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永遠の人

永遠のダルマ(真理) - 智慧と神秘の奥義

有形の神、無形の神

今回も、前回に引き続き、

パラー・バクティとは、どういうものか?

また、有形の神、無形の神について、

聖ラーマクリシュナの「不滅の言葉」より抜粋してご紹介いたします。

 

 

ラーマクリシュナ

「情熱的な信仰(バクティ)が持てたらーー恋い慕う気持ちの信仰だ。

そうすれば、あの御方もじっとしていられなくなる。

信仰は、あの御方にとってどんな喜びか

激情の信仰ーー純粋な信仰ーー無私の、報いを欲しがらない信仰だ。

あんたが、金持ちでしかも有力な男のところへ、何一つ欲しがりもせずに毎日行く。

その人に会うのが好きだからーー『何か、用か?』と訊かれたらこう答えるーー

『はい。何も欲しいものはありません。あなた様に会いに来ているだけです』

こういうのを無私の信仰、報いを求めない信仰というのだ。

あんたは神様に何も求めないーーただ好きになれ」

 

わたしに解脱はいりませぬ

清らかな信仰がほしいだけ

 

いちばん肝心なことは、神様に激しい信仰を持つこと。それから識別と離欲だ」

 

「せんせい、師匠(グル)につかなくてはどうにもならぬものでしょうか?」

 

ラーマクリシュナ

「サット・チット・アーナンダ(実在、智慧、至福)が師匠なんだよ。

死骸を見る修行をして、いよいよイスト(信者の理想とする神の姿)を見る段になると、グルが目のまえに来てこう言う。

『見よ、汝のイストなり』--そのあと、グルとイストは溶け合ってしまう。

グルであるものがイストなのだ。グルは糸口をつかんで下さる。

無限者に敬礼するという。だが、実際にはビシュヌを拝んでいるのだ。

あの御方のなかに、神の無限の形があるんだよ!」

「どんな(神)姿を考えたらいいかと言えば、自分の一番好きな姿を想って瞑想すればいいんだよ。

けれども、どれも皆、一つのものだということを、よーっく心得ておけ。

神のどんな姿に対しても、妬んだり憎んだりしてはいけない。

シヴァ、カーリー、ハリ、みんな一つの神がいろいろな姿をなさっているのだぞ。

一を悟ったものこそ幸いだ。」

 

「どんなふうにしたら、神をつかむことができるのですか?」

 

ラーマクリシュナ

「今言った信仰によってだ。だた、あの御方に圧力をかけなけりゃいけない。

会ってくれないなら喉をナイフで切れーーという位に、

こういうのを信仰のタマス性というのだ」

 

「神は見ることができるのですか?」

 

ラーマクリシュナ

「ああ、もちろん見えるともさ。

形なき神も、形ある神も、両方とも見える。

形ある神ーーつまり、霊の姿を見ることができる。

また、人間の姿をした神を直に見たり、触れたりすることもできる。

神の化身(アヴァタラ)を見ることは、神そのものを見ることと同じだ。

神様はその時代、その時代に、人間の姿に化身してお生まれになる」

 

「神には形がある、とばかり言っていてもだめだよ。

あの御方は、聖クリシュナの場合のように人間の体をとって現れる、というのも真実だ。

いろんな姿で信者たちに会ってくださる、これも真実だ。

それから、あの御方は無相無性で完全円満なサット・チット・アーナンダ、これも真実だ。

あの御方は有形無形の両方であり、無性であって同時に一切性である、とヴェーダでは言っている。

どういうことか、わかるかい?

サット・チット・アーナンダは無限の大海のようなものだ。

寒さが海の水を凍らせて、いろんな形の氷が海に漂っている。

それと同じように、信仰の力がサット・チット・アーナンダの海に形ある神を見ているのだよ。

形ある神は信仰者のために現れている。

そして、智慧の太陽がのぼると氷はとけて元通りの水になる。

下も上も全部が水また水。

だからシュリーマッド・バーガヴァタにはこんな讃歌があるよーー

”主よ、御身こそ形ある神、御身こそ形なき神。

われらの前に人となりて歩きたまえど、御身こそ、言葉と心を超えたるものとヴェーダは語る”

しかしまた、ある種の信仰者たちにとっては、あの御方は永遠に変わらぬ姿をした神だ、ということも出来る。

無限の海には、決して氷がとける時のない場所もあるからね。

そこでは氷が水晶みたいになっているんだよ」

「神は有形でも無形でもある。

またその上、有形無形を超越したものだ。

あの御方はコレだ、ときめつけることはできない」

 

おお、宇宙の主よ! 

我が弱さゆえの 三つの罪科を赦したまえ

あなたは形なき御方 にもかかわらず 我 あなたの姿形を瞑想せり

あなたは言葉を超えた御方 にもかかわらず 我 あなたを讃美する歌をうたえり

あなたはすべてに遍在する御方 にもかかわらず 我 あなたを慕いて聖地を巡礼せり

(大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉 マヘンドラ・グプタ著 より) 

 

 

 

クンティーの息子よ 他の神々の信者で

真心こめて清らかな気持ちで信仰する者たちは

実はわたしを拝んでいるのである

正しい方法ではないけれどもーー

(バガヴァッド・ギーター第9章23)