永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

永遠の至福と自己実現(Self-Realization)(11)

今回のテーマは、前回に引き続き、「ヨーガ」についてです。

 

今ある地球上のあらゆる宗教、あらゆる思想体系、あらゆる修行体系の中で、「ヨーガ」のように、至高の一者である「神との合一」をその主目的にしているものはない、と言えるでしょう。

その主目的を理解した上で、ヨーガを実践している人は、実際にはかなり少ないという現実はありますが、それは、ヨーガを実践する人たちにおける目的意識の違いであるだけで、太古より現在に至るまで、「神の直接体験」として、ヨーガが実践されてきた歴史は、今も続いています。

 

これまでの記事で、「神の直接体験」と書きましたが、そもそも、「神」は存在するのでしょうか?

 

「神」が、人間の想像上の産物(イメージ)であるならば、どんなに頑張っても、人は「神」の実在を確信することはできないことになりますから、人が無神論者であっても、無理からぬことであり、ましてや「神の直接体験」など不可能と言えます。

しかしながら、人間の歴史を振り返ってみると、私たちは、歴史の時間に、これまで人間は、多くの時代、多くの場所で、所謂「宗教戦争」を繰り返してきたことを学びました。

宗教戦争とは、宗教と宗教の争い、つまり、ある「神」を信奉する人たちと、ある「神」を信奉する人たちとの戦い、と言えます。

「宗教」とは、その成り立ちを見ますと、「神」を体験した人が、その体験した「神」を語ったことから始まっていると言え、「神」を体験した人が違うために、それぞれの人が語った「神」を主祭神とした「宗教」が生まれ、その結果、それぞれの宗教が、その正当性を示そうと、多くの争いが起きた、と見ることができます。

 

ここで注目したいことは、「神」や「宗教」の違いではなく、現代における名だたる宗教の初めには、「神」を体験した人がいた、ということであり、それから導き出されることは、「神」は存在している、ということであり、場合によっては、体験することができる、ということです。

 

そして、「神」を体験した人の中には、「宗教」の始まりになった人もいれば、「神の体験」のための方法を、後世に伝えた人もいて、後者が、リシ(聖仙)と呼ばれ、「神との合一」「神の直接体験」の方法は、「ヨーガ」となりました。

 

数千年前から、「神」を体験した多くのリシ(聖仙)達の叡智が、一つの訓練体系となり、その後、世界の極一部の地域で、師(グル)から生徒へと、脈々と伝えられた「秘法」である「ヨーガ」は、世界中に広まっています。

 

「ヨーガ」は、その実践の深さにより、いろいろな効果を生み、それぞれの段階で、確実に、多くの人の人生に役立っていることは、明らかですが、しかし、真の「ヨーガ」の目的は、最終的には、「神との合一」「解脱」にあるのです。

 

このことを深く理解するために、これまでご紹介してきましたスワミ・シヴァナンダの「Bliss Divine」から、「ヨーガ」についての師の御言葉をご紹介したいと思います。

 

 

YOGA(ヨーガ)       

 

神の中で生きること、神と親しく交わることが、ヨーガである。

神の中における人生は、永遠の至福をもたらす。

ヨーガは、あなたに道を示す。

ヨーガは、あなたと神を結びつける。

ヨーガは、あなたを不死にする。

ヨーガは、完全な人生であり、人間的な人格のあらゆる面を徹底的に見直す方法である。

ヨーガは、必須の学習体験であり、体と心や知性ばかりでなく、内部の霊性の学習でもある。

ヨーガは、あなたに、悪から善へ、善から神性へ、それから永遠の神聖なる光輝へと上昇する素晴らしい方法を示している。

ヨーガは、適切な生きる技である。

適切な生きる技を学んだヨーギー(ヨーガ行者)は、幸福であり、調和が取れており、平和であり、緊張から自由である。

ヨーガは、インドの、或いは、インドだけでなく、全体として人類の古代の予言者によって完成された科学である。

ヨーガは、正しく科学であり、完璧な自己訓練の実践的体系である。

 

 

A Way of Life (生きる方法)

 

ヨーガは、人生から掛け離れた方向への転換を望んではいないが、人生を霊性化することを要求している。

ヨーガは、主に、生き方であり、人生から離別するものではない。

ヨーガは、行為の放棄ではなく、正しい精神で効果的に実行することである。

ヨーガは、家庭や人間の生態圏から逃れることではなく、新しい理解で、家庭と社会に対する個人の態度を創り上げるプロセスである。

 

 

Yoga is Universal(ヨーガは普遍的である)

 

ヨーガは、すべての人のためにある。

ヨーガは、普遍的であり、派閥的なものではなく、神への道であって、宗教的な教義ではない。

ヨーガの実践は、いかなる宗教にも、いかなる神聖な教会にも対立しておらず、純粋に霊的であり、普遍的であり、いかなる人の誠実な信仰心をも否定しない。

ヨーガは、宗教ではないが、すべての宗教における基本的で霊的な真理の実践への助けである。

キリスト教や仏教、パルシー教、イスラム教、スーフィー無神論者も、ヨーガを実践することができる。

ヨーギー(ヨーガ行者)になることは、神の中に途切れることなく留まり、人々と共に平和に生きることを意味する。

ヨーガは、神との結合である。

ヨーガは、すべてとの結合である。

神は、すべての中に住まわれている。

(Bliss Divine by Swami Sivananda)

 

 

次回に続きます。

 

 

Hari Om Tat Sat!

So ham !

 

 

 

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