永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

「食物についての識別」について(10)

「食物についての識別」というテーマで、数回にわたりご紹介していますのは、マクロビオティックによる「食べ物の持つエネルギー」についてです。

 

体と心におけるエネルギーの経路に、エネルギーの流れを阻む余計なモノが蓄積されていると、エネルギーがスムーズに流れにくく、心身に滞りが生じ、それが、病という形になって現れることがあります。

 

病という形をとらずとも、このエネルギーがスムーズに流れないことが、エネルギーを感じることができない要因となり、微細体を感じられずに、粗雑なエネルギーに遮られ、心を静かに保つことができず、ますます自己の本性を悟ることができないという悪循環を、自ら作り出してしまっていますが、感覚が鈍くなりすぎているために、そのこと自体にも気づくことなく一生を終えてしまう、ということも起きています。

 

食事は、食べ物という形を通して、エネルギーを体に取り入れている、と理解し、まずは、食べ物に対する見方を変えることから始めてみましょう。

 

私たちは、嗜好で食べ物を選択していますが、食物が本来持っているエネルギーについて理解し、選択の際にそれを応用するならば、自分の本性を悟るための準備としての実践方法によって、体と心を整える、という目的を達することも可能なのです。

 

本格的なヨーガや瞑想は時間的に無理だと感じている人であっても、食物によるエネルギー浄化の実践方法は、いつでも、誰でも、365日実践できる取り組みやすい行であると言えます。

 

ひとつひとつの食物の持つエネルギーを理解し、毎日の食事に活かせるようになると、心身のバランスがとれて来るので、病は良くなり、エネルギーは浄化されていくことでしょう。

 

今回は、前回の続きです。

 

 

『<野菜>

野菜は、穀物を補う自然の要素として、2番目に重要な範疇を構成するものである。

全般的に穀物は、より陽性で、堅実・安定・活力の源となるのに対して、野菜は、より陰性であり、軽くてパリパリした食感で、食事に彩りを添えてくれる。

とはいえ、個々の野菜類の多くは、非常に強力で、血液や気のエネルギーを生成・強化するものである。

野菜類は、3つの範疇に大別される。

 

★カキバ・ケール・大根葉といった緑の葉物野菜は、穏やかな上昇エネルギーを持ち、肝臓・胆のう・肺・心臓・精神力を強化し、軽やかで、体の熱を冷まし、落ち着いた気分にしてくれる。

鉄分やカルシウムなどのミネラル分が豊富に含まれて、丈夫な血液を作り、骨や歯を強化し、治癒を促進させるものである。

絞り汁は、肝臓疾患の治療に使われ、体内に重く滞ったたんぱく質・動物性脂肪・コレステロールを除去する。

大きな緑の葉の数種は、そのままの形で、もしくは手を加えて、熱を下げたり、炎症をしずめたり、やけどを治したりする葉緑素プラスター(訳注:プラスターは、主に小麦粉をつなぎに使って練り上げ、患部の皮膚に貼りつけて用いる家庭療法のこと)に用いられる。

大根葉は、婦人科系の生殖器や皮膚の疾患を緩和させる干葉湯に用いられる。

 

★秋冬のスクワッシュ・キャベツ・タマネギなど、茎や根菜の一種の球形野菜は、より均整が取れたエネルギーを供給するもので、特に膵臓脾臓・胃・リンパ系によい。

その穏やかな甘味が心をしずめて落ち着かせてくれる。

特にタマネギは、神経・筋肉・結合組織を円滑にする。

球形野菜は、毎日の食事のほかに、特別な料理・飲み物や手当の湿布(例えばキャベツプラスター)にも使われる。

 

★ニンジン・大根・ゴボウ・レンコンなどの根菜は、強力な下降エネルギーを与えるもので、特に肺・大腸・泌尿器系によい。

野菜の種類によっては、肝臓や心臓その他の臓器にもよい。

大根には、強力な溶解エネルギーがあり、脂肪の消化を促進させ、過去にとった動物性食品の排出を促進する作用もある。

根菜は、手当に用いられるさまざまのお茶やプラスターにも使われる。

 

