永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

「食物についての識別」について(2)

前回から、「食物についての識別」について、現代では実践する人も徐々に増えてきているマクロビオティック食事療法に関する本を元に、食物が及ぼす人体への影響について、詳しくご紹介しています。

 

予病の観点からも、また、病の治療法の一つとして、マクロビオティックを実践することは効果的であるばかりでなく、

そうでない場合でも、食物の身体や心(精神)に与える影響を知り、その効果を体で体感していくことは、エネルギーの浄化につながり、やがては、「自己の本性」が目覚めていくことにつながることでしょう。

 

見神、もしくは、自己の本性を悟るためには、肉体にも心にも余分な滞りが無くなり、エネルギーがスムーズに流れるようになることが必要です。

 

仏教では、「貪・瞋・痴」を心の三毒としており、「むさぼり(必要以上に)求める心、怒りの心、真理に対する無知の心」を戒めています。

 

食物は、肉体だけでなく、心・精神にも影響を与えると、マクロビオティックの大家・久司道夫先生は書かれています。

 

スワミ・ヴィヴェーカーナンダが仰っている「食物についての識別」について、基本的なところでは、応用できる面が多いと感じますので、今回も前回の続きをご紹介させて頂きます。

 

 

『不安・疑い・懐疑・嫉妬などの感情は、脾臓膵臓・胃の不均衡と関連性がある。

こうした臓器が健全ならば、思いやり・知恵・同情・理解などがもたらされる。

潜在的不均衡に対応して、精神および心理面に見られる症状としては、単なる心配性をはじめ、全般的不安・適度な苦悩や懐疑から、深刻な自己嫌悪・自信喪失・他人への総体的疑念に至るまでさまざまある。

特に動物性食品は、不安や疑いを引き起こすもので、中でも卵・家禽類・肉・塩気の利いたチーズ・大量の魚介類などがその要因となる。

塩分や塩気の強い食品のとりすぎ・パンやチップスを含む堅く焼き締めた食品・その他の極陽性な食品・加工法・調理法なども、脾臓膵臓・胃の硬化と働きすぎを引き起こす。

他方、砂糖・その他の精製甘味料・脂っぽい食品・大量の果物や果汁・精白穀物・ミルクなどの軽い乳製品・スパイス・刺激物といった極陰性食品は、胃や消化器官の酸性過多・血糖値の不均衡・こうした中枢臓器の働きすぎにつながるものである。

 

臆病・恐怖・自信や希望の喪失・偏執症などは、腎臓や膀胱機能の不均衡と関連する。

伝統的な東洋医学では、こうした臓器の健康は、自信・勇気・直感・信頼をもたらすものとされる。

腎臓は、たんぱく質をとりすぎると働きすぎてしまい、特に卵・家禽類・肉・すべての乳製品・大量の魚介類などの動物性食品は、恐怖心を引き起こす。

同時に動物性食品は、その動物が殺された際の波動を内在している。

今日の食肉処理場の大半は過密状態にあり、食肉解体作業のラインには、恐れや恐怖の感情が伴う場合が多い。

このような状況は動物体内に過剰なアドレナリン・その他のホルモンや化学物質の分泌を起こして、それを食べる人に吸収される。

塩分や塩気の強い食品のとりすぎ・パンやチップスを含む堅く焼き締めた食品・その他の極陽性な食品・加工法・調理法なども腎臓や膀胱の硬化と働きすぎを引き起こす。

周囲の人に対する不信感・自分に対する広い範囲からの陰謀といった被害妄想など、偏執症や物事にこだわりすぎる傾向には、ほぼ間違いなく、動物性食品・動物性抽出物・塩・その他の強力な収縮性を持った物質のとりすぎが関与している。

他方、砂糖・その他の精製甘味料・脂っぽい食品・大量の果物や果汁・精白穀物・ミルクなどの軽い龍製品・スパイス・刺激物といった極陰性食品は、尿の酸性過多を引き起こし、こうした臓器の過剰な膨張やはれ・腎臓細胞の精密な網状組織の脂肪や粘液による閉塞につながるものである。

