永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

クンダリニーについて(2)

前回に引き続き、私たちの人体に眠っている生命エネルギーの源の力であるクンダリニーについて、もう少し理解を深めるために、日本のクンダリニー・ヨーガの第一人者でいらっしゃいます成瀬雅春氏の著書より、クンダリニーについての解説文をご紹介したいと思います。

 

クンダリニーシャクティ(エネルギー)を目覚めさせ、その力(シャクティ)により、空中浮遊を2回も成功させたご実績のあるヨーギーの自らの体験で得た智慧に与ることで、通常の感覚では掴むことができないクンダリニーについてより深く理解できるようになることでしょう。

 

霊的な真の目覚めは、クンダリニーが目覚めることであるとまで言われています。

 

この霊的で神聖な力(シャクティ)は、実体験する(目覚めさせる)必要がありますが、先ずは、クンダリニーについて正しく理解することが重要です。

 

 

サンスクリット語のプラーナという言葉の複数形は、「生命」という意味である。

単数形のプラーニン(プラーナを有するもの)は生きもののことを指し、ヨーガでは「宇宙に満ちている根源的エネルギー」とされている。

宇宙のあらゆる存在はプラーナで構成されていると言われている。

つまり、この宇宙で存在として認められるものは、すべてプラーナというエネルギーで構成されているのだ。

だとすれば、当然、人間の存在もプラーナで成り立っていることになる。

そして、その根源的エネルギーであるプラーナが、人体内で超常的能力として活性化することを「クンダリニーの覚醒」という。

クンダリニー(kundalini)は、コイル、螺旋、巻き毛などを意味するサンスクリット語のクンダラ(kundala)という名詞から出た、「クンダリヌ(kundalin)螺旋を有するもの」の女性形主格である。

クンダリニーとクンダリー(kundali)は同じ意味であり、日本に入って「軍荼利明王」となった。

クンダリニーは、その「螺旋を有する」という意味から、3回半とぐろを巻いた蛇が眠っている姿がイメージされている。

蛇は生命力の象徴として扱われるところから、根源的生命エネルギーという意味合いもある。

よって、根源的生命エネルギーをもった蛇が3回とぐろを巻いた姿で眠っている状態が、クンダリニーということになる。

クンダリニーシャクティサンスクリット語で、シャクティ(sakti)は、動詞語根(sak)の「~する力をもつ」「~することができる」という言葉から派生している。

英語訳は「サーペントパワー(蛇の力)」である。

一方、クンダリニーパワーエネルギーは、英語の「パワー」「エネルギー」にサンスクリット語を組み合わせた、クンダリニーシャクティの別の表現である。

まとめると、プラーナは「宇宙に満ちている根源的エネルギー」であり、クンダリニーは、プラーナが人体内に「根源的生命エネルギー」として、3回とぐろを巻いた蛇の姿をとって眠っている状態のことである。

そして、その蛇の中に潜んでいる「宇宙根源力」をシャクティというのである。

宇宙根源力を象徴した神様は、シヴァ神のお妃「シャクティ女神」である。

したがって、「プラーナ」「クンダリニー」「シャクティ」という3つの言葉は、時として同じ意味合いで使われるが、間違いではない。

 

一般的に、クンダリニーという言葉はなじみ薄いが、たとえば火事場の馬鹿力のように、常識を超えて発揮される力はクンダリニーエネルギーである。

また、肉親の死や親しい人の不幸といった夢を見たのが現実となったという正夢も、特に超能力者でない普通の人にもあることだが、これもクンダリニーエネルギーの一つの現れ方である。

それから、出産時のショックや交通事故等によって肉体が受けた衝撃でクンダリニーが覚醒してしまうこともあるが、そういう場合はその後の社会生活が困難になる。

幻覚を視たり幻聴を聴いたりする程度ならまだしも、半身不随になったり精神病院に入院することになるケースもある。

クンダリニー・ヨーガの流派の中には、外的なショックを与えてクンダリニーの覚醒を促すという修行法を実践しているところもある。

そうすると、クンダリニーは簡単に覚醒してしまうが、事故と同じ状況に陥ることになるので非常に危険である。

危険なだけでなく、本来目指している「解脱」から遠ざかってしまうので、まったく無意味である。

すべての準備がととのうまで、クンダリニーを覚醒させるべきではない。

それまでにはいろいろな要素が必要だが、その中でもっとも重要なのは、徳のある人格者となることである。

人間として未完成なのに、クンダリニーだけ覚醒しても意味がないのだ。』

クンダリニーヨーガ 成瀬雅春)

 

 

 