<豆類・豆製品>

豆は、その姿形が腎臓や耳に似ているため、東洋医学では、昔から相互に関連づけて考えられてきた。

豆類は、全般的な活力や均衡をつかさどる臓器に特によいもので、多くの人体機能を健全に維持するための良質なたんぱく質・脂肪・炭水化物を供給してくれる。

また生殖器系を強化するとともに、豆類および豆製品に含まれる食物繊維は、腸機能の円滑化を促進する。

アズキ・レンズ豆・ヒヨコ豆・黒豆など、小粒の豆類は、頻繁に毎日とってもよい。

大豆は、粒のままでも食べられるが、豆腐・テンペ・納豆・その他伝統的な大豆製品の形で使われる場合がほとんどである。

 

★アズキは、豆類の中でもっとも凝縮された陽性な豆であり、強力なエネルギーを与えてくれるもので、多くの家庭療法・お茶・手当法に用いられる。

その深紅の華やいだ色合いから、赤飯その他の料理として、お祝いの席に使われる。

 

★レンズ豆は、たんぱく質・鉄分・カルシウム・複合炭水化物・食物繊維の優れた供給源であり、消化器系・循環器系・神経系を強化するもので、穏やかな鎮静作用がある。

 

★ヒヨコ豆は、食べ応えのあるしっかりした味わいで、強力なエネルギーを与えてくれ、さまざまな野菜類・トウモロコシ・米などと相性がよい。

食物繊維が豊富な他の食品と同じく、体内のコレステロールや脂肪の低下を促進させるとともに、たんぱく質・ミネラル・ビタミンBの優れた供給源であり、腎臓・膀胱・生殖器を強化してくれる。

 

★豆腐は、その柔らかな食感・穏やかな味わい・応用自在の形から、多くの食材と組み合わせて用いられる。

たんぱく質・鉄分・カルシウム・その他の栄養分が豊富に含まれており、血液を強化し、循環を促進させ、呼吸器系・神経系の各機能を高めてくれる。

消化がとてもよく、植物性エストロゲンに富み、乳がん前立腺がんなどの悪性腫瘍の予防に有効である。

豆腐プラスターは、炎症・はれ・打撲傷をしずめる効果がある。

 

★テンペは大豆の発酵食品で、食べごたえのあるしっかりした味わいがあり、強力なエネルギーを与えてくれる。

コレステロール値を下げ、泌尿器系を強化し、腫瘍を予防する。

もっとも有効な植物性たんぱく質の供給源のひとつであるとともに、鉄分・カルシウム・その他のミネラル分も豊富で、植物性のビタミンB12の含有量では首位を占めている。

 

★大豆の発酵食品である納豆は、ベークドビーンズに似たもので、粘って長い糸を引く。

消化作用に有効で、腸・腎臓・血液・リンパを強化してくれる。

特有の臭い臭いを嫌う人がいる反面で、その繊細な味わい・粘っこい食感・強い香りを好む人もいる。

  (THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

 

聖ラーマクリシュナ

「わからんかね。

幸不幸、喜び悲しみ、これは身体をもっているかぎりついてまわるんだよ。

カーヴィ・カンカン・チャンディー(ヒンドゥー聖典のひとつ)に出ているがカルビールは牢屋に入れられて胸に重い石をのせられた--カルビールは神に祝福されて生まれた男の子なのに。

肉体を持っているかぎり、楽しみ苦しみの経験から逃げられないんだよ。

シュリー・マンはえらい信仰者だった。

その上、母親のクッラナは大女神様(バガヴァティー)に大そう可愛がられたものだ。

そのシュリー・マンタがどんなにひどい目にあったことか!

すんでのことに、仕置場で首を切られるところだった。

大そう信心深い木こりがいて、大女神様(バガヴァティー)にお会いすることができた。

あの御方は、木こりを大そうかわいがって、どんなにお恵みを下すったことか。

けれど、木こりの仕事はずっと続けたよ!