 

ヒステリー・興奮・神経過敏・神経質・その他の類似症状は、潜在的な心臓や小腸の疾患によって引き起こされる。

伝統的な東洋医学では、こうした臓器の健康は、平穏で平和な心持ち・優しさ・楽しく滑稽な表現力をもたらすものとされる。

この両臓器の不均衡は、多動症・笑いすぎ・神経質・神経過敏症など、精神・感情面の過剰表現につながる可能性がある。

しゃべりすぎ・とめどないおしゃべり、といった発話に関する問題も、心臓および循環機能と関連し、心臓の働きすぎ・高血圧・心臓の雑音が見られる場合が多い。

砂糖・チョコレート・はちみつ・その他の精製甘味料、ミルク・アイスクリーム・その他の乳製品、精白穀物、熱帯性食品、ハーブ・スパイス、大量の果物や果汁、刺激物、大量の飲物や水分、その他の拡張性食品といった極陰性食品が、この症状の主要原因となっている。

特にニンニクは、心臓を過度に刺激するため、ごくまれに少量とるのが通例とされる。

 

偏見・差別・憎悪・暴力などは、現代の特徴と言える。

一般にこのような資質は、社会的・文化的問題として、肉体的・精神的・感情的な健康状態とは切り離され、別個のものと考えられている。

しかしマクロビオティックの観点からすれば、生活方法の不均衡から生じたものと考えられ、中でも食事の不均衡がその原因である。

偏見や憎悪に潜在する根本原因は、動脈の硬化であり、このため、特に自分以外の人間・性別・年齢・人種・宗教・文化に対して偏狭で抑圧的な人生観を抱くようになる。

心臓病は、発展途上国も含めて、現代社会における退行性疾患の筆頭に挙げられている。

肉・家禽類・卵・チーズ・魚介類・その他の動物性食品は、アテローム動脈硬化症・脳とその機能に通じていて栄養を供給する動脈の硬化といった症状の筆頭原因に挙げられる。

飽和脂肪酸コレステロールを多く含む食品に加えて、塩分過剰・堅く焼き締めた食品・その他の収縮性を持った食品も、この過程に関与すると見られる。

このような食品には、冷凍食品・冷たく冷やした食べ物・オーブンで焼く・グリルする・ローストするといった極陽性な方法で調理された料理が含まれる。

こうした症状は、元来、陽性な性質ではあるが、砂糖や菓子・ミルクなどの乳製品・スパイス・アルコール類といった極陰性食品のとりすぎによってさらに助長される場合が多い。

このような拡散性を持った食品は、動物性食品と合わせて摂取される場合が大半であり、堆積された陽性要因と怒り・憎悪・偏見を伴う言動や暴力の形で、爆発的無秩序に排出する引き金となる。

陽性要因は、単独では暴力を引き起こさないのが通例で、卑劣・残酷などの収縮しすぎた硬直状態につながるものであるが、貯蔵・堆積された陽性エネルギーの放出には、極陰性なエネルギーが必要となる。

