活動の形がこわれてしまっても、永遠が実在している。

水は静止していても水だし、波立っていても水だ。

波が静まっても同じ水だ」

 

「あの御方は、永遠不動(ニティヤ)の相(すがた)と、変化活動(リーラー)の相(すがた)とをもっていらっしゃる。

ヴェーダンタでは何という?--ブラフマンは真実在、宇宙世界は虚仮、と言っている。

だが、”信者の私”を残しておいて下さる間は、リーラーも真実在だ。

”私”をあの御方がすっかり拭き取って下すったら、そのときは、”ジャ アチェ タイ アチェベンガル語で『在るものが在る』”。

口では言えない。

”私”を残しておいて下さる間は、すべてを受けいれなければならない。

バナナの樹の外鞘(かわ)をむいていくと、木髄(しん)になる。

しかし、外鞘(かわ)があるから木髄(しん)があるんだ。

木髄(しん)があるからこそ外鞘(かわ)があるのさ。

外鞘(かわ)あっての木髄(しん)、木髄(しん)あっての外鞘(かわ)だ。

ニティヤのことを言うときは、必ず、リーラーがあることがわかっている。

リーラーといえば、必ずニティヤの存在が前提となっている。

あの御方が生物世界になっていなさるんだ。

宇宙存在の二十四原理になっていなさるんだよ。

静止しているとき、あの御方をブラフマンという。

創り、保ち、壊すとき--あの御方をシャクティという。

ブラフマンシャクティは不異(おなじ)だ。

水は静かでいても水ーー。

大波、小波が起こっても水ーー。

”私”の感じは無くならないよ。

”私”の感じがある間は、生物世界が虚仮などと言えたものではない!

ベルの実の皮やタネをとってしまったら、ベルの実の目方は測れない。

煉瓦、石炭、煉瓦粉で屋根はできている。

その同じ煉瓦と石炭と煉瓦粉で、階段もできている。

ブラフマンがあるから生物世界があるんだよ。

信仰者たち、大智者(ヴィジュニャーニー)たちは、無形の神と有形の神の二つとも受けいれる。

--形のないものと形のあるものと、二つとも認める。

信仰の凍らせる力で、あの無限のサッチダーナンダ海にいくつかの氷ができる。

そして、智慧の太陽が昇ると、その氷が解けてもとの水になる」

 

「心で分別している間は、”永遠なるもの”にとどかない。

心でどれほど分別したとて、この世界から逃げ出す道はない。--色、味、香、触、音、こうした感覚器官の対象から逃げ出すことはできない。

分別が止んだとき、ブラフマン智だ。

この心ではアートマンはわからない。

アートマンでこそアートマンがわかるんだよ!

純粋な心、純粋な知性、純粋なアートマン、この三つは同じものだ。

ごらん、一つの品物を見るのでさえ、どれのどのものが必要か。

--目がいる、光がいる、それから心がいる。

この三つのうち一つが欠けても物は見えない。

この心が作用している間は、どうして言えるかね、世界もない、私もない、なんてさ?

心が無くなって確信も疑問も消え失せて三昧に入る--ブラフマン智に達する。

けれども、サ・レ・ガ・マ・パ・ダ・ニー(インドのドレミファソラシド)の二―の音を長い間出しているわけにはいかない」

 

「神さまはいらっしゃる、とただ感じているだけで何になる?

神を見た、というだけですべてだと思ったら大間違い。

あの御方を部屋に連れてこなけりゃいけない--そして、知り合いにならなくちゃいけない。

牛乳の話を聞いた人、牛乳を見た人、牛乳を飲んだ人。

王様の姿を見た人は何人かいるだろう。

しかし、王様を自分の家にご案内して接待できる人は一人か二人だ」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

エーテルは到る処にあるが その精妙さの故に

どんな物とも混じりあわぬように

霊魂(アートマン)はどの体のなかにいても

何ものにも影響を受けない

 

バラタ王の子孫よ 一つの太陽が

この全世界を照らしているように

霊魂(たましい)は肉体のなかにあって

体の全部(すべて)を意識で照らしている

 

智慧の眼を開いて

肉体とその認識者との相違を知る者は

物質自然(プラクリティ)の鎖から脱出する方法も知って

至上の目的地に到達する

(バガヴァッド・ギーター第13章33ー35)

 

 

 

 

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☆真理を体得したい人

☆束縛から解放され真の自由を得たい人

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