永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

プラーナについて(8)

プラーナについて正しく理解するために、スワミ・シヴァナンダの著書からの抜粋をご紹介していますが、

プラーナヤーマ(調気法)を実践することで、生命エネルギーであるプラーナをコントロールすることができるようになり、プラーナを病気の治療法にも役立てることができるようになるという解説をご紹介したいと思います。

 

これは、気功という東洋医学で用いられている方法として、日本でもお馴染みのモノなので、すでに治療などで使っている人もいるかもしれません。

 

プラーナによる治療は、プラーナヤーマの本来の目的ではありませんが、こんなこともできるようになる、ということで、改めて、ご紹介したいと思います。

 

 

『プラーナヤーマの実習者は、自分のプラーナを分け与えて病人を治療することができる。

クンバカを行なえば、失ったプラーナを補充するのに時間はかからない。

他の人たちに分け与えることで、自分のプラーナが使い果たされると考えるのは間違いである。

与えれば与えるだけ、宇宙エネルギーの源泉(ヒランヤガルバ)からあなたの中に流れ込むプラーナの量も増えるのだから。

それが自然の摂理だ。

出し惜しみをしないこと。

リウマチ患者が居たら、あなたの手で両脚をマッサージしてあげなさい。

マッサージしながらクンバカを行ない、あなたの手から患者の脚に向かってプラーナが流れていると想像しなさい。

ヒランヤガルバ、つまり宇宙プラーナとあなた自身を繋ぎ、宇宙のエネルギーがあなたの手から患者の脚に向かって流れていると想像しなさい。

患者は即座に温かさ、慰め、活力を感じとることだろう。

あなたの手のすばらしい感触とマッサージによって、頭痛や腹痛、その他のどんな病気でも治すことができるのだ。

肝臓、脾臓、胃などの臓器をマッサージしながら、その臓器の細胞に話しかけて次のように命令しなさい。

「細胞たちよ!正しく機能しなさい。私からの命令です」。

細胞はあなたの命令に従うだろう。

細胞も意識下の知性を持っているからだ。

誰かにプラーナを送る時には、繰り返しオームを唱えなさい。

何人かに試してみることで、上手くできるようになるだろう。

蠍に刺された患者の治療も可能である。

患者の脚を優しくマッサージして蠍の毒を外に出せばよいのだ。

毎日プラーナヤーマを実習することで並外れた集中力、強い意志、完璧に健康で強靭な肉体を手に入れることができる。

どこか不健康な部分があれば、プラーナを意識的にその部分に送ること。

例えば、肝臓の働きが弱っているとしよう。

まず、パドマアーサナで座る。

目を閉じて、心の中でオームを3回唱えながら静かに息を吸い入れる。

次に、オームを6回唱える間息を止める。

プラーナを肝臓の辺りに送る。

肝臓に精神を集中し、その部分から意識をそらさないようにする。

プラーナが肝臓の組織と細胞全体に浸透し、癒しと再生を行っていると想像する。

プラーナによる治療では、信念と想像力、そして、集中力と関心とが重要な役割を果たす。

次に、ゆっくりと息を吐く。

息を吐いている間、病気の原因となる不純物が肝臓から取り除かれている様子を心に描く。

これを朝12回と夕方12回行う。

肝臓の不調は2~3日で改善するだろう。

この治療法では医薬品は使わない。

これがまさに自然療法だ。

プラーナヤーマを行ないながらプラーナを身体の特定の部位に注ぐことで、急性、慢性に関わらず、どのような病気でも治すことができる。

1度か2度、自分自身に試してみなさい。

確信を深めることができるだろう。

プラーナという安価でよく効く薬が、あなたの意志ひとつでいつでも簡単に手に入るのに、何故ない物ねだりをしなければならないのだろう。

それではまるで、バターを手にしていながらギーを求めて懇願するようなものだ。

プラーナを賢く使いなさい。

集中力や治療する能力が高まるにつれて、触れるだけで様々な病気を治すことが可能になる。

さらに高度なレベルに達すると、ただ望むだけで病気が治ってしまうだろう。

 