ミルク・砂糖・アルコール類・薬物などが、この代謝排出を発現させる引き金となる主な食品である。

偏見や差別は、心臓および循環組織の症状に加え、他の臓器の疾患によって引き起こされる場合もある。

肝臓や胆のうの疾患は、肝臓を硬化させ、怒りや暴力を発現させる。

膵臓脾臓・胃の疾患は、低血糖症、暴力的な気分の揺れにつながる。

肺や大腸の疾患は、呼吸困難や便秘を引き起こして、身の危険や閉塞感につながる。

腎臓や膀胱の疾患は、恐怖や他人への不信感を生み出す。

私たちは、このような感覚・思考・感情を内面の葛藤に起因するものとは捉えずに、他人を含めた外部の環境に投影している。

怒り・憎悪・偏見を内面化させた陰性形態の偏見や差別もある。

暴力的な表現を外部に表出させる代わりに、感情が内面へと向かっている。

場合によっては、自己嫌悪や強い嫌悪感が生じ、最終的には自殺の傾向に至る人もいる。

また、自分を非難する人々よりも、自分のほうがスピリットが高く、忍耐強く、正しく、勝っていると思いこむこともある。

そうした人は、現世もしくは来世で究極的には自分が勝利を勝ち取り、抑圧者はその報いを受けることになる、という幻想の中に逃げ隠れする。

マクロビオティックでは、こうした症状を陰性の傲慢と呼ぶ。

これは、陽性の傲慢と対極をなして、同じように有害であるが、そのために人間性が失われる必要はない。

ガンジーやマルチン・ルーサー・キングといった平和や非暴力運動の指導者のみならず、強制収容所から生還したり、拷問や残虐行為を受けながらも生き残った人々の存在は、状況がいかに困難でも、全人類共通の人間性を是認することが可能であることを身をもって体現しているのである。』

(THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

 

一会員

「どんな方法で神にふれることができるのでしょうか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「あの御方に恋いこがれること。

そして、そのことをいつ、どこにいても頭から離さないこと--神のみが永遠の実在で、世界は一時的なものだということを。

アスワッタの樹だけはいつまでもあるが、果実は一日二日だけだもの」

 

一会員

「色情や怒りのような激しい感情を私どもは持っておりますが、これをどうしたらよろしいでしょうか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「そうしたら六つの情熱を、神さまの方に向けかえてやれ。

色欲は、アートマン(真我)と交わりたい欲にかえること。

神への道を邪魔するものに、怒りを向けること。

役にもたたん事物を貪る代わりに、神を手に入れようと貪欲になること。

”私のもの”、”オレのもの”と言い張りたいなら、あの御方を自分のものにすること--つまり、”私のクリシュナ、私のラーマ”という具合にね。

もし、どうしても高慢でいたいのなら、じゃ、ヴィビーシェナのまねをしたらどうだね?--私はラーマに頭を下げたのだ。この頭をほかの誰にもさげてやるものか!」

 

一会員

「あなた様はいつも、『神がすべてをなさる、あらゆることは神がさせるのだ』とおっしゃいますが、私どもは罪悪に対して何の責任もないのですか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「アッハッハッハッハ。ドリョーダナも同じことを言ったねーー『主、わが胸に宿りたまいて、我に命ずる如く我は為すなり』と。

ほんとうに正しい信仰を持っている人ーー神こそが行動者であって、自分は全くの受動者、命令通りに動くものにすぎない、という信念をもっている人は、いわゆる罪なことを絶対にしないよ。

踊りを正しく習って熟練した人は、間違ったステップなど踏まないものだ。

心の奥まで清浄(きれい)にならないうちは、神が存在することさえ信じられないんだよ!」

タクルは礼拝堂に集まっている人たちを眺めながら、こうおっしゃった。

「時どき、こんなふうに皆で集まって神のことを考えたり、称名したり、讃歌をうたったりすることは、大そういいことだ。

だが、世間の人が神に心を向ける時間はホンの少しだーー焼けた鉄に水をふりかけるとジューッといって蒸発する。

その時間くらいなものさ!」

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

さて、物質自然(プラクリティ)と霊魂(プルシャ)は

ともに無始であり

変化作用(ヴィカーラー)と三性質(トリグナ)は

ともに物質自然(プラクリティ)に属している

 

プラクリティはあらゆる物質現象の

原因と結果の根源であり

プルシャは物質界の多種多様な

苦楽を経験する原因(主体)である

(バガヴァッド・ギーター第13章20ー21)

 

 

 

 

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☆自己変容したい人

☆真理を体得したい人

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など、魂の最終的な目的地に到達したい方々のために、

クンダリニー覚醒されましたシュリ・ナーナ先生から放たれるシャクティ・プラーナの恩寵に与るサットサンガ(真我の集い)、個人セッションが、毎月、各地で開催されています。

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http://pranahna.com/ (真我が目覚めるとき――シュリ・ナーナ先生の公式HP)

 

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