永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

「食物についての識別」について(1)

以前の記事「最高の愛(バクティ・ヨーガ)- 準備のための予備訓練(1)」の中で、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの遺されたお言葉”「食べ物についての識別」が非常に大切である”ということをご紹介しましたが、

この「食べ物についての識別」とは、具体的にどのようなものか?については、ほとんど詳しい解説は遺されていなかったため、そのままになってしまいましたが、

日常生活で実践するためには、更に詳しい説明が必要かと思われます。

 

これからご紹介いたします文は、ヴェーダンタ関連の本からではなく、日本人によって書かれたマクロビオティックの食事療法について書かれた本からの抜粋です。

 

食物の持つエネルギーやチャクラへの影響などについても書かれていますので、スワミ・ヴィヴェーカーナンダのお言葉が、より具体的に理解できるようになり、実践に活かすことができると思いますので、ご紹介させて頂きます。

 

私たちの、感情や思考傾向、性格、性癖などは、食物から多大な影響を受けているということが、詳しく解説されていますので、このことを知るだけでも「食物についての識別」においては、非常に役に立つと思います。

 

 

『私たちは、周囲の環境と調和しない生活を送ると、不均衡が生じて、次第に不調や疾患を引き起こすようになる。

第1段階は心身両面の全身疲労状態であり、倦怠・不平・明晰な思考や行為が次第になくなる・頻繁な心変わりといった症状がはっきりと現れる。

次の段階は、肉体なうずきや痛み・悲しい気分・次第に自信を失う・物忘れ・あいまいな記憶・頑固・重要でないささいなことにとらわれるといった症状である。

続く段階では、血液の質の弱体化が見られるようになる。

赤血球細胞・白血球細胞・血漿が弱まるに従って、酸性症・高血圧・低血圧・貧血・そのほかに皮膚疾患などの症状が現れる。

いらいら・過敏症・恐怖、短気・落ち込み・臆病・人生の全般的な方向喪失なども付随して見られる。

 

食事や生活様式の修正がなされず、血液の質の劣化が継続されると、怒り・せっかち・失望・過度の興奮・疑念と懐疑・引きこもり・疑念的で妄想的な信念や思考といった慢性的な感情の不均衡が起きてくる。

 

次の段階は臓器の疾患で、内臓や腺に構造的変化・機能不全・衰退が見られるようになる。

肉体的には、心臓病・がん・多発性硬化症などの退行性疾患として現れる。

精神的には、慢性的な頑固・偏見・狭量・偏狭な人生観・日常生活継続の支障として現れる。

潜在的な劣等感や優越感といった固定観念が、自己中心的考え方としてはっきりと現れるようになる。

 

退行的傾向が継続すると、次の段階として、多様な神経疾患が引き起こされる。

肉体的には、一貫性の欠如・部分的もしくは全般的まひ・その他の筋肉および骨格に見られる症状として現れる。

精神的には、否定的人生観を抱くようになり、しばしば自尊心の喪失・混沌とした言動・統合失調症・偏執症・自暴自棄や破壊的傾向が現れるようになる。

 

ついに最終段階として、利己的・自己中心・うぬぼれ・自尊心・独占的・自己正当化などを含む傲慢さが出現する。

この段階に至ると、全世界が自分に敵対するように思われ、自らの病気や困難は、自分の食事や生活様式とはまったく無関係なものと見なし、他人を操作・強制するような行動に出るか、すべてを諦めて内面世界の空想・幻想に引きこもるようになる。

 

脳は、その構造および機能において腸と関連性がある。

どちらの臓器も細く締まった長い管に多くのらせん状の回旋を伴い、腸は肉体的食べ物を処理する一方、脳は振動や波動の形で精神的食べ物を処理している。

腸に起きた問題は、正常な意識に反映されることが多い。

例えば、便秘は思考を防げ、物事の完結を困難にする。

下痢の場合は、しゃべりすぎ・とめどない発話といった言語的排出作用が、その症状に先立つか付随して見られる。

 

エネルギー中枢のチャクラも、意識および精神的・心理的過程に寄与している。

頭頂にあるクラウンチャクラは、普遍的意識をつかさどっている。

第3の眼とも呼ばれる中脳のチャクラは、直感および精神的過程の全般を統括する。

喉のチャクラは発話や表現を支配し、心臓のチャクラは感情的成長や愛情を含む総体的運命を支配している。

みぞおちにある太陽神経叢のチャクラは、肝臓・脾臓・腎臓など中間部の臓器に分岐して、知性・勇気・思いやり・忍耐などの資質をつかさどっている。

腹部にある腸のチャクラは、全般的な社会的成長を支配する。

生殖器のチャクラは、感情やスピリットを含めたあらゆるレベルの再生をつかさどっている。

 

砂糖などの極陰性食品は、精神および感情の障害を引き起こしている主要原因のひとつである。

明晰な判断力は、砂糖・チョコレート・はちみつ・その他の精製甘味料に影響される。

腸内細菌は、脳に供給されるビタミンB群の合成に関与し、グルタミン酸の形態で神経および高度な意識中枢に刺激を与えている。

単糖類はこの過程を阻害するもので、脳の細胞や組織を拡張させる結果、焦点がぼやけて、集中力や明晰な思考が失われる。

血糖値の不均衡は、幼年期から見られる場合が多く、やがて落ち込みや悲観につながる。

 

