永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

プラーナについて(1)

前回までに<食物についての識別>でマクロビオティック食事法についてご紹介しましたが、その内容は、食物の持つエネルギーについて考えるヒントとなったことと思います。

 

そして、一例ではありますが、食物について意識的に摂取するようになればなるほど、食物が私たちに与えているエネルギー的な影響について、体で体感できるようになると思います。

 

そうなると、頭で考えずに、体で、今どういう食べ物を必要としているか、また必要としていないか、を見分けることもできるようになります。

 

必要としていない食べ物を食べて、不要なエネルギーを取り込むことは、エネルギーの停滞を生み、それが続くと、体のバランス状態が崩れるようになり、やがて、病となることもあります。

 

私たちの体は、エネルギーバランスを崩すと、体調不良になり、バランスが取れている状態の時は、健康で元気でいられるように作られているのです。

 

食物の識別の知恵を、日々の生活で役立てていくと、それはそのまま、スピリチュアルな探求にも役立つことと思います。

 

さて、今回からは、以前にも少しご紹介したことがありますが、「プラーナ」について、もう少し詳細に理解するために、いくつかの解説をご紹介したいと思います。

 

「プラーナ」とは何なのか?

 

日本人には、あまり馴染みが無い「プラーナ」ですが、人間を肉体ではなく、更に微細な霊体(エネルギー体)と見た時、この「プラーナ」がとても重要なポイントとなってきますので、もう少し理解を深めて行きましょう。

 

「プラーナ」は、特にヨーギー(ヨーガ行者)の方々には、非常に重要なキーワードとなっているようですので、それぞれのヨーギーが「プラーナ」について述べている解説をご紹介したいと思います。

 

 

『プラーナヤーマのプラーナとは、全宇宙に遍在する生命エネルギーのことです。

この根源的エネルギーは、生物ばかりでなく、無生物、たとえば石にもあって、それを成り立たせているのです。

宇宙の根源的エネルギーといえるこのプラーナは、人間の呼吸と密接な関係があり、呼吸によってプラーナを摂取することができます。

空気、酸素もプラーナの一つのあらわれと考えてよいのですが、プラーナそのものではありません。

プラーナは、空気よりも、もっと微細で、もっと根源的なものなのです。

ヤーマは、コントロールするという意味です。

したがって、プラーナヤーマとは、プラーナをコントロールする技術ということになります。

それも、全宇宙のプラーナをコントロールするというのではなく、まず、私たちの身体を流れ、身体を生かしているプラーナをコントロールすることです。

 

プラーナヤーマを、ともすれば呼吸法と解釈し、単に酸素を身体に多くとりいれる方法と考える人もいますが、それはプラーナヤーマの一面にすぎません。

むしろ、今、空気と共にプラーナを吸っていると強く思うことによって、微細身(微細なエネルギー体)の次元でのプラーナを摂取し、微細身の中を流れるナディ(エネルギー経路、経絡)にそれを供給し、ナディのセンターであるチャクラを通じてこの微細身のエネルギー(プラーナ)を、物理的次元の生命エネルギーに転換して、これを、仙骨、神経系、経絡などを通じて肉体に供給し、肉体を活性化して健康にするのが、プラーナヤーマの目的なのです。

したがって、プラーナヤーマは、微細身、肉体にそれぞれの次元でプラーナを摂取し、これを微細身、肉体の各部分にそれぞれの次元のエネルギーとして供給し、それらを活かす、プラーナのコントロール法と考えてよいでしょう。』

密教ヨーガ  本山 博)

 

 

「プラーナ」について、次回は、また違った解説をご紹介いたします。

 

 

聖ラーマクリシュナ

「神をつかめばすべてわかってくる。

あの御方こそすべてであり、あの御方こそ宇宙なんだ。

あの御方がヴィラート(宇宙を身体としている神)だ。

あの御方が完全円満なサッチダーナンダで、あの御方がすべての生き物とこの宇宙になっていなさるんだ」

 

「修行が大切だ。

ただ聖典やお経を勉強しただけではダメ。

見ろ、ヴィディヤサーガルをーー。

たいそうな学問をした人だが、自分の内奥に何があるのか気づいていない。

子供たちに読み聞かせを教えて喜んでいる。

至聖(かみ)の喜びを味わったことがないんだ。

勉強しただけで何になる?

どれだけのことが身につく?

暦には雨の予報がのっているが、暦をしぼったって一滴の水も落ちてきやしない」

 

マヒマー

「世間でくらしていると用事が多うございまして、修行をする暇がなかなかありません」

 

聖ラーマクリシュナ

「そういうことは皆、夢まぼろしだと、お前、自分で言っていたじゃないか?