木を伐って食べていかなけりゃならなかった。

デーヴァキー(クリシュナの母)は、四つの手に笏と円盤とほら貝と蓮華を持った大女神様の姿(ヴィシュヌ)を見ても、牢を出ることは出来なかったよ!」

 

校長(マヘンドラ・グプタ)

「牢屋を出るだけでは如何なものでしょうか?

肉体こそあらゆるトラブルの大本なのです。

肉体から出ていくことが必要だったのだと思います」

 

聖ラーマクリシュナ

「わかるかい?

ブラーアブタ・カルマ(前世で行ったカルマの結果)の苦楽なんだよ。

その帳尻が合わないうちは、肉体はついてまわる。

ひとりの盲人がガンジス河で沐浴した。

罪はみんな消えた。

だが、盲の目は明かなかった。

過去世のカルマがあったから、この世で盲の経験をしているのだ」

 

モニ(マヘンドラ・グプタ)

「放たれた矢は、もう制御できません」

 

聖ラーマクリシュナ

「肉体についた幸不幸はどんなに起こっても、信仰者には、本当の智慧と信仰という何より心強い財産があって、その富は永久になくならないんだよ。

見ろ、バンドゥ兄弟の災難を!

だが、その災難で霊性を失くしたことは、一度だってなかった。

あの兄弟のような智者が、あの兄弟のような信仰者がどこにいる?」

 

「プラーアブタ・カルマ(前世で行ったカルマの結果)によって、人間はこの苦悩に満ちた世界(サンサーラ)に生まれてこなければならない。

カルマの果実の重さで、人間の頭は重く垂れているんだよ。

もし、人間が望む者なら、このカルマの果実からごく簡単な方法で逃れられるよ。

信愛(バクティ)を持って、真剣に朝夕、神様に頭を下げて礼拝するとしたら--例えばね、誰かの頭に十モナ(370kg)の重荷があったとしたら、自分でそれを下ろしたくても下ろせないだろう?

四、五人の人に手伝ってもらわなくては下ろすことはできないね。

でも一つ、簡単な方法があるよーーそれを下ろす方法がね!

朝夕二回だけでも神様に頭を下げて礼拝すれば、その重荷は頭から落ちてしまうよ。

そんな感じだ。

だからね、お前たちに言うんだよ。

どんな方法でもいいからあの御方を悟るんだよ。

あの御方に完全にお任せする。

また、泣いて、泣いて心の汚れを落とす。

純粋な愛をもってあの御方を悟る。

どんな方法でもいいんだ。

そうすれば全てわかるよ。

いいや、あの御方が分からせてくれるよ。

そうなれば、もう彼の全てを忘れさせるマーヤーに魅せられることはない。

その時、神は無限の普遍的存在であるということを悟って、喜ぶんだよ。

限りない無限の喜びだ。

この喜びはね、地上での感覚が知っている喜びではないんだよ。

世俗の喜びは、最後には不幸と虚しさをもたらすものだ。

でもね、神を悟った後の喜びは、それは決して消えない至福だ。

その至福がまた至福を連れてくる。

その至福とは、初めもなく終わりもない。

神は無限なんだ。

だから、神を悟った至福もまた無限なんだよ。

限りない永遠の至福、至高の喜び、プラマーナンダだ!」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

 

バラタ王の子孫 アルジュナ

全物質源(プラクルティ)は大ブラフマンとも呼ばれ

わたしはこのなかに種をまく

すると あらゆる生物が湧き出てくる

 

クンティーの息子よ

多種多様な生命体はすべて

わたしの子宮でるプラクリティから生まれ

また わたしが種をまく父である

 

プラクリティには三つの性質(グナ)--

サットワ ラジャス タマスがある

霊魂(たましい)がプラクリティに接触すると

この三性質(トリグナ)によって束縛される

(バガヴァッド・ギーター第14章3-5)

 

 

 

 

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クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

詳しくは、シュリ・ナーナ先生の公式ホームページをご覧下さい。

 

http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

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チャクラを浄化し、活性化することで、チャクラ周りの器官から放出されるエネルギーの生き生きとした循環が促され、身体における覚醒への準備を促すことができ、目覚めへの準備を整えることができます。

 

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