強力な収縮作用を持つ食品も、同様に感情の問題を引き起こし、特に執着心・所有欲・罪悪感を抱くようになる。

人生は、いつも順風満帆とは限らず、誰でも何らかの苦渋・苦難・不幸を経験するものである。

こうした否定的経験をうまく切り抜けられる人がいる一方で、いつまでも過去の記憶に執着してとらわれ、ことあるごとにすでに起きた出来事の追体験を繰り返す人もいる。

こうした状況は、主にパンや堅く焼き締めた小麦粉製品のとりすぎによって、脳・神経・チャクラの硬化・収縮が引き起こされ、過去の記憶が手放せなくなったものである。

肉・卵・家禽類・魚介類などの動物性食品や塩分のとりすぎも、同様に感情を内にこもらせて、解放できなくさせる。

 

しゃべりすぎや粗暴で落ち着きのない行動は、主にニンニクによるものである。

生のタマニギや長ネギ・大量のショウガ・その他のハーブやスパイスも、同様の多動症を引き起こす可能性がある。

 

極東において、怒りを表す漢字「癇癪(かんしゃく)」は、肝臓疾患を意味している。

短気・怒り・かんしゃく・攻撃的行為は、肝臓や胆のうが余剰の代謝エネルギーを混沌とした乱暴な方法で排出させて、働きすぎたり、閉塞した結果であることが多い。

対照的に、健全な肝臓や胆のうは、平穏・忍耐・粘り強さなどの落ち着いた資質と関連している。

特に動物性食品は、怒りやかんしゃくを引き起こすもので、中でも肉・家禽類・卵・チーズ・大量の魚介類などがその要因となる。

塩分や塩気の強い食品のとりすぎ・その他の極陽性な食品・加工法・調理法なども肝臓の硬化と働きすぎを引き起こす。

他方、砂糖・その他の精製甘味料・脂っぽい食品・大量の果物や果汁・精白穀物・ミルクなどの軽い乳製品・スパイス・刺激物といった極陰性食品は、肝臓の閉塞につながるか、陽性エネルギーを肝臓や胆のうに集積させて、まるで火山噴火のごとく、急速かつ無秩序に排出させるものである。』

(THE マクロビオティック  久司 道夫 著)

 

次回も、この続きをご紹介したいと思います。

 

 

『マニラルプールの信者たちは、「どのような方法で至聖(かみ)にふれることができるか、何とぞお教え下さい」と申し上げた。

 

聖ラーマクリシュナ

「すこしはお祈りや讃神歌をうたったりしなければね。

”牛乳の中にバターがある”と、ただこう言っているだけではダメだ。

凝乳にしてかきまぜていると、はじめてバターがとれるようになる。

だから時々、静かな処に独りで居ることが必要なのだ。

三日かそこらでも静かな処で独りで瞑想して、信仰をつかんでからそれから後なら、どこへなと住んでもいい。

靴をきっちり履いてからなら、いばらの茂みもやすやすと歩いて行けるからね。

一番だいじなのは信念だ。

ほしいと思うものが得られる根本は信念だよ。

信念が出来上がったら、もう何も恐れるものはない」

 

マニラルプールの信者

「はい。--ときに、グルはどうしても必要でございましょうか?」

 

聖ラーマクリシュナ

「大部分の人には必要だね。

そして、グルの言葉を信じなくてはいけない。

グルを神様だと思って見ていれば、それが出来るはずだよ。

だからヴィシュヌ派の信者たちは、グルとクリシュナとヴィシュヌは一体なり、と言っている。

あの御方の名をいつも念じていることが大切だ。

現代のような末世には、称名が最高の力だ。

物質に頼っている時代だから、昔のようなヨーガは出来ないんだよ。

あの御方の名を称えて手を拍てば、罪の鳥は飛んでいってしまうよ。

それから、誠実でまじめな人たちといつも交際していること。

ガンジス河のそばに近づくほど涼しい風が当たるようになる。

火のそばに近づくほど熱くなるだろう。

のんびりやってちゃダメだ。

世間の楽しみにうつつを抜かしている連中は、『いずれ、そのうちに神様にもお目にかかるとしよう』といった調子だがね。

わたしはケーシャブ・センに言ったよーー『息子が待ちかねてじりじりしていれば、親は予定していた三年前でも財産を分けてくれる』とね。

母親が料理している間、赤ん坊を寝かせておシャブリをくわえさせておく。

赤ん坊がおシャブリを落として泣き叫ぶと、鍋を下ろして抱きかかえて乳を飲ませてやる。

こんな話もケーシャブに聞かせてやった。

末世時代(カリユガ=物質万能主義の時代)だから、一日一夜も泣いて祈れば神様にお会いできる。

自信を持ってこう言え--『あんたが私を創ったのだから、会ってくれるべきだ!』と。

この世にいようがどこにいようが、神様は人の気持ちをちゃんと見ていらっしゃる。

この世のものに執着している心は湿ったマッチ棒みたいなもので、いくら擦っても火が付かん。

エクロビヤという人は、土で自分の師匠のドローナの像を作って、その前で弓の練習をしたそうだ。

前進しろ。

木こりは先へ先へと進んで白檀の木を見つけ、銀の山を見つけて、金の山を見つけて、まだ先へ進んでダイヤの山を見つけた。

無智な人は土壁で囲った部屋の中に住んでいるようなものだよ。

なかにも光はないし外のものも見えない。

智慧を獲て、それからこの世で暮らしている人は、ガラス張りの部屋にいるようなものだ。

内部のものも見えるし外部のものも見える。』

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉  マヘンドラ・グプタ著)

 

 

 

かれは光るものの光の源泉であり

物質性(グナ)の明暗を超えて光輝いている

かれは知識であり 知識の対象であり

知識の目的であってーー全個々(すべて)の心臓(フリディ)に住む

 

用地(肉体)と 知識と知識の対象について

わたしは簡単に説明した

いま話したことを理解するわたしの信者だけが

わたしの浄土に来ることができよう

(バガヴァッド・ギーター第13章18ー19)

 

 

 

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