別名「不在治療」として知られているものだ。

あなたのプラーナを遠くに住む友人に送りたい時、空中を経由してプラーナを届けることができる。

相手が受容的な心の持ち主であることが条件だが。

また、遠隔ヒーリングによって癒そうとしている友人とあなたの心がひとつであって、親密さと思いやりを感じていることも大切だ。

手紙などで時間を決めておくとよいだろう。

このような文面で構わない。

「午前4時までに準備を整えてください。

受容的な心を保つこと。

安楽な椅子に座り、目を閉じてください。

私のプラーナを送ります」。

そして、その時間に患者に対して、心の中で次のように話しかける。

「私は今、プラーナ(生命エネルギー)を送っています」。

プラーナを送る時は、クンバカをリズム呼吸を行ないなさい。

息を吐く時、プラーナがあなたの心から離れ、空中を横切って患者の器官へと入って行く様子を心に描く。

プラーナは無線やラジオ波のように目に見えない波動として伝わり、空に走る稲妻のようにさっと伸びる。

治療者の思いがプラーナの色として表れ、外界に投影されるのだ。

遠隔治療の後にクンバカを行い、あなた自身のプラーナを補充する。

この治療を行うためには、日々の実習を長期間欠かさず続けることが求められる。』

(プラーナヤーマの科学 スワミ・シヴァナンダ)

 

 

 

『心の浄化はヨーガの第一、第二段階である。

この心の浄化が終了した時、心は自然に自ずから自由解放、悟りへと向かう。

心の汚れをすっかり清めた弟子のみが、グルによって神聖な奥義を伝授され、その心は完全な静寂を得る。

この三昧の状態は超越意識とも呼ばれる。

すべては神の顕われと気がつく。

常に変化する世界と不変の世界が見えてくる。

 

鋭敏で一点に集中した純粋な心が、アートマンの探求やウパニシャッドの研究には必要なのである。

世俗に浸った欲深い心は、真理の探究や哲学的思考には不向きである。

自分本位な考えは理解を曇らせる。

俗な心はいつも性的刺激に駆りたてられ、深遠な哲学的考えを受けつけない。

このような心は無感覚で、本来の働きをせず、哲学的思索ができない。

釘は粘土には刺すことができるが、石には打ち込めない。

不動の心を作るには、奉仕の活動、ジャパを唱える、プラーナヤーマを行うなどの修行によって俗な心が清められなければならない。

心は鏡にたとえられる。

鏡が汚れていれば、自分の顔がはっきり映らないのと同様に、心の鏡が汚れていれば、神を正しく映すことができない。

ブラフマンの光を正しく輝き通せない。

瞑想、無私の活動のヨーガ、信仰などの日々の修行によって、心の掃除をしなさい。

そして、神を知る努力をするがよい。

ブラフマンは心によって感知されるものだ。

この心は純粋な心のことである。

心の平安、節制、道徳的生活の実行によって、鋭敏で純粋になった心には、ブラフマンが忽然と顕われる。

有能なグル(師)が、心を純粋にする方法を伝授するのだが、このグルの教えを、まずよく聞いて熟慮し、自分で繰り返し瞑想しなければならない。

聖典の学習、賢者との交わり、不断の瞑想の実行を通じて純粋な心が集中されると、知恵が開け、神を見る。

その実在を直接に知り、感じることができる。』

(ヨーガとこころの科学 スワミ・シヴァナンダ)

 

 

 

わたしは全人類の心臓(むね)に住み

彼らに記憶と知識と忘却を与える

ヴェーダはわたしを知るためにあり

わたしはヴェーダを悉く知りヴェーダンタの編集者である

 

この宇宙に二種の存在がある

それは必滅のものと 不滅のものーー

物質界の万物は無常にして必滅であり

神霊界のものはすべて常在不滅である

(バガヴァッド・ギーター第15章15-16)

 

 

 

 

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