目の前に広がった海を見て、ラクシュマナは弓矢を手にしたまま怒って言った。

『私はヴァルナ(水の神)めを殺してやります。

この海があるために、私たちはランカー(スリランカ)ヘ行けないのですから』

するとラーマはお諭しになったーー

『弟よ、目に見えるものはすべて夢だよ。

はかない一時的のものだ。

海も一時的なものーー。お前の怒りも一時的のものーー。

夢を夢で殺すーーこれまた夢だ』」

 

聖ラーマクリシュナ

「(マヒマーに)シャンプーがいつか言っていたがね、『私は自分の財産を善いことに使おうと思っています。

たとえば学校や施薬所を建てたり、道路や水汲場を造ったりしてーー』

わたしは言ったよーー『無私の気持ちでそういうことが出来るなら、それもよろしい。

しかし、無私の行為というのは、とてつもなく難しいよ。

どこからともなく欲や執着が忍び込んでくる!

それからもう一つ聞くが、もし神様がお前にじかに会って下すったとき、お前は、学校や施薬所や病院を建てさせてくれ、とお願いする気かい?』」

 

一人の信者

「先生!では、世間にいる人々はどうすればよろしいのですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

サードゥ(行者)と交うこと。

そして、神についての話をきくことだ。

普通の人たちは正気じゃないんだよ。

女と金に中毒しているんだ。

酔っ払いには米の研ぎ汁を少しずつ飲ませてやるとだんだんと正気づく。

それから、正しい師(サット・グル)のもとで教えをうけること。

正師(サット・グル)には特徴がある。

カーシー(ベナレス)に行って見てきた人にカーシーの話を聞くことだ。

ただ学識があるだけの人はだめだよ。

”世間のことはごく一時的のはかないものだ”ということがわかっていない学者に教えをうけるべきではない。

学者も、識別(ヴィヴェーカ)と離欲(ヴァイラーギャ)の精神をもった人なら、教えを与えることができる。」

 

「俗人というのは酔っぱらっているんだよ。

いつも”この私がこういうことをしている”と思っている。

家も家族も自分のものだとーー。

歯をむき出してムキになって言うーー

『妻子はどうなりましょう!

もし私に万一のことがあれば、妻子はどうして生きていくのですか?

”私の”家族を誰がみてくれるのですか?』

ラカールもこう言ったよーー『”私の”妻はどうなるのでしょう!』」

 

ハラモハン

「ラカールがそんなことを言ったのですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「そりゃ、そう言うだろうよ。

智識のある人は無智もある。

ラクシュマナがラーマにこう言ったーー『ラーマ!何て不思議なことでしょう!

この偉大な聖者であるヴァシシュタマ様が、息子を亡くしたからといって悲しみに沈むとは?』

ラーマはおっしゃったーー『弟よ、智識ある人は無智をも持っている。

だから弟よ、智と無智を超えて行け』と。

誰かが足にトゲを刺したら、それを抜くために別のトゲを使う。

トゲでトゲを除った後は、両方のトゲを投げすてる!

無智のトゲを除るために、智のトゲを使わなけりゃならぬ。

用事がすんで智と無智の二つのトゲを捨ててしまったのが大智(ヴィジュニャーナ)だ。

神の存在をはっきりと覚って、その御方を特別に知って、そして、親しくならないけりゃーーこういうのをヴィジュニューナというんだよ。

だからクリシュナはアルジュナに言いなすったーー『汝、三性(トリグナ)を超越せよ』と。

このヴィジュニャーナを得るためには、明知現象(ヴィディヤー・マーヤー)の助けをかりなくてはならない。

神のみ永遠の真実在、宇宙世界は一時なものという決断(かんがえ)--つまり識別(ヴィヴェーカ)と離欲(ヴァイラーギャ)だ。

それから神の名をとなえること。

神を讃える歌をうたうこと、瞑想すること、サードゥと交わること、祈り--こういうものはみな明知現象(ヴィディヤー・マーヤー)に入る。

明知現象は屋根へと上がるための最後の階段ーーもう一段上がれば屋根というところだ。

屋根に上がるというのはーーつまり、神をつかむたとえだ。」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 根は上に 枝は下に

葉の一つ一つがヴェーダの讃歌

決して枯れない菩提樹があるという

この樹を知る者は全ヴェーダを知る

(バガヴァッド・ギーター第15章1)

 

 

 

 

 

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