>すべてが神により前もって決められているのならば、人はなぜ努力するのか。

失敗も神の意志なのか。

我々は受ける資格のあることだけを受けると聞く。

ならば我々が望んでも、値しないことは受けられないのか。

この懸念が自分では晴らせない。

 

 スワミ・シヴァナンダ

すべてが前もって運命づけられていることは本当だ。

大いなる神の意志によってすべては起きている。

一方、神は人間に自由意志をも与えられた。

善をなすか悪をなすかの裁量権である。

ブレイヨ・マルガ(即刻の快楽の道)とスレイヨ・マルガ(究極の善の道)である。

神の恩恵なくして、悟ることもできない。

神の恩恵を得るためにはプルシャッタ(自助努力)をすることだ。

『ヨーガ・ヴァシスタ』にも述べられている。

かかわった仕事に成功するか失敗するかは、神の恩恵の結果でしかない。

努力し、すべてを受け入れ、沈黙の目撃者たれ。

神のなせるミステリーを楽しめ。

人は、受けるに値することだけ受け取る。

それ以上でも以下でもない。

神の法則は人間社会の人の作った法律とは異なる。

神の法則、判断は最後の審判であり、質問の余地がない。

賄賂は通用しない。

神の法は完全で公平で全人類のため、個人のため、神の創造物すべてのために適用される。

神は自ら助くる者を助く。

ただし、その人の願いが神の意志と合致していることが必要である。

ゆりかごから墓場まで

生から死まで、神の気付きから永遠に安らぐまで、人のなすべきことは、努力、努力、努力である。

人事を尽くしたら、結果は気にせず、神にすべてをゆだねる。

そこで神の叡智が働く。

 

 

 

>長年サットサンガに参加し、ジャパ(誦経)と瞑想をしているが、神の認識が確信できない。

家族、地位、世事、お金へのモハ(思いこみ)がある。

どうしたらいいものか。

 

 

 スワミ・シヴァナンダ

モハ、マーヤ(幻影)、はパワフルである。

ある人の場合、前世のサムスカーラ(潜在印象)が大変強く現在の修行の効果が現れにくい。

サットサンガ、ジャパ(誦経)、瞑想などは疑いもなく大いに霊的修行のために役立つ。

しかし、神については無知のベールが余りにも分厚くて、ジャパや瞑想の力では突き抜けることが難しい。

あなたの今のジャパや瞑想は、来生の良いサムスカーラを作っているに過ぎない。

今から聖典、経典を学習し、アートマ・ヴィチャーラ(ブラフマン探求)を同時に行い、ヴィヴェーガ(識別智)を深め、ヴァイラーギャ(離欲)を心掛ければ、霊的修行のスピードは猛烈と早まるであろう。

離欲と神認識の学習は絶対に欠かせない。

これらをなおざりにして、サットサンガ、ジャパ、瞑想だけを続けてもすぐに結果は期待できない。

この世のマーヤ(幻影)は強大な力で迫ってくる。

断固とした自己放棄、離欲、禁欲と公平無私の生き方を貫いてこそ、マーヤを消滅できる。

この世はブラフマンの幻影にすぎない。

それを知ること。

すなわち大いなる神に目覚めることである。』

(ヨーガと空の科学 スワミ・シヴァナンダ)

 

 

 

無恐怖 清らかな生活

霊的知識の養成 研究 慈善

自己抑制 供養 経典・聖典の学習

性的清浄 簡素な生活

 

非暴力 正直 怒らぬこと

離欲 平静 他人の欠点を探さぬこと

口煩さく小言を言わぬこと 生物に思いやりをもつ

物事を熱望しない 柔和 謙遜 果断

 

気力充満 寛容 不屈 清潔

羨望心や名誉欲がないことーー

アルジュナよ 以上のような高貴な性質は

神に向かう人々に属するものである

(バガヴァッド・ギーター第16章1-3)

 

 

 

 

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☆自己変容したい人

☆真理を体得したい人

☆束縛から解放され真の自由を得たい人

☆真我の目覚めを体験したい人

☆神の直接体験に与りたい人

 

など、魂の最終的な目的地に到達したい方々のために、

クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

詳しくは、シュリ・ナーナ先生の公式ホームページをご覧下さい。

 

http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

シャクティ・プラーナによるシャクティ・パータは、サットサンガに6回以上参加した後、シュリ・ナーナ先生の個人セッションにて受けることができます。

 

☆また、サットサンガに6回以上参加されると、パートナーのキヨ先生の個人セッション、チャクラの浄化(活性化)セッションとサードアイ開眼セッションを受けることができ、自分の体にあるチャクラ(の強弱)を実際に体験し、浄化し、活性化することができます。

チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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